男性保育士の働き方とは?給与・年収・将来性などを紹介

記事の著者:sagiri

厚生労働省の賃金構造統計基本調査によると、2017年の男性保育士は1万6,480人。一方で女性は23万6,710人。保育士全体のうち男性割合は約6.5%とかなり少なくなっています。

女性の職業という認識や、低賃金である面が男性保育士が少ない理由といえます。今でも、女児保護者のなかには、男性保育士にトイレトレーニングをされることへ抵抗を感じる人も少なくはありません。

そんな男性保育士ですが、環境整備や給与アップが影響し、5年前と比べると数は1.5倍にもなっています。今回は徐々に増えてつつある男性保育士について説明をしていきます。

男性保育士がいることで得られるメリット

子どもとの遊び、お遊戯会の準備、教室の模様替えなどは男性保育士がいるだけでとても楽になります。ダイナミックな高い高いや、外遊びは子どもたちに大人気です。また絵を張り替えたり、大道具を運んだりする、女性だけでは大変な力仕事も、男性保育士がいれば、お願いをすることができます。

ほかにも、女性特有の職場で、陰口やいじめが多いと言われる保育士も、男性が1人いるだけで抑制になります。

男性保育士が抱える不安

保育士の給与は、他の職種と比べ少ないです。この収入の少なさが、男性保育士が抱える1番の不安です。厚生労働省の平成25年調査によると、平均年収は約310万円でした。月収は約21万円。

男女差でいうと、男性の方が5~10%多い傾向にあります。これは男性の方が女性に比べて長く働いたり、役職につくことが多かったりする傾向があることが影響しています。

国税庁が2017年に実施した、「民間給与実態統計調査結果」によると、日本人の平均年収は432万円。女性よりは多い傾向にあるとはいっても、全職種の平均から比べると少ないと言わざるを得ません。

女性も同じように収入の少なさに不満を持っていると思いますが、男性は女性に比べて家庭を養う確率が高くなります。ある程度の収入がないと結婚や子育てに影響が出てきてしまうため、不安に感じる人が多いでしょう。

男性保育士が給与をアップするためにできること

高給与で男性保育士として働いていきたい場合、1番の方法は公立保育園に就職することです。公立では公務員となるので、ボーナスも昇給もあり、安定した収入を得ることができます。公立保育園の平均年収は530万円~570万円程度。私立保育士よりも年間200万円程度高い金額になります。

もう1つは、幼児体育等の専門的知識や、大型バスの免許などのスキルを身に着けることです。体操指導の先生やバス運転手を雇用する代わりに、保育士がその仕事を兼務できると、園としては助かります。そのため手当てが支給されることが多く、給与がアップする可能性が高いです。

男性保育士が結婚できない理由とは?

年収の低さと、激務のイメージが強く仕事が長続きするのか不安という2点が婚期を逃してしまっている原因になっているようです。

薄給であることや激務であることは有名になってしまっているので、「男性保育士と結婚したい」と考える人は少ないのでしょう。しかし保育士は女性社会です。出会いは多いはずなので、仕事への理解が深い人を見つければ、結婚できないことはないでしょう。

男性保育士の将来的なキャリア

男性保育士であっても、女性保育士であっても、目指すべき最終目標は園長になることでしょう。

園長になると役職手当があり、収入面では安定します。また園長になる前に、7年以上の経験がある管理職的なポジションである主任保育士を目指しましょう。主任保育士になれば毎月4万円の手当が支給されます。

そして3年以上の経験がある保育士は、乳児保育、幼児教育、障害児保育、食育アレルギー対応、保健衛生・安全対策、保護者支援・子育て支援などの6分野から職務分野別リーダーになることができる制度が、平成29年度から開始されています。

都道府県で実施される研修を受ければ、職務分野別リーダーになることができます。毎月5,000円の手当がもらえます。このように地道にキャリアを積んで、役職をもらっていくことが、一般的な将来的なキャリアになるでしょう。

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