保育士の勤務時間はどのくらい?調査の結果では、日本人労働者の平均的な数字

記事の著者:sagiri

保育士のイメージとして思い浮かべることの1つに、長時間労働で、残業・持ち帰り残業が多いことを思い浮かべる人もいるでしょう。実際に現在では、保育園・保育士の数が足りておらず、待機児童数が多いことも事実です。

そんな保育士ですが、実際の勤務時間はどの程度なのでしょうか?また何が、保育士の負担になっているのか紹介していきます。

保育士の勤務時間は長い?

2017年6月に発表されている全国保育協議会の調査によると、正規保育職員の週当たりの実質時間は「週40時間~50時間未満」と答えた人が55.3%。「週30時間~40時間未満」と回答したのは40.4%となっています。両者の合計で9割以上を占めていることから、多くの保育士が、週30時間~50時間未満で働いているようです。

また週60時間以上働いている人は0.2%となっています。

1番回答数が多かった「週40時間~50時間未満」の場合、1日あたり8時間~9時間の勤務をしていることになります。所定の8時間勤務で帰宅しているか、残業を1時間程度していることになります。

日本労働組合連合会の調査によると、日本の労働者の1日当たりの平均労働時間は8.9時間といわれているので、この調査を見る限り平均的な勤務時間といえます。

しかし中には週60時間以上働いている保育士もいます。この人たちは週5日勤務と考えると、所定の8時間にプラスで毎日4時間も残業していることになります。9時出社をした場合、退社するのは休憩も含めると22時~23時などになっているのでしょう。この生活を毎日続けるのは、体が持たなくなることが予想されます。

また保育園の中には、残業を少なく見せるために、時間になったらタイムカードを切らせているブラックな園もあるのかもしれません。

保育士の勤務時間が長くなる原因とは?

上記で保育士の勤務時間は平均的であると紹介をしました。

しかし一般職とは、業務内容も働き方も異なる保育士であるからこそ、勤務時間が長くなってしまうこともあるのです。保育士の勤務時間が長くなる原因には、何があげられるのでしょうか?

シフト制勤務であるからこそ、帰りにくいこともある

一般的に保育園で子どもを預かる時間は朝7時から夜7時の12時間程です。最近では24時間保育をおこなう園も増えてきました。

基本的に保育士は8時間勤務になるため、シフト制で勤務をおこなっている園が多いです。そして一般的には、下記のような3交代制を導入されています。

  • 早番:7:00~16:00
  • 中番:9:00~18:00
  • 遅番:11:00~20:00

毎日、中番担当であれば問題はありませんが、遅番の次の日が早番になることもあります。そのため生活リズムが崩れやすく、体調が悪くなってしまう保育士もいます。

また自分の勤務時間が終われば帰っていいのですが、忙しい時間やトラブルが起きたりすると、勤務終了しているにも関わらず「帰りにくい」と感じる保育士も多くいます。基本的に保育士のマインド的に「手助けしてあげたい」「サポートしたい」という心優しい人が多いので、「残業して1時間経ってしまった」などといったことが発生しやすいのです。

延長保育では、保護者を待たなくてはいけないことも

多くの保育園では、延長保育が導入されています。この延長保育とは、あらかじめ子どもを預ける予定だった時間に、延長して預けることができる制度のことを指します。仕事の都合などで延長保育を利用する人が多いです。

基本的には延長保育になる場合は、早い段階で園に連絡をする必要があります。そしてその時間内にお迎えに来なくてはいけません。しかし延長保育の連絡をしてこなかったり、お迎えに遅れて来る保護者は少なくありません。

保護者が迎えに来なければ保育士は、ずっと子どものお世話をする必要があり、園を閉めたり、他の業務をおこなうことができません。結果、勤務時間が伸びてしまうこともあるのです。

ライフスタイルの多様性によって、保育園は柔軟な対応が求められている

最近では、土曜保育をおこなっている保育園や、上記でも触れた24時間保育を実施している保育園もあります。これは保護者のライフスタイルの多様性に合わせ、保育園も取り組みを変えていている1つの例です。

そして、土曜日勤務・夜勤は基本的にはシフト制です。そのため、夜勤や土曜勤務がある週は1日の勤務時間が短くなっていたり、平日にお休みがもらえることになります。しかし人手が足りない保育園では、園が空いている時間が長くなることにより、シフト回数や勤務時間数が増えてしまう可能性もあります。

また今後365日24時間空いている保育園が出てくる可能性もあります。利用者にとっては嬉しい話ではありますが、保育士にとっては勤務時間数が増え、働く負担になり得る問題といえます。

保育士の残業はどれくらいあるの?

厚生労働省が公表する保育士の残業時間は1か月で4時間程です。これは日に計算すると、1日10分ちょっとということになります。ただしこの数字は、あくまでも申請がおこなわれている数字。

実際の口コミを見てみると、残業40時間、60時間している保育士もいます。また上記で紹介した全国保育協議会の調査の結果を元に考えると、多くの保育士が20時間程度残業をしていることになります。

いわゆるサービス残業をしている保育士はかなりの数いるのでしょう。保育園としても、新しい保育士の確保は必須業務であり、数字面はなるべくいい評価をしてもらえるよう、サービス残業を推奨しているブラックな園もあるのかもしれません。

今の職場に耐えられない場合は?

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