モンスターペアレントの特徴と保育園の対処法は?相手のペースに呑まれず冷静になろう

記事の著者:sagiri

ベネッセが2011年におこなった調査で、9割の保護者が「最近、モンスターペアレントが増えたと思う」と回答をしています。

そして「知っている範囲で、モンスターペアレントだと思う特定の人はいますか?」という質問では32.1%の人が「1人以上いる」と答える結果になりました。このように、モンスターペアレントの存在は最近になって急速に知られはじめました。

しかし一方で、自分がモンスターペアレントなんではないかと不安に感じる保護者は45.4%と、教育機関への対応に悩んでいる人がいるのも事実としてあります。

そこで今回は、モンスターペアレントの特徴と保育園の対処法を紹介します。モンスターペアレントは厄介な存在ではあります。ただしモンスターペアレントとはいえ、園として何も対応をおこなわないという判断は間違っているのかもしれません。

モンスターペアレントの特徴

モンスターペアレント(モンスターペアレンツ)とは、自己中心的かつ理不尽な要求をする保護者を指します。

同調査では、下記のようなケースをモンスターペアレントとして挙げています。

  • 食費・教材費を払えるのに払わない
  • 行事の役割・配役・出場競技にリクエストがある
  • クラス編成についてリクエストをする
  • 子どもに対する指導について反発・反論する
  • 子ども同士の喧嘩やいざこざに介入する

このようなケースをモンスターペアレントと思う人は9割~7割に登っています。真っ当な指導に対し、子どもが傷つけられたと、反発や反論することに対しては多くの人がモンスターペアレント認定をしていているようです。

正当な理由もなく文句を言ってくるような保護者は、モンスターペアレントと思っていいでしょう。

モンスターペアレントに対する保育園の対処法とは?

モンスターペアレントとうまくやっていくには、その人たちに合わせたコミュニケーション能力が必要です。保育園側が、その行動に対し反発しても、火に油を注ぐだけになってしまいます。

それでは、モンスターペアレントに対する保育園の対処法とは、どのようなものが正解なのでしょうか?

誠意のある態度を貫く

相手がどんなに理不尽な要求を出していたとしても、同じように怒ってしまっては、相手の機嫌を損ね、要求をエスカレートさせる心配があります。

建設的な話し合いをするためにも、冷静な気持ちで誠心誠意対応にあたりましょう。相手の話を遮ったり、反論したりすることは避け、まずは相手の話を一度最後まで聞きましょう。

その上で「なぜそのようなことを思ってしまったのか?」「今後どう対処していって欲しいのか」などについて、感情的にならず誠意をもって冷静に対応していきましょう。

決して1人では対応しない

モンスターペアレントの対応は、基本的に園全体の問題として園長や主任・先輩とチームで対応します。

1人で対応してしまうと、ストレスを抱え込んで、保育士自身が鬱になるなど悪影響が出ます。また複数人で話し合いを持つことで事実と異なることを訴えられた場合、その証明ができます。

対応が人によってちぐはぐだと、相手の不快感を助長させることに繋がるので、職員間でよく連携して、対応に統一性を持たせる意識が必要です。

相手のペースに巻き込まれない

相手は怒りで冷静な判断を失っている場合が多いため、そのまま議論を始めず、まずはクールダウンさせるよう配慮しましょう。

立ったまま話し始めず、必ず場を改めて、座った状態で落ち着いて話し合いましょう。話し合いでは、謝罪よりも客観的事実の確認を優先させます。

たとえば、「他の子に自分の子がケガさせられた」という場合、ただ謝罪するのではなく、しっかりと事実関係を調べる旨を保護者に伝え、心配をかけたことについてのみ謝りましょう。詳細が曖昧なままでの謝罪はトラブルを増やすタネになってしまいます。

専門家の助けを借りる

上記のような対応を心がけても、事態が収束せず、むしろ悪化するようであれば、カウンセリングの専門家や弁護士の助言を受けることも対応の1つです。

不当な要求の裏には、子育てのストレスで精神的に追い詰められている場合や家庭内で他に問題を抱えている場合も少なからず存在します。

そういった場合、その保護者自身の救済も視野に入れ、対応にあたる必要があります。保護者の精神的な安定はその子どもが健全に成長する上で必要不可欠であるからです。

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