保育園でいじめが起きてるときの、保育士の対処法。頭ごなしに叱るのはNG

記事の著者:sagiri

保育園には、0歳~5歳までの子どもが入園しています。そんな小さな子どもたちの間でも喧嘩がないわけではありません。仲間はずれや、おもちゃを貸さない、悪口を言われる、ぶたれるなどのいじめ被害を受けたことがある子はかなり多くいるようです。

5年間と長くいる保育園、親としても、長い時間預ける場合には心配に感じることも多いでしょう。しかし、まだ子どもも善悪がわからない場合もあり、保育士としても対応が難しい部分があるのが正直なところ。

しかしもしいじめが起きているのであれば、今うちに子どもに教育をしてあげる必要があります。保育園でいじめが起きてるとき、保育士はどのように行動するのがベストなのでしょうか?

保育園で引き起こるいじめとは?

「○○ちゃんは来ないで」と、仲間外れにするようないじめは、心の傷を負ってしまうこともあります。また、「〇〇ちゃん太ってるよね」「チビのくせに」など、あまり深く考えずいってしまうような子どももいます。

このようないじめが発生するのは大人が原因になっていることが多いです。

たとえば「トイレでおしっこできないのは赤ちゃんだよ」と母親が声をかけることで「〇〇ちゃんは赤ちゃんだから一緒に遊ばない」と言ってしまうようなこともあります。

大人同士の会話を聞いていた子どもが「〇〇ちゃんは△△だから嫌」と本人に言ってしまうことも。子どもはちゃんと聞いています。大人の些細な言葉がいじめに繋がることがあるのです。普段から使う言葉を気をつけなくてはいけません。

善悪がついていない場合も

保育園でいじめをしてしまう子どもは「いじめてやろう」と思っていじめているわけではありません。悪気なく相手が傷つくような言葉を言ってしまっている可能性もあります。

善悪がつくのは個人差もありますが、2歳にもなれば何が悪くて何かいいことかの区別は付くはずですが、2歳未満だと、自分の気持ちをうまく伝えられないこともあるでしょう。

そのため一方的にいじめている子を叱りつけるわけにもいかず、保育士としてはなんとも難しい問題ではあります。しかし善悪について理解ができている子であれば、しっかり教えてあげることが大切です。なぜそのようなことをしてはいけないのか、詳しく説明をしてあげましょう。

またもし善悪について理解ができていない子であっても、おもちゃを取ったりした場合は、先に使っていた子に返してあげるべきです。叱りつけても仕方がありませんが、ほかのおもちゃで気を逸らさせるなど、うまく対応をしていくべきといえます。

保育士がするべき、子どもたちへの対応方法

もしいじめの現場に遭遇したら、まずは両者の話をしっかり聞いてあげましょう。頭ごなしに守ったり、叱ったりするのはNG。その場だけはうまく収まっても、根本的な解決にはならないからです。

そのため、どうしてこのような事態になっているのか聞いてあげることが大切です。

いじめている子には、しっかり謝らせましょう

まずはいじめてしまった理由を聞きましょう。怒鳴りつけたりしてはいけません。次に、それは良い事だったのか、悪いことだったのか、本人に考えさせます。

本人が悪いことだと納得したら、いじめてしまっていた子に謝らせましょう。悪い事をしたら謝るのは基本です。ここで大切なのは、ただ謝るのではなく「なぜ謝らないといけないのか」ということを考えさせ、ちゃんと理解したうえで謝らせることです。

ここが本人にきちんと伝われば、いいことなのか、ダメなことなのかを、自分で考えて行動できるようになっていきます。

いじめられる子には、優しく共感をしてあげよう

まずはいじめている子に謝ってもらいましょう。そして、いじめられてしまった子にはきちんと許させましょう。そこで仲直りができないと、喧嘩やいじめが激化することがあるので注意が必要です。

そして、いじめられる子が悩んでいるような様子や、いじめがあまりにもひどかった場合には、2人になって話をすることが大切です。

「〇〇ができないから一緒に遊びたくない」という理由で意地悪をされていたとしたら、まずは「辛かったね」と共感してあげましょう。そして「〇〇ができるように一緒に練習しよう」と、いじめられている原因である部分を改善できるように働きかけましょう。

できなかったことができるようになることで、その子の自信にも繋がります。

保育士がするべき、保護者たちへの対応方法

対応するべきなのは子どもたちだけではありません。保護者たちへの対応も非常に重要になってきます。

いじめている子の保護者にも、事実を伝えよう

子どもがいじめてしまったことは保護者に伝えることも大切です。保護者にも事実を知ってもらい、子どもの話を聞いてもらいましょう。保護者に気持ちを受け入れてもらうことにより、子どもの心が安定し、いじめが改善されることもあります。

ただしあまり深刻に話すのはタブーです。保護者同士の関係も考え、場合によっては相手の子どもの名前は伏せてもいいかもしれません。「もう仲直りしたので大丈夫だとは思いますが、念のためご報告しておきます」程度の伝え方でいいでしょう。

ただしその後もいじめの改善が見られない場合や、あまりにも暴力的な行動を取る場合には、園長などに相談をし、その後の対応を考えるようにしましょう。

いじめられている子の保護者には、サポートしてもらえるよう話をしよう

悲しかったことや、辛かったことを親に、なかなか話せない子どももいます。また心の傷は両親や家族がフォローしてあげることが非常に大切です。

トラブルがあった日は、今日の出来事を保護者へ話しましょう。そして理由も話したうえで「いじめられてしまった原因の部分をこんな風に改善しようと、本人と決めました」と対策も伝えるといいです。

そして今回の件に関して保育園側も一生懸命全力でサポートするので、お家でも優しくしてあげてくださいなど、ご両親に伝えることが大切。

そしてこの話はなるべく子どもには聞かれないほうがいいです。子どもに深刻な話だと思われるべきではないので、コソッと話をするようにしましょう。

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