保育士も失業保険をもらえる?働く意志があれば、基本的には支給される

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厚生労働省の調査データによると、2013年の保育士離職者は3万3,000人。これは、保育士全体のうち10.3%が毎年離職していることになります。離職率は、公立の保育所で7.1%、私立の保育所で12.0%となっています。

人間関係の問題、低賃金であること、長時間労働などによって、保育士を辞める人は少なくないのです。実際保育士は、過酷な職業として認知されてしまっています。

保育士にはなりたいけど、今後のキャリアに不安を感じている人も少なからずいるでしょう。ジョブチェンジするにしても、他園に移るにしても、大切になることの1つに失業保険があります。

保育士は給与が安いことで有名になっていますが、失業保険はもらえるのでしょうか?

保育士も失業保険をもらえる?

失業保険とは、次の仕事が見つかるまでの間、国から失業手当が給付されるというしくみの保険です。

退職者全員が失業保険を受け取れないのと同様、保育士も、全員が失業保険を貰えるわけではありません。失業保険をもらう為には、一定の条件を満たしている必要があります。

失業保険をもらえる条件とは?

  • 本人に就職する意思と能力がある
  • 積極的に就職活動をおこなっている
  • 離職日以前の2年間に被保険者期間(おもに、雇用者として働いてきた期間を指す)が12カ月以上ある

この3点が全て揃っていなければ、たとえ失業しても失業保険はもらえません。失業者雇用保険では、働きたいけど就職活動をしても就職ができない人のために、保険給付し、職探しのサポートをおこなうというものになっています。

要は働く意思があるかが、重要になる

失業保険がもらえる条件を満たせば「会社都合での退職」はもちろんのこと、「自己都合の自主退職」でも失業保険がもらえます。

ただし、退職後に就職活動を継続しないと失業保険がもらえない点に要注意です。その手順を次で詳しく説明します。

保育士が、失業保険をもらうまでの手順は?

失業保険を貰うためには、最寄りのハローワークで手続きをおこなう必要があります。その際には、次の6点を持参する必要があるので用意しましょう。

  • 雇用保険被保険者離職票
  • 印鑑
  • 写真2枚(縦3cm×横2.5cm)
  • 普通預金通帳
  • マイナンバー確認証明書
  • 本人確認証明書

これらをハローワークに持参し、手続きをしたあと、1~3週間後におこなわれる「雇用保険受給説明会」に出席しなくてはいけません。

説明会のさい「雇用保険受給資格者証」「失業認定申告書」「求職活動計画書」が交付され、「求職活動計画書」に沿った求職活動(いわゆる就職活動)をしていきます。

4週間に1度は「就職活動を継続しているが失業中である」ことを確認するため書類申請と面談がおこなわれ、ここで失業中と認定されれば約4~7日後に指定した口座に失業保険が振り込まれます。

その後も同じサイクルで、失業認定を受ける手続き(就職活動)をおこなっていきます。

保育士が、失業保険でもらえる金額

失業保険の給付額は、退職する前の6カ月間の賃金を基に算出されます。残業代・役職手当・税金などを含めた給与で計算されますが、ボーナスは除れます。

保育士の場合、平均月収は21万円といわれているため、だいたい1日の給付金は5,000円~6,000円程度になるでしょう。計算はハローワークでおこなってもらえるため自分でする必要はありません。

保育士が、失業保険をもらうときの注意点

会社都合の場合は、給付制限がなく失業保険が給付されます。一方、自主退職であれば3ヵ月間の給付制限があり、この間は失業保険が給付されないことになります。

そのため自主退職の場合、「失業保険があるから退職しても大丈夫」と安心するのは早計です。自主退職であれば、生活が困らない程度のお金は工面しておく必要がります。

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