保育士として、障害児やその疑いがある子どもと関わる方法とは?

記事の著者:757836

100人のうち6人が発達障害と診断される現代、保育現場で発達障害など障害を持つ子どもがいることは珍しいことではありません。

そして障害児である場合は特別な配慮をしなくてはいけないこともあります。

障害児とのコミュニケーションは困難を極める場合もあり、心身ともに疲れてしまう保育士もいます。また子どもと長く関わる保育士だからこそ、障害の疑いを感じることができる場面もあります。

保育士として、障害児やその疑いがある子どもとはどのように関わるべきなのでしょうか?

児童の障害の種類と特徴

障害と言っても種類は多岐に渡り、日常生活を無理なく過ごせる軽度のものから、1人では動くことも難しい重度なものも存在します。

実際に保育士として働く場合、向き合うことになる障害とは、どのようなものがあるのでしょうか?

身体障害

身体の部位に障害が現れるのが、身体障害です。下記のように細かく分類されています。

  • 視覚障害
  • 聴覚障害・平衡機能障害
  • 音声・言語障害(咀嚼障害を含む)
  • 肢体不自由
  • 心臓・腎臓・呼吸器・膀胱・大腸・小腸・免疫等の内部障害

外見にそのまま現れるので一目で分かりますが、それだけに特別な配慮が必要となる障害といえます。

知的障害

記憶・判断といった部分で、機能の遅れが生じるのが知的障害。健常者と比べたとき、年齢に対して知能が追い付いていない、それによって日常生活に支障をきたす場合があると認定されると、障害児とされます。

都道府県の知事が発行している、知的障害者が補助を受けるための療育手帳を受け取ることになります。

精神障害

外因性・内因性・心因性、いずれかにより発症する精神疾患を精神障害と呼びます。事故などが原因で失語・記憶障害となることもあり、一見しただけではなかなか判別の難しい障害です。

発達障害

知的障害と近しい部分もありますが、脳の障害により引き起こされるのが発達障害です。自閉スペクトラム症・アスペルガー症候群などがこれにあたり、小さい子どもにも多く見られます。

知的障害はないが、強い衝動性を持ったり集中力が続かないなど、外見では判断が難しい障害です。

保育士として、障害児へ関わる方法とは?

一般保育園であれば、重度の障害児を受け持つことは少ないでしょう。重度障害を持つ子どもは、専門の保育園や、専用施設へ通うことが一般的だからです。

しかし一般保育園であっても、障害児が入園する場合もあります。軽度の身体障害・知的障害を持つ子ども、外見では分からない発達障害・精神障害を持つ子どもを受け持つ可能性は十分にあります。

外見で分かる障害を持つ子どもなら、助けになるようサポートをしなくてはいけません。

人付き合いが苦手な子・じっと座るのが苦手な子・色に強いこだわりを示す子など、まずは観察をして、その子の個性、障害を理解してあげることが大切です。

理解したうえで接してあげることで、1人ひとりの存在をしっかりと受け止められるでしょう。

接し方に困ったら、周りに相談を

障害児の子どもは、善悪の判断がつかないこともあります。言うことを聞いてくれないだけではなく、周囲の子どもに噛み付いたり、物を投げてしまったりすることも。

障害児は叱っても理解してくれないことも多く、どう接すればいいのか悩む保育士は少なくないです。

もし困ってしまったら周りの保育士や園長に相談しましょう。担任保育士だけでは、対処しきれない場合は非常に多いです。園全体で、試行錯誤しながら取り組んでいくことが大切といえます。

障害らしき症状が見られる子ども・保護者への対応

既に障害を持っていることが判明している子どもなら、知識や多少の気の配りで、接し方も上手くなるはず。しかし問題となるのは「疑い」段階の子どもです。そうした子どもは保護者自身も、まだ障害に気付いていないというケースが多いです。

そういった場合は、子ども・保護者と信頼関係を築くことが重要。そのうえで「障害の疑いがある」とは言わず、日々起きていることを保護者に丁寧に伝えることが大切でしょう。

保護者との関係性が構築できていれば、大きな問題が起きる前に、親御さんから相談をしてもらえるはずです。

園として、全力で子育てのサポートをおこなうことを保護者に伝え、お母さんの不安を少しでも軽減してあげられるように努めましょう。

編集部オススメ!保育士のための転職サイト

複数のサイトに登録することで、より好条件・高年収など魅力的なオファーを受けることが出来ます。