保育士の休憩時間は少ない:4人に1人は15分以下というデータも

記事の著者:757836

長時間労働・低賃金など、労働問題が多く問題視される保育士。それは休憩時間の短さも例外ではありません。

早食いは職業病と言われるほど、保育士は忙しい日々を送っています。今回は、保育士の休憩時間について紹介をしていきます。

保育士の休憩時間はどのくらい?

正規保育士の場合、基本的には実働8時間に対して1時間の休憩が定められています。これは保育士に限らず、一般的な労働者であれば労働基準法によって同じだけの休憩を取る権利が保障されています。

しかし実際は、休憩時間を取れていない保育士も多数いるのが現実です。厚生労働省がおこなった「保育所の運営管理に関する調査研究」によると、「休憩時間は規定どおりとれているか?」という質問に対し、50%が「規定通り取れている」、41%が「規定通り取れていない」、10%が「未回答」としています。

つまり「休憩時間をきちんと取れている」と自覚している保育士は全体の半数で、残りの半数は規定の休憩時間を取れていないと感じていることになります。

また、休憩できる時間に関しての質問では、57%が「20~30分またはそれ以上」、24%が「15分以内」と回答しました。4人に1人は15分以下の休憩時間となっていることが分かります。

保育士は、どのタイミングで休憩をとっている?

保育士が休憩を取るタイミングは、午睡のときです。午睡とは子ども達のお昼寝時間のこと。だいたい13時~15時の間は、子ども達のお昼寝時間になるため、その間に保育士も休憩を取るようになっています。

ただし子どもが眠っている間も、体調チェックや、見守りが必要。そのため、見守りをしながら交代で休憩を取っています。

休憩時間でも休めないのが実情

休憩時間は、必ずしっかりと休めるとは限りません。一般企業などであれば、ゆっくりと昼食を取ったり、人によっては仮眠をしたりすることもあるでしょう。しかし保育業界では、ゆっくり休憩できないこともあります。

まず、多くの保育士は休憩時間に連絡帳記入など事務作業をおこなっています。休憩時間とは言え、「子どものお世話以外の作業をおこなう時間」になっているのが現状。事務仕事が終わらなければ残業することになってしまうので、この間に少しでも仕事を進めておきたいと考えている保育士は多いです。

また、お昼寝時間も、子どもが寝ているからと油断できません。自治体や省庁は、0歳児は5分ごと、1歳児は10分の睡眠チェックを推奨しています。うつ伏せになっていたら仰向けに直し、寝息を立てて寝ているのかチェックをします。

睡眠チェック以外にも、寝てくれない子どもや発熱した子どもへの対応など、実際には子供の世話も続行しているため、実質的にはほとんど休憩としての体をなしていません。

しっかり休憩が取れる保育園の見極め方法

「多忙だから」「保育園の方針だから」など、休憩時間の確保が難しいのは事実です。しかし労働基準法で定められている通り、休憩は必須。きちんと休憩をしないと、疲労で、注意散漫になり、子どもケガなどに繋がる場合もあります。

休憩時間をしっかり取るのに必要不可欠となるのは、保育園の協力。どんな保育園であれば、しっかり休憩が取れるのでしょうか?

公立保育園のほうが、人材に余裕がある場合が多い

保育園には、公立・私立の2種類があります。公立のほうが予算が充てられるので、人手不足に陥りにくいという面があります。一方私立は予算に余裕がなく、人手不足に陥りやすいという傾向があります。

そのため私立はその日運営するのに、いっぱいいっぱいの人手しかいない場合も。公立保育園のほうが、時間に余裕を持って休憩できる可能性が高いでしょう。

保育士同士の連携力

保育士は休憩を順番に取ります。午睡中は一人の保育士が2クラス分の子どもの様子をチェックしてその間に残りの保育士が休憩をするのですが、ここの連携がスムーズでないと、それぞれがが各自の園児の面倒を見ることになるので、その間に昼寝時間が終わってしまいます。

上下関係にとらわれずに、臨機応変に対応できる園の方が休憩を取りやすいでしょう。

あまりにも休めない場合は、転職の検討を

あまりにも職場の労働環境がおかしい場合は、転職を考えてもいいでしょう。せっかく保育士になったのに、体を壊して働けなくなってしまっては元も子もありません。

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