心療内科で働く看護師の業務内容と転職方法は?患者対応に精神的プレッシャーを感じることも

記事の著者:2541300

心療内科を受診する患者は、こころの不調による身体症状に悩んでいることから、患者がリラックスできるようにと待合室のインテリアに気を配るクリニックも多く、看護師にとっても落ち着いて働ける環境となっています。

また心療内科は、患者の症状が急変するようなことがなく残業の少ない診療科であり、基本的に病棟勤務がないため夜勤もありません。

そんな心療内科で働く看護師の仕事内容・給与・休暇を含め、やりがいなどについて紹介していきます。

心療内科看護師の仕事と給与

心療内科は主に、心因性の身体不調を抱える患者が受診する診療科。簡単にいえば、心理的なストレスを原因とする疾患を専門的に取り扱う診療科であり、治療方法もカウンセリングや薬の投与が主となります。軽度のうつ症状など、精神科領域の患者が受診する場合もあります。

心療内科での診察介助については、医療機関によって異なります。看護師が診察に立ち会う所もあれば、医師と患者のみで診察・カウンセリングをおこなう病院もあります。

心療内科の治療は、行動療法・薬物療法の2本立てでおこなわれることが多く、心療内科の看護師は治療法の説明だけでなく、処方薬の効果・服用時の注意点についても患者に説明します。症状をうまく説明できない患者や不安定な精神状態に陥っている患者のために、問診票の記入を手伝うこともあります。

注射や点滴などの処置をする場面はほとんどありませんが、患者の心の問題に配意した看護が求められることになります。

心療内科で働く看護師の基本給は、他診療科の看護師とほぼ変わりませんが、夜勤がないため病棟勤務の看護師に比べて手取り額は低めです。しかしクリニックによっては月給30万など高給待遇の病院もあります。

心療内科看護師のやりがい

こころの不調を抱える患者にとって、心療内科は精神科を受診するよりもハードルが低いと言われていますが、心療内科を受診するにも様々な気持ちの葛藤があり、通院していることを誰にも知られたくないと考える患者も少なくありません。

そのため心療内科の看護師は、心療内科は決して特殊な場所ではなく他診療科と同様に安全な場所なのだと納得してもらい、受診することに肯定的になってもらえるようなコミュニケーションを心がける必要があります。

また、患者自身が「今はちょっと疲れているけれど、治療すればまた元気になれるはず」と、自身の症状に前向きに向かい合えるように働きかけるコミュニケーションも、心療内科の看護師には必要です。

心療内科で働く看護師は、患者への関わり方を日々学び、治療に対するモチベーション・症状に対する態度が、前向きに作用したときに、充実感・やりがい、自身の心療内科看護師としての成長を実感できます。

心療内科看護師のメリット

働きながら知識を身に着けられる

心療内科は比較的新しい診療科目であり、働いている看護師のほとんどは、心療内科での勤務経験はなく、転職先と考えている看護師に対しても専門知識・経験は求められることは、ほとんどありません。

現代社会では、メンタルヘルスによって様々な疾患が引き起こされていますが、心の問題に向き合う治療方法については、医師も看護師も専門家が少ないのが実態です。心療内科で勤務することは、こころの不調に関する疾患・治療に興味関心があるという看護師にとっては、働きながら知識を身に着けていけるというメリットがあるでしょう。

したがって、心療内科に勤務することで専門的なスキルを得ることは、臨床心理士や心理カウンセラーなどの資格取得に繋がり、自身のキャリアアップにとても役立ちます。

身体的疾患を治療するプレッシャーがない

心療内科に転職するメリットとして、身体的疾患を治療することの精神的なストレスから解放されることがあげられます。

心療内科での治療は、カウンセリングや問診、薬の投与が中心なので、注射や点滴などの処置に携わることがほとんどありません。内科や外科の処置をおこなうことにプレッシャーを感じる方には、これがないことがメリットです。

労働環境がよい

心療内科では残業や夜間勤務はほとんどありません。セクハラや不穏患者による暴力の危険にさらされるおそれも、他の科と比べると少ないです。

労働環境は比較的ホワイトと考えてよいでしょう。

心療内科看護師のデメリット

精神疾患のある患者に向き合うプレッシャーがある

心療内科で働く看護師のデメリットとして、精神状態が不安定な患者の対応の難しさが挙げられます。

心療内科はこころの不調による身体機能不全を訴える患者だけでなく、こころの不調が顕著な精神科領域の患者も受診します。

そのため、過度の不安からスムーズな会話が難しかったり、些細なことに過敏に反応したりする患者に対して、看護師のほうが精神的なプレッシャーを感じてしまうこともあります。

患者の精神状態に影響を受けやすい看護師にとっては、心療内科の患者対応はデメリットとなることもあります。

知識やスキルが偏ってしまう

心療内科に転職するデメリットは、一般的な看護師としての知識やスキルが習得しづらいことです。

このデメリットはメリットと表裏一体の関係になっていますが、注射や点滴といった処置を行う機会が少ないため、一般の看護師としてのスキルの低下は否めません。

したがって、将来において働くことができる診療科の範囲が狭くなってしまいます。

看護師としてのモチベーション維持が難しい

また、看護の実感がわかないこともデメリットとしてあげられます。心療内科で扱う病気は一般の内科とは異なり、心の問題に起因しているため、症状の改善は一進一退であり長期間にわたります。

そのため看護師としての力不足を感じることも少なくないのです。こういった理由から、モチベーションを維持することに苦労する看護師も少なくありません。

心療内科に転職すべき人とは

心療内科に興味はあるけど、果たして自分が心療内科に転職すべきかどうかわからないという人もいるでしょう。

ここでは、どのような人が内科から診療内科に転職すべきなのかを紹介していきます。

患者さんの心の問題に真摯に向き合える人

心療内科に転職をすべき人は、メンタルヘルスなど心の問題に起因した疾患の治療に対して、興味を抱き真摯に向き合える人です。

昨今報じられているストレス社会の現状から、今後もメンタルヘルスや心の問題による疾患は増加の一途を辿ることが予想されています。

当然、心療内科にかかる期待も大きくなるでしょう。したがって、心療内科の分野において前向きで志の高い人でなければなりません。

忍耐強く患者さんと接することができる人

また、忍耐強く長期間にわたって患者と向き合える人も転職に向きます。

心療内科は、時間の流れが一般の病院よりも長く感じることも少なくありません。その中で、患者と同じ視点で向き合いじっくりと看護する覚悟が、心療内科への転職には必要不可欠です。

心療内科に転職する方法

では、実際に心療内科に転職するとしたらどのような方法があるのでしょうか。

勤務している病院から紹介してもらう

内科から心療内科に転職する方法として最初に考えられるのは、現在勤務している病院から紹介してもらうことです。

この場合、送り出す病院としては看護師が1名欠員となることから、大きな決断が必要になります。そのため、いきなり転職したいと申し出ても、受け入れられない場合もあるでしょう。

勤務している病院から紹介してもらうには、自分が心療内科に転職したい理由を明確にしてお願いすることがポイントです。

転職サイトで求人をチェックをしてみる

心療内科に転職する場合、おすすめの転職サイトは、マイナビ看護師です。

マイナビ看護師では、医療機関ごとに担当者がいるため、求人情報をいち早くキャッチアップできます。採用状況や、職場体制の把握、欲しい人材についての理解が深いため、転職後のギャップや、内定がもらえないといったことが起こりにくいです。

また株式会社マイナビでは、マイナビ看護師以外にも、マイナビDOCTOR・マイナビ薬剤師・マイナビコメディカルといった医療特化の求人サイトを運営しているため、医療業界の転職支援には、豊富な知識・実績はあります。

あなた専用のプロのアドバイザーが、理想の条件だけでなく、特性を見抜いてぴったりの職場を紹介してくれます。履歴書添削や面接対策もおこなってくれるため、はじめて転職をおこなう人も安心して活用できます。

登録から転職まで、すべて無料なのでまずは気軽に登録してみるのがいいでしょう。

マイナビ看護師に登録する(無料)

編集部オススメ!看護師のための転職サイト

人手不足の看護師業界。複数のサイトに登録することで、より好条件・高年収など魅力的なオファーを受けることが出来ます。