大切に育てたい!保育士の数だけ存在する「保育観」とは?

記事の著者:saitotakuma

保育士を志しているあなた、そして現在も保育士として働いているあなた。「保育観」をご存知ですか?保育観とは、あなたの受け持つ子供にはどんな姿に成長して欲しいと思うか、その成長の為に自分はどうあるべきなのかという考え方です。

ですが保育士10年目のベテランな保育士でも、未だに保育観が固まらない人も珍しくはありません。今回はまだ保育観が固まらない人へ、他の保育士がどんな保育観を持っているのかを紹介していきます。

家庭と同じ安心できる環境を提供したい

保育園は早い所では朝の6時から、遅いと19時までの延長保育を受け付けてくれます。また、夜勤のある家庭向けに、24時間預かりの保育園も近年増えています。

そんな中で、長い子どもは一日の大半を親と離れて保育園で過ごす事となります。そんな子どもに寂しさを感じさせる事なく、家庭同様に安心して過ごせる環境を提供したいという保育観です。

その為に保育士は子どもが何を求めているのかを常に考え、子どもが出しているサインに気付き、しっかりと「見守っているよ。」というメッセージが子どもに伝わるように努力してほしいですね。

子どもの可能性を引き出したい

子どもは沢山の可能性を持った尊い存在です。しかし、実際に自分に何が適しているのか、どんな可能性を持っているのかにはまだまだ気付くには難しい年齢です。

そこで、保育士の私達が日常生活の中で子ども達の特技や可能性を見つけ出し、可能な限り課業の時間に伸ばしてあげる事が求められます。

感受性豊かな子どもに育って欲しい

子どもの感受性は大人よりもずっと豊かです。感受性はやがて芸術の才能に発展したり、柔軟な思考を持つ大人へと成長させてくれますから、伸ばしたいと考えている保育士は非常に多いです。

ですから感受性を刺激する為に、保育士は様々な光景・経験を子どもに与えて感受性を磨きます。本を読んで楽しさを共有し合ったり、雨の音を聞かせてどんな音がするかを考え想像させたり、夕日を見て綺麗だと感動したり…私達にとっては当たり前の日常でも、子どもからしてみれば全て特別なものに感じられるのです。

子どもの自主性を重んじたい

子どもは大人に比べると出来ない事も多いですし、大人程簡単に物事をこなす事なんて不可能です。ですが、子どもにも「自分でしたい!」と思う気持ちはしっかりと1歳くらいから生まれています。

子どもも保育士に甘えたい時はわざと出来ない振りをして世話を焼いてもらおうとするのですが、この保育観を持つ保育士はなるべく声掛けで子どもが自主的に何でも出来るように働きかけています。

助けるのは簡単ですが、将来ずっと自分がその子の面倒を見てあげられる訳ではありませんよね。子どもが何でも自分で出来るようになるのは大切な事です。

子どもの気持ちに寄り添いたい

子どもは自分の心の内にある気持ちをなかなか大人に伝える言葉も術も持ち合わせていません。

保育士は万年人不足で一人一人にゆっくりと接する時間を作る事は難しいのが現実ですが、少しでも子どもの気持ちに寄り添い、その子の抱える不安や悩みを受け止める事を目指す保育士も多いのです。

感謝できる子どもになって欲しい

子どもは促されると素直に相手にお礼を言える素直さを持ち合わせていますが、なかなか自主的にこの言葉を口にするまでには時間がかかります。

早い子は年少(3歳)からお礼を言えるのですが、言えない子は年長(5歳)になっても言えません。そこで保育士はそんな子どもの前でどんな時にお礼を言うのか、率先して相手にお礼を言う姿を見せてお手本になりましょう。

愛情を知って欲しい

特に施設に就職した保育士にこの保育観を見る人は多いです。

親に愛されず、虐待すら受けて児相に保護され施設に送られてきた傷付いた子ども達。この子達は大人を信用していませんし、愛される事を知りません。そんな子ども達に愛情を知って欲しいと、保育士は日々子ども達と信頼関係を築く為に心を砕いています。

何でも食べられる子になって欲しい

食育の一環でもありますが、子どもは0歳から味覚の形成が始まっています。ですから0歳の離乳食から、様々な食材を食べさせて味を経験させておく事が必要です。

偏食の子どもに成長してしまうのは、この大切な時期に同じ物ばかりを食べさせてしまっているからなのです。吐き出したとしても根気強く、調理方法を変えるなどして食べさせる努力を怠らないようにしましょう。