着物・和服に関わる仕事5選。日本の伝統文化に携わることができる仕事

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着物は、平安時代から続く日本の伝統衣装であり、海外でも「kimono」として人気が高まっています。日本人の美しさ、奥ゆかしさを引き立ててくれます。現在では着物を着ることは少ないですが、成人式の晴れ着やお祭りの浴衣など、私たちの生活の要所を彩ってくれます。

そんな着物に関わる仕事には、どのようなものがあるのでしょうか。着物の制作や販売をおこなう人だけでなく、着物の着付けを行う着付け師のような仕事も存在します。今回は、日本の民族衣装、着物に関わる仕事を5つ紹介します。

呉服店スタッフ

呉服店は、着物や着物の素材となる反物を販売する店舗です。着物を扱う呉服店に勤務することで、お客さんと着物とを結びつける仕事をすることができます。

着物を販売するので、着物に関する知識が必要なのはもちろんのこと、お客さんの年齢層が高いため、言葉遣いや礼儀作法もしっかりと習得している必要があります。

高価な着物や反物が汚れないよう、掃除も念入りに行いますし、仕入れや販売に伴う事務作業、取引先の問屋などの対応といった業務があります。また営業のために外回りに出ることもあります。

呉服店で働くのに取るとよい資格として、全日本きものコンサルタント協会が実施する「着物コンサルタント」という資格があります。取得には着物の着付け経験が2年以上必要です。

平均年収は300~400万円ほどとなります。店舗営業の場合は始業8:00~9:00、終業17:00~18:00の店舗が多いです。お客さんとのやり取りによって多少残業が発生することがあります。デパートなどのテナントの場合は、デパートの営業時間に準じます。

呉服店で働くメリットは、まず着物に関する専門知識がつくことです。お客さんの希望に添えるよう、様々なことを話し合いながら理想の一着を選んでいきます。

着物は大変高価なので、普通の洋服のようにすぐに買うというわけにはいきません。成約まで何か月もかかることもあります。その分、話し合いを重ねた後、成約に至った時には大きなやりがいを感じることができます。

呉服屋スタッフに向いている人は、コミュニケーションをしっかりとれる人、粘り強い人です。

着付け師

着付け師とは、依頼を受けて着物を正しく、美しく着付ける仕事です。現在、着物などの着付けが自分一人でできるという人は多くありません。冠婚葬祭など状況に応じた適切な着付けをする判断力が求められます。

また、和装のメイクやヘアアレンジを行う人や、着付け教室を開いて着付けの指導を行う人もいます。

着付け師になるためには、着付け教室などに通って着付けの技術を習得します。その後、写真館や結婚式場などに就職するのが近道です。必要な資格はありません。ただし、教室を開いたり、着付けの講師を目指す場合は、国家資格である「着付け技能士」の取得が必要になります。取得には、一定年数以上の実務経験が必要です。

平均年収は240~280万円ほどです。着付け師の勤務時間は勤務先によって様々ですが、結婚式や成人式など、予定の時間までに着付ける必要があるため、早朝出勤となる場合が多くなります。

着付けが必要となる場面は人生の節目である場合が多く、こうした大切な日を華やかに彩ることができるのが着付け師のメリットです。また着付けをすることによって人との交流も広がります。向いているのは、細やかな心遣いができる人、力仕事の多い着付けをこなす体力がある人です。

和装スタイリスト

和装スタイリストとは、結婚式や成人式など、様々な場面での和装をコーディネートする仕事です。

着物だけでなく、下着や小物、履物なども扱います。現場では着付け師としても作業するため、あらゆる着付け作法を習得している必要があります。

着物の着付けだけでなく、和装に合うメイクやヘアアレンジなども行います。時には新しい着こなしを提案するなど、自由な発想力やコーディネートのセンスが必要となります。

和装スタイリストになるためには、まず着物メーカーや呉服店に就職して着物についての知識をつけた後、スタイリストについて修行し、事務所に所属したり独立したりする方法があります。必要な資格はありません。「着付け技能検定」や「着付け師」といった資格を取得すると、就職の際に有利でしょう。

平均年収は約100~600万円で、実績や所属先によって異なります。スタイリストの多くはフリーランスで働いており、そのため会社員のように決まった勤務時間がありません。事務所に所属する場合は出勤時間が決められていますが、案件によって働く時間はさまざまです。駆け出しの頃は生活が不規則になることもあります。

和装スタイリストのメリットは、あらゆる着付け方法を習得できることです。また普段では着る機会のないような豪華な着物などを扱うため、着物が好きな人にとっては大きな刺激になります。

モデルやカメラマン、制作会社など、多くの人と一緒に仕事をするので、チームで1つのことを成し遂げるというやりがいを感じられます。また、自分の提案するコーディネートが認められたり、着た人に感謝されると大きなやりがいを感じることができます。

アシスタントとして下積みを経験する根性のある人、周囲に気配りのできる人が、和装スタイリストに向いています。

和裁士

和裁士とは、反物とよばれる着物の生地から着物を仕立てる仕事です。着物はミシンで縫うことができないので、ひとつひとつ手縫いで仕上げます。様々な縫製について、高度な知識と技術が求められます。

和裁士になるためには、和裁所や個人教室などに入って修行を積みます。多くの和裁所には見習い制度があり、見習い期間を終了すると、正社員になることができます。必要な資格はありませんが、国家資格である「和裁技能士」を取得すると、就職や仕事の面で有利になるでしょう。

和裁士の平均年収は300~400万円ほどです。勤務時間は、専業か兼業か、また仕事場所によって異なります。

確かな技術を身につければ、ある程度自由度をもって仕事をすることができるため、自宅でも仕事が可能なことが、和裁士とした働く魅力の1つでしょう。

また反物という一枚の布から着物を仕立てる全ての工程に携われるのも魅力です。難しい作業を終えて着物を仕立て終わった時には、大きなやりがいを感じられます。

和裁士に向いているのは、手先が器用な人、一人でコツコツと作業するのが好きな人です。

染色家

染色家とは、布地の柄をデザインし、染色する仕事です。伝統のさまざまな技法が存在します。綿や絹といった色々な素材や出したい色に合わせて染料を使い分ける知識と技術が必要になります。また、美を表現する芸術性も磨かなければいけません。

平均年収は300万円ほどです。実力次第で大きく異なります。

染色家になるためには、大学や専門学校などで教育を受けた後、染色工房や着物メーカーに就職するのが一般的です。必要な資格はありませんが、国家資格「染色技能士」を取得すれば就職に有利でしょう。

布の染色が完成した時の達成感は、どの職業でも味わえない喜びでしょう。自分が納得できる仕上がりになったとき、達成感を感じられます。また自分が染めた布が店頭に並んでいるのを見た時にやりがいを感じることができます。

染色家に向いているのは、美的センスや創造力がある人、集中力がある人です。

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