海に関わる仕事5選。体力や技術だけではなく、多くの知識が求められる

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日本財団が2017年に10代〜60代の男女を対象におこなった「海と日本」に関する意識調査によると、日本人の5割(2人に1人)が、海が好きだと回答していながらも、若い世代になるほど海への親しみを感じていないという結果を発表しています。

たしかに多くの人にとって、生活の中で海と密接に関わる機会はそう多くはないでしょう。しかし日本の海の面積は国土のおよそ12倍、世界第6位に位置付けられるほどの広さを持ち、レジャースポットとしてだけでなく食料の供給源、交通路といった大切な側面を持っています。

そこで今回は、この広大な海をフィールドとして活躍している職業を紹介します。

ダイビングインストラクター

ダイビングインストラクターとは、スキューバダイビングをしたい人の指導をおこない、一緒にダイビングをする海の案内人です。

日本では、ダイビングをするのに国で定められている資格はありません。しかし、正しい知識と技術がなければ自分や周りの命を危険にさらしてしまう可能性があるレジャーでもあります。

そのためダイビングを趣味として楽しみたい場合、民間団体が発行しているダイビングライセンスの取得を目指す人は多く、その資格指導もダイビングインストラクターによっておこなわれています。

ダイビングインストラクターになるには、先述した団体の認定試験に合格する必要があります。そのためには、ダイビングの技術だけでなく救命救急等の知識の習得が求められています。

求人は、求人専門サイトのほか、各地のダイビングショップで直接募集をしているケースが多く見られます。中には応募時にライセンスを持っていなくても、入社後にライセンス取得を支援しているショップもあるため、やりたいという気持ちがあれば挑戦できる仕事であると言えるでしょう。

海にずっと潜っていることができる、海好きにぴったりの仕事

季節によって多少の左右はありますが、繁忙期である夏には休みも少なく体力との勝負。また、仕事中のダイビングではお客様の安全を第一に考えなければならないため、天候や海の状態を把握する必要があり、責任重大です。ダイビングだけでなく、ショップ運営にも関わるケースが多いため、事務作業やお客様の送迎といった業務を行うことも。

ですが、素晴らしいダイビング体験を提供できることはダイビングインストラクターの醍醐味と言えるでしょう。海が好きで、接客を通してたくさんの人に海を好きになってもらうことにやりがいを見出せる人に向いている仕事です。

マリーナのスタッフ

マリーナとは、レジャー用の船舶の保管、メンテナンス等をおこなう基地のこと。船舶の維持管理や入出港のサポートといった基本的なサービスに加え、マリンスポーツ体験、釣り、バーベキューといった海でのレジャーサービスを幅広く提供しています。

そんなマリーナの利用者が、楽しく充実した時間を過ごすことができるようにサポートをするのがスタッフの主な仕事です。具体的には、クレーンを使った船の上げ下ろし、給油、修理等の船舶管理。船や船用品、マリンウェア等の販売。その他にもマリーナの広報や事務作業等、運営に欠かせない業務を担います。

マリンレジャーを利用者と楽しみながら資格取得できる仕事

船舶関連免許やフォークリフト、クレーンの運転免許等、マリーナで働くための資格はいくつかありますが、これらは業務上必要として会社負担で資格を取得できる場合が多いです。

募集要項に記載されていますので、資格を持っていないけれどマリーナで働きたいという人は、事前に確認してから応募すると良いでしょう。スタッフには、利用者に船やマリンスポーツ、釣り等の話を提供し、喜んでもらえるような接客スキルが求められています。コミュニケーション能力に自信のある人にも向いている仕事です。

航海士

大型船では、船の操縦や荷物の積み下ろしをおこなう「甲板部」、エンジンやボイラー等の運転、整備をおこなう「機関部」、陸や他の船との通信を行う「無線部」、その他乗客へのサービスや出入港手続を行う「事務部」という4つの役割に分かれていますが、その中の甲板部に所属し、船が安全に航行できるよう指揮をするのが航海士です。

安全な航行のためには、航路の状況や気象の変化といった海から与えられる様々な情報を肉眼とデータから読み取り、緻密な航行計画を練ることが求められます。航海士になるには国土交通省が定める海技士という国家資格免許を取得が必須です。

この国家試験を受けるには、あらかじめ規定された乗船履歴を持ち、身体検査基準をパスしなければなりません。そのため、高校を卒業した後、海洋系の大学や海上技術学校などに進学する必要があります。

オンとオフのメリハリを付けて働くことができる仕事

一度航海に出れば、次の港に着くまでは甲板部の指揮をとりながら船上で生活をしなければなりません。体力的にも精神的にもハードな仕事です。

しかし下船後には長期休暇を取ることが可能なため、オンオフのメリハリをつけることができる仕事といえるでしょう。

海上保安官

海上保安官とは海の安全と治安を守る、まさに海の警察官。

密航や不法操業といった犯罪の取り締まりだけでなく、海図等の刊行、安全な航行のための施設整備、保守運用等も担っています。このように多岐にわたる特殊な仕事内容のため、海上保安官になるには、一般職員になるための海上保安学校、または幹部候補育成を目的とした海上保安大学校を卒業することが必要です。

海上保安大学校は一般的な大学と同じく4年制ですが、それを終えた後に9か月の遠洋航海実習があり、世界一周をしながら運行技術を磨き、国際的な目が養われた幹部生候補として成長することができます。

海上保安学校、海上保安大学校ともに入学金や授業料といった金銭的負担は免除され、さらに公務員として給与が支給されます。海上保安官候補として訓練や授業に取り組む責任感が求められるでしょう。

人命に関わる使命感と誇りをもって働ける仕事

海上保安官は、2000年代には俳優の伊藤英明さん主演の大ヒット映画『海猿』で、当時一躍注目をされた職業でもあります。

一刻を争う海難救助では、その判断と行動が生死に直結することもあり、時には苦しい判断を迫られる場面も。けれども、仲間と協力し合い、海で助けを求める人々に応えていくことは、海上保安官にしかできません。誰かのために、みんなのために、日夜海を守っている海上保安官は、一生をかけられるくらい素晴らしい仕事といえるでしょう。

海事代理士

海事代理士とは、船舶の登記や検査、船舶免許の更新、海上交通に関わる各種事業に関する手続等、複雑な海事手続を行う海の法律の専門家です。

海事代理士は国家資格のため、この仕事に就くには国土交通省による海事代理士試験に合格しなければなりません。試験の内容は、憲法民法といった一般法律常識から、船、海上運送、海洋汚染の防止といった海に関わる法令まで多岐にわたります。

海にはその性質上、国内だけでなく国際的な条約も多く制定され秩序が保たれています。ですから、海事代理士は海で仕事をする人々の安全のため、法的手続きを遂行する知識と能力が求められるのです。

しかし、試験に合格したとしても海事代理士のみで生計を立てられる人は少なく、多くの人は法律事務所や行政書士事務所に勤め、海事手続以外の業務も行っています。そのため海事代理士を目指す人は、行政書士や司法書士、弁護士といった資格を取り、その上で海事代理士資格を併せて取得するべきでしょう。

体力に自信がないけど、海に関わる仕事がしたい人におすすめ

これまでご紹介してきた海に関わる仕事は海での活動が主であり、体力に自信のない人には少し敷居が高いと思われたかもしれません。ですが、海事代理士の主な仕事内容はクライアントとの打ち合わせ、書類作成等。これらの業務に忌避感がなく、法律をしっかりと学ぶことができれば、海事代理士はおすすめの仕事です。

また、船舶の検査や登記が主な仕事のため、港に赴いて船に乗ることができるのもやりがいの一つと言えます。その反面、手続の遅れや書類のミスは関係各所に大きな影響を与えるため、責任感を持って仕事をすることが求められます。

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