保育士を退職するときの理由とタイミング。円満退職できるように全力を尽くそう

記事の著者:shuta

保育士は朝早く、帰宅時間は22時、23時になることも多々あります。残業代はつかず激務で、女性が多い職場のため人間関係が難しいといった問題があります。いくら子どもが好きだからといって簡単に続けられる仕事とは言い難いです。

退職したい保育士はかなり多く、約9割の保育士が「やめたい」と感じたことがあるといった調査データもあります。

ストレスを抱えながら無理に仕事を続けていくのは、心身ともに負担がかかります。今回は、円満に保育士を退職するためのノウハウを紹介していきます。

保育士が退職したいと思う、きっかけは?

1年仕事を続けても「この保育園で、私はまだ部外者だ…」と感じているのなら、新しい環境に移ってもいいかもしれません。

1年はたらけば、仕事内容・人間関係の構図はある程度見えてくるはず。それにも関わらず、まだ自分が部外者のように感じるのであれば、2年目以降もその思いが変わることはないでしょう。多くの保育士たちが退職する原因を、紹介していきます。

サービス残業がつらい

保育士の仕事は朝が早く、夜も遅いです。運動会・発表会などの行事・イベント準備など、日常業務以外のタスクも多く、時間外勤務・休日出勤が多い仕事でもあります。

残業手当が出ないまま、サービス残業をおこなうことが、当たり前の保育園も多いようです。仕事量に対して、給与水準が高いとはいえないことが現実で、給与面に関する不満が退職理由に直結していることは非常に多いです。

園内での人間関係がうまくいかない

職場環境・待遇面と並ぶほど、「職場の人間関係」は退職理由としてよくあがります。

保育園は女性社会であり、裏での陰口や陰湿ないじめなど、人間関係の難しさを理由に退職する保育士は多いです。子ども好きでも、大人同士のコミュニケーションがうまく取れないと、働きにくくなってしまうでしょう。

保護者とのトラブル

保護者との関係はかなり複雑で繊細です。保護者の要望を全て受け入れるのは難しいことです。

なかには、無理難題を押し付けてくるモンスターピアレンツもいます。子どもは好きでも保護者との関係性を築けないことが理由で退職をする人は少なくありません。

子供が嫌いになった

子どもが大好きで保育士を目指す人は多いです。しかし仕事として子どもと向き合うと、可愛いところだけではなく、嫌な部分が見えてしまう場合もあります。

お気に入りの子とそうではない子の差が自然と生まれてきてしまい、自己嫌悪に陥りることも。自信喪失により退職を選択する保育士もいます。

保育方針が合わない

子どもを育てるうえでの価値観が、園と一致していないと働くことがしんどくなるでしょう。自分はこう子育てをしたいと考えていても、園の保育観に従わなくてはいけません。

常にモヤモヤしたまま園に従っていくことになります。存在意義を感じられなかったり、園長への反発などが原因になり、退職する場合もあります。

他の園に転職するなら、保育士専門の転職サイトで

他の園に転職を考えてる人は、まず転職サイトに登録してみましょう。

転職サイトのなかでもおすすめなのは、保育専門の転職サイト「ほいく畑」。ほいく畑は、厚生労働大臣認可の保育士就職支援センターです。

ブランクありOK・家近・週3日・高時給などの条件だけではなく、公立保育園・私立認可保育園・病院保育・企業内保育・企業内託児所・幼稚園・学童保育・認定こども園など幅広い、全国の求人が多く紹介されています。

また保育職に関して経験豊富なプロのアドバイザーが、理想の条件だけでなく、特性を見抜いてあなたにぴったりの職場を紹介してくれます。履歴書添削や面接対策もおこなってくれるため、はじめて転職をおこなう人も安心して活用できます。

そして採用段階でも、給与面の待遇・残業有無を含めた休日の取り方など、どうしても言いづらい条件面をアドバイザーが交渉してくれます。登録から転職まで、すべて無料なのでまずは気軽に登録してみてみるのがいいでしょう。

ほいく畑に登録する(無料)

退職の時期はいつ?

実際に退職をすることになった場合、どのタイミング辞めるべきでしょうか?保育士は1年を通して忙しい職業のため、良いタイミングで退職をしないと、トラブルになってしまう場合があります。

3月。新人保育士と入れ替わる

4月は人員の入れ替わりがある時期なので、新人保育士も入ってきます。また年度末は、1年の中で1番区切りがいいタイミング。保護者などへの話もスムーズにできるでしょう。

ただし園児の卒園シーズンで園内は忙しくなる時期でもあるため、慌ただしくなる前に退職するのがおすすめです。

6月。ボーナスを受け取って退職をしよう

6月のボーナスを受け取って辞める保育士、転職する保育士は多いです。比較的、イベントも少ない時期になるため、辞めやすい時期でもあるでしょう。

ただし人手不足の場合、辞められないこともあります。年明けくらいには、退職したい旨を話しておくのがいいでしょう。

退職することは、いつ伝えるべき?

イベント・繁忙期など、忙しい時期に退職を伝えるのは好ましくありません。

一般的に辞意を伝えるタイムリミットは退職日の2週間前とされていますが、保育園の場合、退職希望する日から、1~3ヵ月前を目安に伝えるのがいいでしょう。

新卒採用は11月前後が一般的。保育園側としては、採用時期前に募集を出す必要があるため、可能であれば、秋頃には話をしておいてもいいでしょう。

なので、10月前に退職の意向を伝えることが理想的です。また、来年度の勤務継続の可否や希望の聞きとりをするので、その時に伝えても良いでしょう。

直前に申し出ると園にも保護者にも迷惑がかかり、円満に退職することができなくなります。

クラス編成などの問題もあるので、意思が固まった段階、もしくは次の会社が決まった段階で話しをするべきです。

おすすめできない!引き留められやすい退職理由

退職の旨は直接伝えることが基本です。必ずと言っていいほど引き止められるため、折れずに気持ちを伝える必要があります。気持ちを素直に伝えられれば、園側も認めてくれるはずです。

しかし引き止められやすい退職理由もあります。これらには注意をして、話をするようにしましょう。

給料が安い

東京都保育士実態調査報告書によると、保育士の退職理由1位は給与・賞与等の改善(59.0%)となっています。

給与を理由に辞める場合、待遇改善や、少し良い条件を出される可能性があります。給与が上がっても、継続して勤務することが不可能な場合は、給与を退職理由にすることはおすすめしません。

人間関係の悪化

園長や上司との人間関係が理由で、退職を考えるも多いです。しかしその理由を本人に伝えないほうがいい場合もあります。

あまりにも正直に話すことで、残りの期間が過ごしすらくなるのであれば、他の理由で退職するのが吉です。

なるべくポジティブに言い換えるほうが、波風立てずに退職できるかも

上記のように、不満をそのまま伝えるのは好ましくありませんが、不満を次のように言い換えて伝えるのも1つの手です。

  • 給料が安い→仕事量や経験に見合った報酬が得られる場所で働きたい
  • 人間関係が悪い→保育に対する考えを共感しあえる仲間と働きたい
  • 仕事量が多すぎる→1人ひとりの子どもと丁寧に接したい

自分のキャリアアップを目指すような伝え方であれば、納得してくれる可能性は高まります。

保育士はどこも不足しているので、引きとめられるのは覚悟しておきましょう。また退職することを伝えたあとは、結構働きにくいです。覚悟を持ったうえで話をしましょう。

どんな退職理由なら納得してもらえる?

上記で引き止められやすい退職理由を紹介してきましたが、どのような理由なら納得してもらえるのでしょうか?

結婚・妊娠

結婚や妊娠など、ライフステージに関する理由は、引き止めにくいです。

ただし「結婚しても保育士をしている先生もいる」「産後に戻って来ればいい」と言われる可能性もあるため、しっかりと家庭に専念したいという意志を伝えるようにしましょう。

夫の転勤

旦那の転勤で引っ越すことになったという理由は、園側からすれば打つ手なしです。地域を離れなくてはいけない場合、その保育園で仕事を続けることは不可能といえます。

不満を伝えることなく辞めることができるでしょう。

親の介護

親の介護で、働けなくなったという理由もおすすめです。近所のスーパーやデパートで他職員と会ってしまっても、困ることはありません。

このように健康上の理由、結婚・妊娠、夫の転勤の都合、親の介護など、誰が聞いてもそれは辞めざるを得ない、と思うような理由を用意するようにしましょう。

円満退職するベストな方法は?

代わりが見つかる目処が立ってから、退職日を決めるのが理想です。引き継ぎも自分主導で進め、事前に引き継ぐことをリストアップしたり、引き継ぎノートを作成するなど、残された職員のための行動をきちんとやりぬくことが大事です。

園にかける迷惑を最小限に抑える方法

迷惑を最小限に抑えて退職する方法としては、やはり早めに退職の意思表示をすることです。これまで一緒に苦労を共にしてきた上司や同僚との人間関係を崩したくないと考えるのであれば、尚更、早く伝えるべきです。

確かに退職が決まってから後任が入ってくるまでの間は、居心地が悪いかもしれませんが、退職するなら仕方のない話です。引き継ぎノートを作成し、後任の人が困らないような対応をすることも大切といえます。

退職日にやるべきことは?

最終日には、できるだけ全員にあいさつをするようにしましょう。

人間関係がうまくいっていなかった場合、あいさつ回りは怖いでしょう。しかし、最後のあいさつでわだかまりが解けた、という例も少なくありません。最後の仕事だと思って、全員にあいさつしてまわり、感謝の思いとさよならを告げて、園を去りましょう。

編集部オススメ!保育士のための転職サイト

複数のサイトに登録することで、より好条件・高年収など魅力的なオファーを受けることが出来ます。