退職前の有給消化を渋られたらすべきこと5つ。有休取得は権利!

記事の著者:shuta

退職前に有給休暇をとろうとした時に、「自己都合で辞めるのだから有給休暇の消化はできないよ」と言われたり、「引継ぎができないから難しい」と言われたり、職場が取れる空気ではない、といったさまざまな理由で有休を取りにくいことはあるでしょう。

そんな時、有給休暇を消化できずに退職日を迎えてしまうことがないように、退職前にすべきことを確認しておきましょう。

そもそも断れないことを伝える

有給休暇は、自己都合で辞めようと会社都合で辞めようと、人出不足だろうと、就業規則だろうと、会社側は労働者の有給の申請を拒否することは法的にできないとされています(労働基準法39条)。

退職時であっても出勤率80%以上という要件を満たしていれば、勤続年数に応じた有給を消化することができます。

なので、拒否をされた時には、法的な話を示しながら、有給を取らせてもらうようにしましょう。会社側も、知識がなく言っていることもありますので、自分自身もしっかり把握しておきましょう。

もし不安なら、法律の専門家にアドバイスをもらっておくと安心です。

スケジュールを考える

自分の有給休暇の残日数を事前にきちんと確認し、退職日までのスケジュールを考えておきましょう。引き継ぎを行うことも事前に計画的に行っておけば慌てて行う必要はなくなります。

とはいえ、「権利ですから明日から有休取らせてください!」と言われても、会社側も現場も困ってしまうものです。

お互い気持ちよく、円満な退職をするためには、きちんと仕事の引き継ぎを行いましょう。

自分の有休休暇の残日数を事前にきちんと確認し、そこから逆算して退職日までの引き継ぎスケジュールを考えておきましょう。

計画的に行っておけば心残りなく有休に入ることができますし、会社側とのトラブル回避にもつながります。

「辞める前は忙しくなるから」と言われても大丈夫なように準備をしておきましょう。

有給休暇の買取を相談する

原則的には認められておりませんが、場合によっては有給を会社が買い取ることもあります。ちなみに、退職日が決まっている中で、労働者側から有給を買い取ってくれと会社側に話したとしても話は通りません。

基本的に有休買い取りが認められていない理由は、会社がお金の力で労働者から休む権利を奪うことが禁じられているからです。

例えば、「忙しいから、有休買い取る代わりに連日出勤してくれないかな?」と会社側が労働者に無理なお願いをしてしまわないようにする、といったように会社から不当な労働を強いられるのを防止するのです。

しかし例外として、買い取りが可能な場合があります。会社側・労働者双方の同意があれば、退職時に消滅してしまう分の有休休暇の一部買い取りをすることが可能です。

いずれにせよ、退職日のスケジュールと合わせて、しっかり会社側と話し合うことが重要です。

あなたに有給が残っていて、それを消化することで業務に支障が出る場合、会社が申し出てきます。そのため、どうしても有給を取れなさそうな場合、あなたが望むなら買い取りを落としどころに交渉を進めるのも一つの手です。

身辺整理を行う

すんなりと有休を取得するには、業務の引き継ぎもそうですが、目に見えるものもしっかり片付けましょう。

たいていの会社の就業規則には、「退職日までに業務の引き継ぎを完了させ業務に支障がでないようにし、所属長の確認を受けることとする」と書かれています。

あとから処分に困ったものが出てきたり、情報に関する問題などが起きたりしないよう、机の上や引出はもちろん、パソコン上のデータなどきれいにしておきましょう

万が一の時の対処法を知る

それでもあなたの退職の手続きの中で、有休取得を断念させようとすることがあるかもしれません。多くのトラブルは、下記の2パターンなので、対処法をしっかり把握しておきましょう。

有休休暇が許可されない

「忙しいのでなんとか最終日まで出社してほしい」というお願い型のものから、以前のミスなどを引き合いに出されて有休取得を拒否されたりなどのケースです。

この場合には、直属の上司ではなく、さらに上位の上司や総務部に相談しましょう。

有休休暇の賃金が支払われない

きちんとした手続きを踏んで有休を取得したのに、最終月の給料が2万円など、有休分の賃金が払われていなかったケースです。

たいていは退職後、最終月の給与が払われてから判明しますが、これは会社側にすぐ確認しましょう。会社側のミスという場合もありますので、退職してもしばらくは注意が必要です。

どちらの場合でも、会社側から誠実な対応が得られないようであれば、労働基準監督署や弁護士・社会保険労務士といった、官庁や専門家へすぐ相談しましょう。

「懲罰」や「損害賠償」をちらつかせてきた時の対処法

あなたの退職の手続きの中で、就業規則を守らなかった点を責めて、有給取得を断念させようとすることがあるかもしれません。

以前のミスについて話してきたり、引き継ぎ不足をせめたり、退職の申し出が遅かったと言ってきたりと、考えられるパターンはいくつかあります。

これに対しても、怯む必要はありません。就業規則の違反と有給休暇が使えないことは関係のないことです。そのことをはっきり伝えましょう。

後ろめたさを感じる必要はない

ここからは個人的な気持ちの問題ですが、「同僚たちが引き継ぎで忙しくしている中、有休休暇でのんびりするのは後ろめたい」という気持ちから有休取得に消極的な方もいるかもしれません。

あるいは周囲から「辞める前に有給休暇を取得しようなんて非常識だ」なんてことを言われるかもしれません。

しかし、そんなことは全くなく、有給休暇の取得は労働者の権利です。ここは、辞める会社なのだからと気持ちを整理し、割り切って考えてしまうのもいいかもしれません。

どうしても気が引けてしまうという人に頭に入れておいて頂きたいことは、「あなたが辞める事で業務に支障が出るなら、それはリスクヘッジをできていなかった会社のせいである」ということです。

こう考えれば、少しは気が楽になりませんか?

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