動物と関われる仕事とは?可愛くて癒し効果がある動物と、無資格で働ける職業は多い

記事の著者:菅野杏子

内閣府の動物愛護に関する調査によると、「ペットを飼いたいですか?」という質問でYESと答えたのは68%になっています。またあるアンケート結果によると犬の世界飼育ランキングで、日本は第9位となっています。

ペットを飼っている割合も、3世帯に1世帯といわれるほどのペットブームである日本。家で犬や猫、魚や鳥など、動物を飼っている人は多いでしょう。オーストラリアのモナシュ大学の研究では、ペットと一緒の時間を過ごすことでストレスが減り、笑顔が多くなり自尊心が改善されるという結果も出ています。

そんな可愛くて癒し効果のある動物と関わりながら働きたいと考える人は多いはず。動物と関わる仕事と言うと、専門資格が必要とも思われがちです。しかし、仕事によって資格取得が必要かどうかはそれぞれ違いがあるので、未経験や無資格でも仕事に就くことは十分可能です。

また、専門性やカバーする範囲で、有する資格などは変わってきます。普段目にする職業は、ある程度想像を膨らませることも出来ますが、知られざる実態も存在するものです。

そこで今回は、動物と関われる仕事を紹介します。資格がなくても内定がもらえる仕事も紹介していきます。

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資格がなくてもできる動物と関わる仕事

命と関わるということもあり、動物と関わる仕事をするには何か資格が必要なのではないか、と考える人が多いのではないでしょうか?それは大きな間違いで、資格がなくても動物と関わる仕事はいくつかあります。

動物園飼育員

飼育されている動物たちの日々の生活を支える仕事です。主な仕事内容は、エサの用意、健康状態の把握、居住場所の清掃などがあります。相手が動物なので、勤務時間が不規則になる場合が多いです。

飼育員として従事する上で専門資格は必要ありません。公立であれば公務員試験への合格が必要ですが、民間企業なら採用試験に合格するとなることができます。

民間の場合は同じ動物園で継続して働くことが可能ですが、公務員の場合は数年で異動のケースもあります。年収は、民間は300万円~500万円ほどです。公営は公務員規定に準じます。

酪農従事

酪農従事とは、主に乳牛の飼育をすることを指します。乳牛の世話はもちろん、搾乳、牛舎の清掃、健康状態の管理は欠かすことはできません。牧草を扱うため畑仕事もあり、重労働を課される場面もあります。

基本的に酪農に従事するのは世襲制で、親の代から受け継ぐといった形で働くことが多かったようですが、最近では後継ぎ問題で離農する農家が増え、新規就農者を募集する自治体も増えています。

募集している自治体に問い合わせをして、体験から入るのが増加傾向にあるようです。年収は300万円~1000万円を超えることも。就農の規模に左右されるため、範囲がかなり広くなっています。

動物病院の受付

動物病院の受付には、受付業務に専念する形と、動物看護士の仕事を兼業する形があります。動物看護士との兼業になると資格が必要になるため、ここでは受付業務に専念する形を紹介していきます。

主な仕事内容は、一般的な受付業務と同じです。来院される方を診察へ案内したり、会計業務をしたりします。

しかし、動物病院に来られる方は、自分たちが大切にしている動物に何か問題があると感じ、不安を抱いているはずです。少しでも安心した状態で診察を受けてもらえるようにサポートすることが求められるでしょう。

動物看護師

動物病院の受付のみではなく、動物看護師にも無資格でもなることが可能です。民間資格があり、保持していることを推奨している病院もありますが、動物好き・明るい人・未経験者歓迎という求人を出している病院も多いです。

動物看護師は、主な仕事は入院中の動物看護・手術補助・受付・調剤・検査などになります。ほかにも飼い主さんの不安を和らげてあげることも大切な仕事の1つです。傷ついている動物のお世話ができる大変やりがいと責任を感じられる仕事いえるでしょう。

動物病院によっては、犬や猫だけではなく、うさぎや、ハムスター、モルモット、蛇、カエル、カメなど少し変わった動物の治療をおこなうところもあります。いろいろな動物とたくさん関わりたいのであれば、動物看護師はおすすめです。

アルバイトの場合、時給800円〜1,000円円。正社員の場合、初任給は16万円程度でしょう。

ペットショップ販売員

ペットショップの店員になるために、資格は必要ありません。経験を積みながら知識を高めていけば大丈夫です。

主な仕事内容は、ショップ内で売られている動物たちの管理や販売業務や、エサやグッズなどの販売や商品購入に対するアドバイスです。ペットショップは小さなゲージに入れて展示している場合が多いので、居住空間の清掃や、動物たちのストレス軽減などのケアも必要になります。

また販売されている動物の知識だけでなく、顧客に対してアドバイスなども重要な業務の1つで、コミニュケーション能力を問われます。人と関わりながら、動物について語り合いたいと考える人にはペットショップの店員が向いているといえるでしょう。

またペットショップの店員の魅力の1つに、生まれたての子犬や子猫と接することができるメリットもあります。ほかの職種ではなかなか、生まれたての赤ちゃんと接することが難しいため、ペットショップの店員の特権といえるでしょう。

アルバイトやパートの場合、時給は800~950円。正社員の場合、初任給はおよそ12万円程度です。

ペットシッター

ペットシッターとは、ベビーシッターと同じように、飼い主が留守の間ペットのお世話をする人のことを指します。

ペットシッターは自分で独立開業する場合、資格が必要となります。ただし、仕事をするだけであれば資格は必要ありません。

主な仕事は、基本的に飼い主さんの自宅に出向いて、散歩や餌やり、シャンプーやトイレの清掃などペットの世話をします。お客さんにとって「家族同然」の大切なペットの世話をして、大切な命を預かるという任務があります。

動物は人間の表情や声色から感情を敏感に察知します。短い時間で、ペットが信頼して、甘えてきてくれると嬉しい気持ちになります。アルバイトの時給は900円~1,500円で、正社員の月収は15万円~25万円です。

動物カフェの店員

ドッグカフェや猫カフェといった、動物がいるカフェの店員として働くことも、動物と関わる立派な仕事の1つです。

仕事内容は一般的なカフェと同じように、接客や飲食物の提供といった通常のカフェスタッフの業務に加えて、動物のケアをする業務があります。

特別な仕事は必要ありません。ただ、通常のカフェスタッフとしての業務に加えて、動物のケアをする必要があるため、効率よく仕事をこなしていくことが求められます。

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犬猫保護団体スタッフ

犬猫保護団体スタッフは、動物の虐待や遺棄の防止や、適正な飼育を促す団体。全国的規模のところかた、地方に特化した団体までさまざまです。主に、飼い主から捨てられた動物を一時的に保護し、家庭動物としての訓練をおこなったり、病気や怪我の治療や、不妊去勢手術などもおこないます。

保護活動をしている団体には、ボランティアのほかに、運営のための常勤スタッフを募集しているところがあります。保健所などで殺処分されてしまうはずだった犬や猫を引き取って、里親さんを見つけ出すことがメインの仕事になります。

2017年に、全国の自治体で殺処分された犬猫は4万3227匹。この数でも、2012年の5年前に比べるとおよそ1/3まで現象はしています。これに対し、多くの保護団体が殺処分減少に向けてアクションをおこしています。

環境省が集計した結果によると、2017年の全国譲渡件数は犬1万7868匹、猫2万9551匹。譲渡によって殺処分を免れた犬猫は少なくとも45%いるとみられています。このような動きに賛同したいのであれば、犬猫保護団体スタッフとして働くことで大きなやりがいを感じられるでしょう。

保護された動物の中には、怖く悲しい思いをしたことにより、人をよせつけない子も多いです。人間を許してくれるまで、ゆっくりと時間をかけて接してあげることが大切なため、根性が必要な仕事といえるでしょう。月給は15万円~20万円程度になります。

資格が必要な動物と関わる仕事

資格を取って、動物と深く関わっていく仕事をしたいと考えてる人もいるでしょう。そんな人におすすめの仕事を紹介していきます。

獣医師

動物のお医者さんで、一般的には開業してその地域に根差した動物病院を運営することが多いです。独立開業するには、ほかの動物病院で勤務を経て開業するケースが多いです。また、人によっては組織の中で研究職として活躍する人もいます。

獣医師として働くには国家資格が必要で、獣医学部(科)のある大学で6年学ぶことで、受験資格を得ることが可能です。学費も決して安くはなく、時間もかなりかかります。

年収は400万円~1000万円程ほど。独立開業の場合は、事業規模に左右されます。

自然保護官

国立公園などの保護区域に生息する、野生動物の観察が主な仕事です。直接的に動物と触れ合うことは少ないですが、自然と動物が好きな人には最適な仕事といえます。

野生動物の観察と共に、公園(施設)内のガイドとしての役割を持つ場合もあります。環境省の職員としての位置づけなので、国家公務員試験に合格することが必須条件です。年収は500万円~600万円ほどで、国家公務員の規定に準じます。

ブリーダー

血統書付きの犬や猫を繁殖させるのが主な仕事です。一時的にでも小さな犬や猫の面倒も見るので、動物の世話をきちんとできる人物像も求められます。

ブリーダーになるために必要な資格はありません。むしろブリーダーになってから、ステップアップのために資格取得をする人が多いです。

独立開業するには、訓練学校卒業や認定試験の合格といった条件があり、繁殖させた犬・猫を販売するためには動物取扱業の届け出も必要です。年収は300万円~1000万円ほどで、独立後の事業規模に左右されます。

ドッグトレーナー

犬のしつけや訓練を担う仕事です。主に家庭で飼われている犬が対象となるので、飼い主へ向けた指導やアドバイスなどもおこないます。

民間資格の「ドッグトレーナーライセンス」という資格がありますが、資格が無ければ仕事ができないということはありません。育った環境によって犬の性格も様々なので、就業後の自己研鑽は欠かせないでしょう。年収は300万円~600万円ほどです。

盲導犬訓練士

名前の通り、盲導犬を育成・訓練する仕事です。訓練に限って言えば時間通りに終わりますが、犬のお世話も大切な仕事となります。時間外でも犬の面倒を見ることもあるので、時間は不規則になりがちです。

国家資格は必要なく、民間資格である「盲導犬訓練士」が必要になります。この資格は、盲導犬育成団体で研修の研修を経て、十分な知識・素質があると認められた人が「盲導犬訓練士」に認定されます。年収は300万円~500万円ほどです。

競走馬厩務員

競走馬の世話をする仕事です。飼葉を与える、健康状態管理、準備運動の実施、調教スケジュールの打ち合わせなどをおこないます。就業後は基本的に2~3頭の馬を担当します。

JRAを例にとると、JRA競馬学校で6か月の厩務員過程の卒業が必要です。その厩務員過程も誰しもが学べるわけではなく乗馬経験1年以上や牧場での競走馬育成経験1年以上が入学の条件としてあります。

年収は400万円~2000万円を超えることも。厩舎から給料も出ますが、馬が勝つと賞金の数%がもらえるため、大レースを勝つと賞金も高額です。

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