ビジネスの場における「芳しくない」の言葉の意味・使い方・注意点

JobStep編集部
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「芳しくない」はビジネスシーンではよく使われる言葉です。業績や見通しなどがあまり良くないといったマイナスな意味を含んで使用されます。

聞き覚えはあっても漢字にすると読めないといった人も多いのではないでしょうか。こうした読み方が難しい言葉も、ビジネスシーンでは当たり前のように使用されることが多いので、正しい意味や使い方とともにしっかりと覚えておくことが必要です。

以下では、「芳しくない」という言葉について、意味や使い方、注意点などを紹介していきます。

「芳しくない」の意味

「芳しくない」の読みは、「かんばしくない」となります。上出来や素晴らしいを意味する「芳しい」に打ち消しの「ない」をつけた言葉です。

調子が良くない・進捗が遅いなど、あまりよくない状態であるという意味になります。また、思っていたよりも良くない・期待していたよりもうまくいっていないといった、予想・期待はずれの意味合いも持っています。

「思わしくない」との違い

「芳しくない」に似た言葉として「思わしくない」という言葉があります。「思わしくない」は、思っていたとおりではない・期待通りではない・望んでいた状態ではないという意味です。

「芳しくない」と同様に、思っていたのと違ったという意味合いを持ち、良くない状態であることを表しています。「芳しくない」のほうがより悪い状態を表すという説もありますが、ほとんど同じ意味であると理解して間違いはありません。

「芳しくない」の類語

「芳しくない」には「思わしくない」以外にも、類語や同じ意味合いを持つ言葉がいくつかあります。代表的なものは、望ましくない・調子が良くない・立派ではないなどです。

そのほかにも、回復が見込めない・状況が好転する見通しがないという表現もあります。いずれにおいても悪い状態であるというマイナスな意味をふくんでおり、それを遠回しに伝える表現です。

「芳しくない」の使い方

目上の人に使える

否定的な意味で使用する「芳しくない」ですが、目上の人に使っても失礼にあたらないのか気になる人も多いでしょう。結論としては、「芳しくない」は敬語となりますので、失礼にはあたりません。

ビジネス上では、会議や会合の欠席をメールで伝えるときに、「体調が芳しくない」といった表現が望ましいでしょう。

ただビジネス用語なので、相手によっては通じないケースもあります。そのため人や状況によって、使い分ける必要があることに注意してください。

「芳しくない」が使われる場面

一般的に若い世代では、あまり使われない言葉になりつつあります。ラインでのやりとりで、この「芳しくない」という言葉が出てくることはほぼありません。

ただこれから社会人となっていく人であれば、意味や使い方を正しく理解し、必要に応じて使えるようにしなければならないでしょう。以下では、具体的な例をあげていきます。

業績や進捗

ビジネスにおいては、業績が良くない・進捗が遅いといったことを「芳しくない」を使って表現することが多くあります。例文は以下のとおりです。

  • 今年度は昨年度に比べて業績が芳しくない。
  • 新しいプロジェクトの進捗状況が芳しくない。
  • 得意先の反応が芳しくありません。

直接的に悪いというのではなく、遠まわしに伝えることで表現を和らげたり失礼がないようにすることができます。

体調や天気

「芳しくない」は体調や天気にも使うことができます。日常生活で使う人は少ないですが、上司への連絡の際など、覚えておくと便利です。例文は以下のとおりです。

  • 今日は体調が芳しくありませんので、会社を休ませてください。
  • 天気が芳しくないため、予定を変更させていただきます。

「良くないので」と言ってしまうのが一般的な文章ですが、このように「芳しくない」を用いることで、丁寧な言い回しにすることができます。

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