ビジネスの場における「なので」の意味・使い方・注意点

JobStep編集部
公開, 更新 , ビジネス用語

ビジネスやフォーマルな場において、書き言葉と話し言葉の違いは知っておかなくてはならないことの1つです。話し言葉を間違って文章に使ってしまうと、常識のない人だと思われてしまうことも少なくありません。

接続詞の「なので」はよく使われる言葉であり、多くの人が会話や文章に用いています。しかし、ビジネスの場においては目上の人とやり取りする場面も増え、「なので」がそうした場で使えるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。

以下では、日本人の多くが多用しがちな「なので」という言葉の意味や使い方などについて紹介します。

「なので」は「だから」と同じ意味

なのでという表現は接続詞で順接として使います。「夏なので暑い」というように、なのでの前の文と後に文とが順当な原因・理由になっている場合に用いられる言葉です。

使い方としては、「雨だから傘を持っていく」といったような「だから」と同じ使い方になります。

「なので」は文法的には間違っていない

よく間違った日本語が氾濫しており、一見この「なので」という言い回しも日本語として間違っているのではないかと思われる人もいるかもしれません。

しかし、この表現は間違っていません。文法的な説明としては、「なので」は「な」と「ので」の2語からできている言葉になります。

「な」は断定の助動詞である「~だ」の連体形です。それに理由を表す接続助詞の「ので」を付けた言葉が「なので」となります。文法的にも誤った表現ではないということを知っておきましょう。

「なので」を使うときの注意点

目上の人に使う表現ではない

「なので」は日本語としては間違っていません。しかし、敬語として使う言葉ではありません。敬語として使う場合は「ですので」という言い回しが適切です。

よく話し言葉(口語)で多用している人を見かけますが、目上の人への使用は失礼に当たるので注意してください。

しかし、話の流れでうっかり目上の人や顧客に「なので」と言ってしまうこともあるでしょう。1度言ってしまったぐらいでは相手もさほど気にしないので、気にしすぎる必要はありません。

文章でつかう場合は文頭につかわない

なのでは順接の接続詞です。接続詞であるということは前と後ろに文節がないと成立しない言葉です。そのため文書作成時には文頭に使ってはいけない言葉となります。

ただ、どちらかといえば口語調で使う言葉なので、原則文章で使わないほうが無難だといえます。文章で使う場合は「したがいまして」や「そのため」を使ったほうが良いでしょう。

連続して使わない

~なので、~なのでと連続して使ってしまうと、何が言いたくなるのかわからなくなります。そのため、どうしても順接を使いたい場合は、「~なので、~です」。「従って~」といった言い換え表現を活用していきましょう。

強調表現として使える

文頭に使う言葉ではないというのは前述の通りです。ただし、会議等の会話の中で利用する際に文頭に使うことで、強調したいというメッセージに使うことのできる言葉です。

場合によっては失礼な表現にも映るため、使い方には気を付けなければなりません。ただ、駆け引きが求められるビジネスの場においてこういった表現をあえて使うというのも大事なことです。

「なので」の言い換え表現についても知っておこう

「なので」は敬語表現ではありませんので、言い換え表現を知っておくことは必須です。下記のような表現に置き換えられると、スマートな話し方・文面になるでしょう。

  • ですので
  • こちらは禁煙ですので、喫煙はご遠慮ください。

  • したがって・したがいまして
  • 弊社の営業時間は◯時までとなります。したがいまして、それ以降のご連絡には翌日対応いたします。

  • 以上(これら)を踏まえて
  • 以上を踏まえて、もう1度◯◯について検討していきます。

敬語表現でつかうのであれば「ですので」が1番無難ではありますが、状況に応じて使い分けていきましょう。

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