会社関係の香典マナー。金額の相場や書き方とは?

JobStep編集部
公開, 更新 , ビジネスマナー

取引先から訃報を受けたとき、電報・供花・香典などを準備しなくてはいけません。

取引先から訃報を受けた場合など、不幸があった場合には、まずは担当者や上司に報告して、指示を仰ぎ、迅速に対応する必要があります。この対応を間違えてしまうと、取引先からの信頼を失いかねません。

そのなかでも個人的な問題にも繋がる香典マナーについて紹介をしていきます。取引先の方のお通夜や葬儀に参列する場合は、香典が必要になります。会社から用意されることもあれば、有志から少しづつ出すこともあるでしょう。

正しい対応法を理解し、恥ずかしい思いをしないようにしましょう。

会社関係の人に送る香典の金額

香典とは、霊前に供える「香」の代金のことを言います。故人の冥福を祈り、供養するために捧げるものが香典です。そのため昔は、米・花・線香なども香典として用いられてきました。現在では、線香や食料の代わりに、代金として現金を持参するのが通例となっています。香典の方法はマナーとして知っておかなければなりません。

基本的に香典の相場は、5,000円~10,000円程度

上記で触れたように香典は、会社から用意されることもあれば、有志から少しづつ出すこともあります。

金額は少なすぎても、高すぎても相手に迷惑をかける可能性があります。喪家が恐縮してしまうような金額にはせず、あくまで常識的な範囲内で包むようにすることが大切です。故人や遺族との関係の深さ、年齢や社会的地位、地域のしきたりなどによって香典の金額は異なってきます。

一般的に言えば、故人との関係が深ければ深いほど多めに包むようにし、一家の主人が亡くなったような場合にも多めに包んでおく必要があります。

勤務先の上司・同僚・部下・その家族であれば、5000円~10,000円程度が一般的です。取引先関係の場合には、5000円~10,000円を包むのが目安です。

ただし、特にビジネスの場では、「4」や「9」を避けるようにしなければなりません。4千円や9千円などの金額を包むのは失礼にあたるので注意して下さい。

不祝儀袋は金額に合わせて、相応しいものを選ぼう

また、不祝儀袋には様々な種類のものが販売されており、水引が印刷されたものから豪華な水引がついているものなどがあります。目安としては、包む香典金額によって不祝儀袋も変えることが大切です。香典金額が5,000円くらいまでなのであれば、水引が印刷されているシンプルなものを使います。

それ以上香典を包むような場合には、黒白の水引の不祝儀袋、3万円~5万円程度なら双銀の水引の袋、10万円以上包む場合には、大判でヒダ折のある袋が良いと言われています。

なお、蓮の花が印刷されているものは神式やキリスト教では使わないので、仏式のときにだけ使用するようにします。

香典に使うお札にも注意を

香典に使うお札はキレイなものを使ってはいけません。新札は現金です。新札を使う場合には軽く折り目をつけてから包みます。香典を渡す際には、受付で表書きを相手に向け、「この度はご愁傷様です」と言って渡すようにします。両手を添えて差し出すことが大切です。

喪主が香典を辞退している場合には、無理に香典を渡すのは失礼にあたるので注意が必要です。

香典の書き方

ビジネスの場において、香典は個人と個人のやりとりではなく、会社と会社のやりとりです。そのため、香典の表書きに氏名を書く場合、右から左に役職が高い人から順に名前を書いていきます。連名の場合、3人程度が妥当です。

それ以上の場合、「〇〇会社一同」や代表者の名前だけ書いて、「他○名」と書くと良いです。ビジネスの場では誰が誰に送ったものなのかがわかるようにすることが大切なので、別紙に代表者名以外の名前を書いて中袋に入れるか、直接中袋に書いておいたほうがより丁寧です。

貰う側としては、総務部一同や〇〇会社一同などとして貰ったほうが、お返しの手間などもかかりません。

不祝儀を書くペンについて

不祝儀を書く際には、筆ペンなどを使って書くことが一般的です。ボールペンや万年筆は避けるようにしなければなりません。筆ペンなどを使って不祝儀の水引から上の箇所に薄墨で用途を書いて、自分の名前をその下に書きます。

薄墨を使うのは、「涙で墨が薄くなる」ということを意味しています。はっきりと濃い墨汁などで書くのは不躾にあたるので注意が必要です。

香典を包む「不祝儀袋」の表書き

香典を包む不祝儀袋の表書きは、宗教や宗派によって書き方が異なります。仏式の場合、表書きは「ご霊前」「御香典」「御仏前」、神式の場合、「御玉串料」「御榊寮」「御神饌料」、キリスト教の場合、「御花料」「献花料」と書くのが一般的です。

この中で、御霊前は一応どの宗教でも使える表書きなので、特別な事情がない限り、「御霊前」と書いておきましょう。ただし御仏前は、一部の宗派を除いて49日の法要で使用する表書きであるため、注意して使う必要があります。

不祝儀の中袋について

不祝儀の中には現金を包むための中袋が入っています。この中袋には必ず住所・氏名・金額を楷書で書くようにすることが大切です。中袋の表に、漢数字で金額を記入し、中袋の裏側には住所と氏名を書くようにします。

表袋と中袋は別々に管理されるため、表袋に住所を書いている場合でも省略せずにきちんと中袋にも記入することが大切です。

香典の送り方・渡し方

香典はお通夜のときか葬式のときのいずれかのときに持参します。お通夜と葬儀の両方に出席する場合には、香典はどちらのときに渡しても問題ありません。通夜のときに受付で香典を渡した場合には、葬儀の際は記帳だけで済ませます。

お通夜に急いで駆けつけたような場合には、香典を持参せず、葬儀のときに改めて香典を持参するのがマナーです。

香典のお金の入れ方

香典としてお金を包む場合には、お札の向きを揃えるようにします。そのうえで、お札を入れるときには、顔のある方が表に来ないように裏向きにしたほうが良いという説があります。ただし、過度に気にするようなものではありません。2枚以上のお札を入れる場合には、お金の向きを揃えるようにすることが大切です。

なお、ビジネスの場では、連名となることが多いため香典返しは辞退した方が無難です。なぜなら、連名でみんながお金を出し合っているため、一人ひとりに香典返しをするのが先方のマナーとなりますが、それは非常に手間がかかってしまいます。結果として、香典返しを辞退した方が喪主に迷惑がかからずに済みます。

お香典返しを辞退する場合、お香典を渡す際に口頭で辞退する旨を伝え、香典の裏や封筒の住所氏名のところにも、香典返し辞退の旨を書いておくようにします。

香典の包み方

香典を持参するときは、本来、袱紗(ふくさ)に包んで持参するのが正しいマナーです。袱紗がない場合は、黒・白・グレーなどの地味な色のハンカチで代用するのがマナーです。袱紗は、上下を角にした状態で、右・下・上・左の順に畳んでいきます。

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