パワハラメールの内容とは?実際に損害賠償金が支払われた事例も紹介

JobStep編集部
公開, 更新 , セクハラ・パワハラ

レバレジーズ株式会社が2018年におこなった調査によると、パワハラやセクハラが原因で仕事を辞めた人は4割にものぼります。

パワハラとは、役職や職場の地位を背景に、業務の適切な範囲を超えて指導をおこない、受け手側が心身ともにダメージを感じたり、職場に悪影響を及ぼすことを指します。

人格を否定・傷つけられたり、肉体的な暴力を受けたり、クビにできると脅されたりした場合は、パワハラにあたるでしょう。

なかにはメールでパワハラをおこなう加害者もいるようです。しかし加害者側も、指導のつもりだったかもしれません。社内でパワハラトラブルを防ぐためにも、どんな内容をメールで送ってはいけないのか、知っておきましょう。

パワハラになる得るメールの内容

  • 急な体調不良でお休みをメールでお願いしたとき
  • →「こんな忙しいときに急におやすみですか?ありえません」、「みんなの迷惑です」、「体調の管理ができない社会人はいらない」など。

  • 仕事の質問・指示をお願いしたとき
  • →具体的な指示もなく「こんなこともできないのか」、「自分の頭で考えろ」、「やる気あるのか!ほかの人に頼むからいいです」など。

  • 依頼された仕事において、まだ期日等も来ていないのにかかわらず…
  • →何の前ぶれもなく、「もうやらなくていいです」、「あなたでは無理そうだから、他の人に頼みました」など。

実際にパワハラメールで訴えられ、損害賠償金が支払われた事例

平成17年に東京高裁でおこなわれた判例によると、保険会社勤務の上司が、被害者部下とその同僚に「意欲がない、やる気がないなら、会社を辞めるべきだと思います」などと記載されたメールを送信。

判決では、名誉毀損行為によって引き起こった、被害者の精神的苦痛を慰謝するため5万円の損害賠償金が支払われています。

業務関連の注意であればOKという訳ではなく、話し方によって相手の人格・仕事への熱量を否定しまうと、パワハラに当たる可能性があるため注意が必要です。

パワハラには該当しないメール内容

  • 急な体調不良でお休みをメールでお願いしたとき
  • →「お大事にしてください。ただし引き継ぎなどがあれば、連絡をお願いします」

  • 仕事の質問・指示をお願いしたとき
  • →「マニュアルの〇ページにやり方が乗っていますので、一読してみてください。もしわからなければ、また質問してください」、「こちらのこの箇所は、このように修正して頂けますか?」など。

  • 依頼された仕事において、まだ期日等も来ていないのにかかわらず…
  • →「先日お願いした仕事の件ですが、順調に進んでいますか?もし難しいようでしたら、以前同じような案件を担当したものがいたのでそちらに頼もうとおもいますが…」など。

たとえ怒っているときでも、相手への配慮は忘れてはいけない

相手の状況等を心配したうえで、相談や指示をするメールは、配慮が感じられ、嫌な感じを受けません。相手の立場になって考えてから、メールを送るようにしましょう。

業務の範囲を超えて、優位性を利用した場合は、パワハラです。相手から送られてきたメールが、業務の範囲内の指導的な内容であれば、それはパワハラではありません。

パワハラメールを無くす方法

感情的・威圧的なメールは、パワハラだと受け取られやすいです。顔が見えない分、より慎重に対応することが大切でしょう。

1対1の連絡は、なるべく控える

メールを送るさいには、自分の上司をCCに入れましょう。第3者も常に見ているという意識をもって送ることで、パワハラ抑制につながるでしょう。

1対1の連絡になってしまうと、厳しい発言をしてしまうこともあるかもしれません。感情的になりやすいタイプの人にはおすすめです。

1日の日報を作成させる

上司だけではなく、社内全員が見れるように日報を送りあう場を作ることも効果的でしょう。

パワハラには、実現不可能なタスク依頼・残業の強制なども含まれます。社員全員が、お互いに日報を見れることで、誰か1人に負担がかかりすぎることを防げます。

会話でのコミュニケーションを心がける

日頃からメールが素っ気ない上司もいます。パワハラだと思ったとしても、実は上司は平常運転ということも珍しくはありません。またメールだけでは伝わりにくいタスクの指示もあります。

なるべくコミュニケーションを取ることで、相手を理解でき、イライラしたり、怖いと感じたりすることは減っていくでしょう。またコミュニケーションロスによる、仕事のミスを減らすこともできます。

そのため普段からなるべくお互いに、会話でのコミュニケーションを増やし、信頼関係を深められるような努力をすることが大切です。

あまりにもパワハラがひどい場合には、転職を検討してもいいかも

パワハラで悩んでいるのであれば、転職をしてしまうほうが、心身ともに早く楽になれる可能性は高いです。パワハラに耐えてまでも、その会社に居続けるべきなのか、改めて考えてみてもいいでしょう。

もし転職をするなら転職エージェントがおすすめです。業界最大手の転職エージェントであるリクルートエージェントは、実績と知名度的安心感で転職成功実績No.1。取り扱い非公開求人は業界最大級の約10万件を誇っています。

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