セクハラの定義や意味とは?第三者が性的な不快を感じる場合も、セクハラにあたる

JobStep編集部
公開, 更新 , セクハラ・パワハラ

セクハラ、セクシャルハラスメント、セクシュアルハラスメントは、性的嫌がらせのことを指します。平成20年度に、各都道府県の労働局雇用均等室に寄せられたセクハラの

相談件数は2万5,000件にも登ります。

1989年(平成元年)に、国内初のセクハラを理由にした民事裁判が引き起こったことにより、セクシャルハラスメントの認知度は一気に広まりました。同年、「セクシュアル・ハラスメント」という言葉は、新語・流行語大賞の新語部門金賞を受賞しています。

その後、1997(平成9)年には男女雇用機会均等法が改正され、募集、採用、昇進などで女性を差別することは禁止され、セクハラについても規定が厳しくなりました。

しかしセクハラは今でも引き起こっているハラスメント問題であり、大きく減少をしている訳でもありません。改めて、セクハラの定義や判断基準をみていきましょう。

セクハラとは?

セクハラは、パワハラと異なり定義はあいまいです。基本的には、性的嫌がらせのことを指します。

厚生労働省の指針ではセクハラを大きく2つのタイプに分けています。

  • 対価型セクシュアル・ハラスメント
  • 性的行為を、異動・減給・解雇をなど優位な立場を利用して強要し、相手に不快感を与えるタイプ

  • 環境型セクシュアル・ハラスメント
  • 性的行為はおこなわないものの、恋愛経験を必要以上に尋ねたり、用事がないにも関わらずメールを送ったりするなど、相手に不愉快・不安感を与え職場環境を悪化させるタイプ

上記の2種類に分けわれるものの、セクハラはあくまで相手次第。同じことを言っても、何も感じない人もいれば、不愉快に思う人もいます。相手に不快な思いをさせるだけでもセクハラ行為になる場合があるため、非常に慎重に考えなくてはいけない問題になります。

セクハラの判断基準はどこ?

上記でも説明をしたように、セクハラ行為のボーダーラインは非常に難しいです。これは被害者によって、受け取り方が異なるためです。

厚生労働省によると、セクハラの判断基準は以下のようになっています。

  • 明確に抗議しているにもかかわらず放置された状態
  • 心身に重大な影響を受けていることが明らかな場合

接触した回数などではなく、身体的ダメージが判断基準を大部分を占めるため、相手との関係性を考えながら、接することが大切になるといえるでしょう。

性的な身体接触は、1回でも確実にNG

相手が意図していない場合の、性的な身体接触の場合は、1回であっても、職場に悪影響をもたらす可能性が非常に高いため、セクハラ認定されます。

もし暴行または脅迫を用いてわいせつな行為をした場合は、セクハラを通り越して、強制わいせつ罪にあたる場合もあるでしょう。抱きついたり、キスをしたり、スカートの中を触ったりすることはセクハラに当たります。

性的な発言は、業務に関係あるものなのかでジャッチされる

業務に関係ある場合の性的な会話はセクハラにはなりません。たとえば、アパレルメーカーに勤務していた場合、スリーサイズを聞かれるのは仕方の無いことかもしれません。

しかし、「処女なの?」「Aさんと付き合いたい」「エイズ検査を受けた方がいいよ」「エッチしよう」などといった発言は、セクハラにあたる可能性が高いので注意をしましょう。

またセクハラは、男性から女性への性的嫌がらせだけでなく、女性から男性へ、同性同士の場合もそれにあたります。女性が露出の多い服を職場に着て、それを見た他の人が嫌悪感をもった場合もセクハラにあたります。

第三者が不快に感じた場合も処罰の対象になる

本人たちに悪気はなくても第三者が不快に感じてしまったら、セクハラの対象になる可能性もあるのです。

2017年、集英社の「少年ジャンプ+α」で掲載されたweb漫画「すすめ!ジャンプへっぽこ探検隊!」の「【3話】ジャンプ編集部の女子トイレのマークを矢吹健太朗先生がデザインしたらこうなった!!」が炎上したことがあります。

下着を下ろした「女子トイレ」のマークに批判が殺到し、Twitterでセクハラと炎上してしまったことが、事の発端になります。このように第三者が不快に感じる場合でも、セクハラと問題になることもあります。

セクハラの難しさとは?

パワハラと違い、セクハラにはきちんとした定義がないため、あいまいな部分がかなり多く、判断が難しいです。

例えば同じことを、されたり、言われたりしても、受け取る相手が嫌だと感じなければセクハラにはなりません。またセクハラの言動を、嫌な人に言われたら、嫌悪感を持っても、好意がある人からされたら、嫌ではないかもしれません。

すべては、相手の受け取り方次第で変わるものなのです。ただ職場の周りの人が、その行為を見て職場の環境を著しく悪くしていると感じた場合も、セクハラとなります。

当事者同士の問題だけでは済まされないのが、セクハラです。

セクハラがひどい場合には、転職を検討してもいいかも

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