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過激化する上司のパワハラ。今からできるパワハラ対処法11選

JOBSTEP 編集部
公開, 更新 , セクハラ・パワハラ

厚生労働省の調査によると、都道府県労働局等に設置した総合労働相談コーナーに寄せられる「いじめ・嫌がらせ」に関する相談は年々増加しています。平成18年度の相談件数は22,153件でしたが、平成28年度には70,917件とおよそ3倍にまで膨れ上がっています。

さらに平成28年度におこなった調査では、過去3年間にパワーハラスメントを受けたことがある人は、回答した者は32.5%に登ります。そのうち、7割程度が上司からパワハラを受けているという結果もあります。

近年、労働者が権利を主張しやすくなり、ハラスメント問題が顕在化してきていることが、パワハラが増えてきている原因になっています。

もし上司からのパワハラに悩んでいる場合、どう対応したらいいのでしょうか?

これはパワハラ?引き起こりやすい上司のパワハラチェック

そもそもパワハラとは、パワーハラスメントの略です。職務上の地位などをうまく使って、精神的・身体的苦痛を与える行為のこと刺します。

ただし、業務上の適正な範囲での指導や注意はパワハラではないので、そこは間違いのないようにしましょう。そしてこのパワハラには、暴力を振るうものや、無理な仕事を押し付けてくるもの、精神的な苦痛を感じさせるものなどさまざまなパワハラがあります。

まずは上司のパワハラ内容を紹介していきます。

暴力を振るってくる

ミスをしたことによって、足で蹴られたり、殴られたりしたことがある場合は、これは明確にパワハラといえるでしょう。

暴力をふるうことは、いかなるときでもしてはいけない行為です。暴力を受けたときの証拠も持っておきましょう。

暴言や嫌味な発言を繰り返される

暴言や嫌味な発言は、身体的ダメージを受けるわけではありませんが、精神的に苦痛を感じることになります。もし上司から、同僚や部下の前で、無能扱いする言葉を受けたのであれば、これもパワハラに当たります。

この場合も暴力を受けた時と同様に、きちんと証拠を残しておくことが大切です。また暴言を言ってくる人の場合は、無視をし続けることでパワハラが収まる場合もあります。

訴えるときに必要になる証拠ですが、暴言の場合、かんたんにスマートフォンなどで録音ができるので、かなり有利に裁判をすすめることができるでしょう。

無茶苦茶なノルマを押し付けられる

終業間際に無茶な課題や、絶対に期限内に終わるはずのない仕事を押し付けられる場合も、パワハラになります。残業代を払っていない可能性がある場合も、未払い分をまとめて記載しておきましょう。

自分に仕事を与えてくれない

さきほどの場合と違って、仕事を任せてくれない場合もパワハラに当たります。チームミーティングに出席させてもらえなかったり、営業職であるにも関わらず、いつまでたっても外出させてもらえない場合などは、パワハラに該当する可能性があります。

自分を無能扱いとしている行為もパワハラに値するので、こういった場合も人事部等に相談するのが良いでしょう。とはいえ、自分にも何か問題があるかもしれません。自分と上司、双方を知っている第三者の意見を聞いてみるのも大切です。

無視をされ続ける

「自分だけが無視されているのではないか」、「他の人と扱いが違うのではないか」などは、自分の思い込みである場合もあるので判断が難しいところですが、あきらかに無視されていると感じた時には人事部などに相談して現状を改善してもらうように訴えましょう。

無視されることは、仕事が多いよりも苦しいと感じることもあります。挨拶しても返事をしてくれない、いつもフィードバックをしてもらえないなどといったことがある場合は、問題と捉えるべきかもしれません。

パワハラ上司への具体的な対処法

パワハラの内容を見てきましたが、次に、具体的にどのような対処法を取るべきなのか紹介します。まずは一人で抱え込まず、誰かと気持ちを共有してみましょう。

多くの人に相談し、同志を募る

できるだけ多くの人に相談し、同じ部署内での同士を募るという方法。相談する相手は友人や知人、家族、学生時代の先輩など、できるだけ幅広くするといいでしょう。

その人自身が、パワハラ対処の経験がなくても、同じような事例を知っているということもありえます。

パワハラ上司に悩まされているのは、あなただけではないはず!周りの方の職場内にも、同じような「被害者」がいるケースが大変多いでしょう。1人で悩みを抱えるより、同じ被害者といっしょに方策を考えたほうが、行動を起こしやすくなります。

本人に直接言う

かなり勇気はいりますが、本人に直接言う行為は、効果的で即効性もあります。

直接相談するのもいいでしょうし、被害者が複数いる場合は、団結して上司に伝えます。直接が怖いようでしたら、メールや書面で伝える方法も。

内容は「いつ、こういう被害を受け、私はこう思い、今こうなった。周囲も目撃しており、こういう意見がある。

これは、パワハラ行為に当たるので、これ以上改善がみられず、同じ行為がされるならば、◯◯課長や人事部、更には労基署や警察への相談・報告も考えている。」といったことを伝えます。

この際に出来るだけ細かく、診断書などがあれば、添付すると良いでしょう。さらに、この時のやり取りを明確に、記録しておきましょう。直接であれば、ボイスレコーダー、メールや書面であれば、その内容です。

ここでパワハラが収まれば、それでいいのですが、余計ひどくなったり、待遇が悪くなったりした場合は、このやり取りの内容も、重要な証拠になります。

社内の相談窓口に相談する

社内の担当窓口などへ相談することも、大変有効です。

もし、社内にコンプライアンス専門の部署や「相談室」のような窓口があるなら、そこに一度相談してみると、いいかもしれません。

すべての会社に、そうした窓口があるわけではありません。さらに、人事部に相談することで、それが上司の耳に入ってしまうという事態も、想定出来るはず…。

不安がある人は、人事部などよりも組合に相談することをおすすめします。これも、会社によって、組合組織の強弱にかなりの差があるのが現実。しかし、一度、組合に相談してみることは、無駄にはならないはずです。

厚生労働省の窓口を利用する

社内の窓口などで解決できない場合は、厚労省のサイトを利用するといいでしょう。

厚労省の窓口は「一度、話を聞いてもらおう」という気軽な気持ちで、アクセスできるはず。厚労省には、各都道府県の労働局に「総合労働相談センター」という窓口があります。

さらに、手軽なのが「心の耳」というサイトです。是非一度、チェックしてみると良いでしょう。

弁護士に相談する

弁護士に相談すると、法的な視点から的確なアドバイスをくれます。もし、訴訟や未払賃金請求などの問題に発展した場合も、引き続き味方となってくれるでしょう。まずは、証拠を基に細かく状況を説明してみて下さい。

しかし、費用がかかるという点や、知り合いに弁護士がいないという点で、難しく感じる方もいるかもしれません。この様な労働問題に、注力した弁護士を集めている所も多くありますので、一度探してみてはいかがでしょうか。

必ず証拠を残す

「あれ…?これってパワハラかも?」と感じても、その記録をとっていないことがほとんど。ご自身が考えて、これはパワハラだと感じたら、すぐ記録をつけておいてください。

記録の取り方は、分り易くが基本です。日付と時間、誰からどんな状況で、どんな言葉や態度でパワハラを受けたかを記録します。

書き方に、疑問に思う必要はありません。大事なのは、その場でできるだけ詳細な記録がとってあることです。ICレコーダーを利用しても、良いでしょう。周囲で、立ち会っていた人の名前も記録しておくと、さらに有効。

パワハラを受けていると明言する

パワハラ上司は、パワハラと気づかずにやっていたということはありません。

はっきりと認識した上で、ハラスメントをしています。上司は、被害者の顔を見て、困ったり、泣いたり、傷ついたりする部下の様子を楽しむ傾向があります。

この程度ならまだ大丈夫、多少のエスカレートは問題ないと思い、行っています。何かあれば、部下に対して「本人にハッキリ言うことの何が悪い」と都合よく、自分を正当化します。

この一因に部下が、抵抗しないことを挙げる上司がいます。

部下がパワハラだと明言しないことで、周囲が「ただモメているだけ」という認識で終わってしまい、パワハラを阻止できないことが原因です。

上司の上司に相談する

上司がパワハラをしている事で、自分がどれだけ精神的に、大きな苦痛を受けるという状態であるか、上司より上の立場に当たる人に、相談することも有効でしょう。

口頭で悩みを相談しただけでは、事の深刻さを分かってもらえないかもしれません。そのために、客観的に判断できるような証拠をしっかりと集めましょう。

パワハラは、部下を指導するという名目で怒鳴るという場合が多いので、証拠を集めやすいとも言えます。

必要以上の罵声や恫喝は、上司であっても許されるわけではありません。実際に、怒鳴っている様子を録音するなどして、証拠として提出できるようにしておきましょう。実際に、証拠を提出し判断をしてもらうという事が、重要なのです。

自分の意思を強く持つ

上司からの当たりが、私にだけ強い気がする・・などパワハラを感じることがあったら、委縮せずに、自ら上司へアドバイスをもらってみるのも、よいでしょう。

他人を変えるのは難しくても、自分を変えることで発想を転換してみましょう。パワハラ上司から身を守るには、どんなことがあっても、理性的な態度で対峙すること。

相手に一目置かせる存在に!相手がどんなに勢いよく怒鳴り散らそうと、暴言を吐こうと、震え上がることなく、堂々とし、相手のペースに巻き込まれないことです。

社外の専門機関に相談する

「パワハラを許容する会社が許せない」「会社と戦うことになってもパワハラをやめさせたい」という方は、法テラスを始めとした社外の専門機関に相談してみましょう。

初回のみ無料で相談に乗ってくれるところもあるので、よく探してみてください。

他方、無料相談を受け付けている弁護士事務所は駆け出しの弁護士が多く、弁護士も人ですから強い分野があったり苦手分野があったりします。当たり前ですが「強い」弁護士は高額でも人気があるため、法テラスで仕事を受けたりはしません。

法テラスでは事務的に弁護士が割り当てられるため、時にその分野が苦手な弁護士という場合も多々あり、問題解決が上手くいかずに終わる可能性も否定できません。

信頼の置ける周囲の人に窮状を相談し、人気の弁護士を紹介して貰えないか打診してみるのも手です。クライアントや知り合いからの紹介であれば、人気の弁護士事務所でも丁寧な対応が受けられるかもしれません。

良好な人間関係を築く

上司から部下に対する注意・指導が、度を超えてしまったというケースが多いパワハラ。別の見方をすれば、良好な人間関係が築けている間柄であれば、多少厳しい注意や指導があったとしても、パワハラ問題に発展することは、少ないと言えます。

誰でも、ミスを指摘されればよい気持ちはしませんし、何度か指摘が続けば、「また怒られてしまった」と自分だけ責められている気持ちになり、落ち込んでしまうこともあるでしょう。

仕事を続けていくには、注意されたことで委縮するのではなく、「今後ミスをしないようにするには、どうすればよいか?」と、発想を転換していくことも大切。

パワハラを防止するには、日頃から職場において、円滑なコミュニケーションを図っておくことも、大切な要素と言えます。

あまりにもパワハラがひどい場合は、転職を考える

何をしても上司のパワハラが改善をさせない場合は、転職を考えてみてもいいかもしれません。精神的、肉体的に苦痛を感じながら、その会社で働き続ける理由がありますか?人生の長い時間を人間は仕事に使うのです。楽しみながら働くことがでいなければ、体が持ちません。

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