航空に関わる仕事5選。日本の玄関口を支える仕事

JobStep編集部
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就職情報を取り扱う学情が発表した2020年卒業・修了見込みの学生を対象とした就職人気企業のランキングによると、総合ランキングでは全日本空輸(ANA)が5位、日本航空(JAL)が19位となりました。

飲酒トラブルの影響等によって前年から順位を落としたものの、いまだに学生には根強い人気がある航空業界。華やかな業界に憧れを持つ人は少なくありません。今回はそんな航空業界に関わる仕事を紹介していきます。

客室乗務員(キャビン・アテンダント)

客室乗務員とは、「飛行機の運航中、主として客室における乗客への接客サービスに従事している」人や職業を指します。

主な役割としては、機内食やドリンクを提供したり、機内販売を行うなどといった「サービス業務」と、急病人に対して救急処置を行ったり、機内の安全確保をするなどといった「保安管理業務」の二通りに分けられます。

一見、華やかな職業にみられがちですが、時差の大きな海外へのフライトを連続でこなさなければならないこともあり、また、常に乗客に見られている立場であるため、疲れていても笑顔を保ち続けなければならないといったハードな一面もあります。最近では、男性の客室乗務員も増えています。

女性に人気の花形職

客室乗務員になるためには、各航空会社が実施する採用試験を受験し、合格しなければなりません。応募資格も会社によって様々ですが、例えば大手航空会社の場合は「新卒」「既卒」に関わらず「専門学校以上」の学歴が応募要件となっています。

大学卒の採用も多いですが、客室乗務員になるための課程がある短大や専門学校(エアラインスクール)から採用する会社もあります。

学歴のほかにも、年齢や身体条件、居住条件、語学力(TOEICスコア)など、様々な応募資格が設定されていますので、各社の募集条件を事前に確認しておくとよいでしょう。採用人数はその年によって異なり、大手航空会社では数百名程度、比較的小さな航空会社では数名~数十名という場合もあります。

人気の職業であるため、どの会社も倍率は非常に高いでしょう。

就職では、語学力を証明するためのTOEICスコアが高ければ有利となるでしょう。また、その他の外国語が話すことができれば更に幅が広がりますので、各外国語の検定試験に郷国しておくこともおすすめします。

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パイロット

パイロットとは、飛行機や旅客機を操縦する人のことを指します。

主な役割としては、旅客機を操縦し、旅行やビジネスなど、それぞれの目的で旅客機に乗る人や貨物を目的地まで安全に届けることが挙げられます。1つの旅客機には機長や副操縦士が乗っていて、主に操縦をおこなうのが機長であり、管制塔との連絡や、機長のサポートをおこなうのが副操縦士の役割です。

飛行機は天候に大きく左右される乗り物です。そのため、いつでも快適に運行できるわけではありません。急な天候不良や機材などのトラブルが発生することもあり、100%確実・安全に目的地に着陸できる訳ではありません。周囲の細かい変化に気づきながら、対応できる能力が求められる職業と言えるでしょう。

航空業界の花形職

パイロットになるためには、主に3つのルートがあります。

1つめは、航空会社のパイロット募集から航空会社に入社するルートです。大学を卒業して、航空会社に自社養成パイロットとして採用されれば、訓練を経た上でパイロットになることができます。

2つめは、航空大学校に進学し、卒業後に航空会社へ就職するルートです。航空大学校とは、国が設置した日本唯一のパイロット養成機関です。航空大学校でパイロットとしての訓練を受け、免許取得後に航空会社にパイロットとして就職します。

3つめは、パイロット養成課程のある大学を卒業した後に、航空会社に就職するルートです。日本にはパイロット養成課程のある大学がいくつかありますので、そこで免許を取得し、卒業後、航空会社にパイロットとして就職します。

パイロットになるためには、定期運送用操縦士・事業用操縦士・自家用操縦士といった国家資格が必要となります。このうち、国内線や国際線の定期航路の航空機を操縦する場合などに必要な資格は定期運送用操縦士です。この資格を取ることで、パイロットとして空を飛ぶことが出来ます。

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航空整備士

航空整備士とは、飛行機を安全に運航するために、飛行機を点検したり整備をおこなう人を指します。

航空整備士の仕事には大きく分けて、ライン整備とドック整備があります。ライン整備とは、駐機場でフライトの離陸前に行う整備・点検のことです。航空機が空港に到着して次に出発するまでの短時間の間で、決められた部分の整備・点検を行うため、スピードと正確さが求められます。

一方、「ドック整備」とは、格納庫で定期的に行う大掛かりな整備・点検のことです。自動車でいうと車検のようなもので、一定のフライト時間が経過したら1ヶ月から2ヶ月程度かけて整備・修理を行います。着陸装置やエンジン、コックピットなどの様々な箇所が対象になります。

どちらも、乗客の命を守るという点で、とてもやりがいのある仕事と言えるでしょう。

責任感があり、丁寧で細かい作業が得意な人におすすめの仕事

航空整備士になるためには、主に2つのルートがあります。

1つめは、高校卒業後に航空専門学校に入学し、在学中に国土交通大臣指定航空従事者養成施設で勉強し、二等航空整備士や二等航空運航整備士といった必要な資格を取得し、整備会社に就職するルートです。最もポピュラーな選択肢となります。

2つめは、四年制大学の航空整備コースや工学部に入学し、整備会社への就職を目指すというルートです。整備会社での実務経験を経て、必要な資格を取得することとなりますが、企業によっては年齢制限を設けている場合もありますので、事前に応募資格をチェックしておいたほうが良いでしょう。

先に書いた二等航空整備士・二等航空運航整備士のほか、キャリアアップを目指すなら一等航空整備士や一等航空運航整備士といった資格を取得することで、整備できる機種や範囲も広がっていくでしょう。

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航空管制官

航空管制官とは、航空機が安全に離着陸し、他の航空機と衝突しないように空を飛べるよう指示や情報をパイロットに伝える人を指します。

航空管制官の仕事には大きく分けて「ターミナルレーダー監視業務」と「飛行場管制業務」があります。「ターミナルレーダー監視業務」では、レーダーに映る飛行機を見ながら、それぞれの航路が交錯しないかなどを確認・判断し、無線で指示を出します。

着陸時の進入角度などの指示も行います。 一方、「飛行場管制業務」では、管制塔の上で目視とレーダーによって飛行機に離着陸の指示を出します。

どちらの仕事も目だけでなく集中力を要することになりますので、航空管制官には視覚・聴覚・集中力の3つが必要であると言えます。また、勤務地によって24時間体制のためにシフト制での勤務となることもあるので、体力も必要となってきます。

航空業界の国家公務員職。安定した給与を受け取れる仕事

航空管制官は国家公務員ですので、航空管制官になるためには航空管制官採用試験を受ける必要があります。試験に合格して採用されると国土交通省の職員として勤務し、その後は航空保安大学校へ入学し、1年間の基礎研修を受けることになります。

採用試験は語学力や記憶力が試される難関な試験ですが、倍率はとても高くなることもあります。応募要件は年齢制限だけで学歴は問われませんが、長期間の訓練を重ねる必要があるため、根気と強い精神力が求められることとなります。

パイロットとのコミュニケーションにあたって、語学力が十分でないと、事故につながる可能性があります。そのため採用試験に合格した後も、TOEICや国連専門機関である国際民間航空機関(ICAO)が定める英語能力証明試験(操縦士や管制官などの英語能力が、実用レベルか否かを判定する試験)を定期的に受験するなど、語学力を高め続ける努力が必要となってきます。

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グランドスタッフ

グランドスタッフとは、空港に勤務して主に接客業務を担当する人を指します。

主な仕事としては、チェックインや搭乗のお手伝い、ラウンジでの接客、乗客が飛行機に乗り込むまでの出発前の業務と、飛行機を降りた乗客を送り出すまでの到着後の業務などが挙げられます。また、運行状況の確認や空港内へのアナウンス、トラブル対応など、飛行機を安全に利用してもらうための業務も担うこととなります。

さらに、朝早くから夜遅くまでフライトがおこなわれているため、早番・中番・遅番といったシフト制を採用していることも多く、1日のスケジュールは一定でないことがあります。そのため、体力面でのタフさが必要となってきます。

それぞれの乗客の要望を見極め、それに適した最高のサービスを提供することが常に求められるグランドスタッフ。「ありがとう」と言ってもらえるような接客ができた際には、大きなやりがいを得られることでしょう。

未経験者が、最も航空業界に入りやすい職業

グランドスタッフになるためには、航空会社の募集に応募し、合格することができればグランドスタッフとして働くことができます。特に専攻などが問われることはありませんが、一般的には観光学部がある大学か、航空に関する専門学校を卒業していることが多いようです。

大学や専門学校で実践的な知識を事前に学んでおいたほうが、就職後スムーズに仕事に取り組めるという強みがあります。

また、そのような学校や学部では、通常の講義の他に、航空での就労経験のある人を講師に招き、空港業務のシミュレーションなども行われていますので、自身が空港で働く姿をさらに膨らませることができるでしょう。

特別な資格は必要ありませんが、職業柄、外国の方とのコミュニケーションを取る機会が多いため、語学力が高いことは大きな強みとなるでしょう。

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