刑務官をやめたい・転職したい。労働環境が厳しく業務過多。

JobStep編集部
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刑務官とは、受刑者の収監施設である刑務所の治安を確保する国家公務員です。収監者の管理や監督をおこなう保安業務のほか、運動や作業など規則正しい生活を通して指導や教育にもあたり、受刑者の社会復帰を支援する役割もあります。

2019年4月には刑務所からの脱走やテロといった不測の事態に備えるために、56人の刑務官から成る「特別機動警備隊」を法務省矯正局に設置しました。

この部隊は東京拘置所に常駐し、暴動の制圧や災害時の救助活動、東京オリンピック・パラリンピックを前に警戒を強化する狙いがあります。

こうした刑務所内外で活躍する刑務官ですが、業務内容の特殊性や危険性から転職を考える人は少なくありません。

今回は、刑務官をやめたい・転職したいと思ったきっかけやおすすめの転職先について紹介していきます。

刑務官をやめたい・転職したいと思ったきっかけ

厳しい労働環境に耐えられなくなった

刑務官は月8日の休みと1日8時間の労働を基本とします。しかし、収容数は規定を超えており、不定期の夜勤勤務や、刑務官1人に対する業務量が過多になっているのが現状です。

また、シフトによって業務内容がコロコロ変わる、単調な仕事の繰り返しが嫌になったといったことも退職・転職を考えるきっかけになるようです。

人間関係がつらい

刑務官は主に服役中の受刑者とのやり取りがメインのため、人間関係の構築が欠かせません。業務中は常に気が抜けず、心身共に疲れてしまう人もいます。

また刑務官は軍隊並みの環境であることもあり、完全なる縦社会で先輩や上司には絶対服従といったことも少なくありません。閉鎖的な職場で開放感がない、現実社会と隔離された別世界など職場環境への不満も退職・転職を考えるきっかけになるようです。

刑務官をやめようと思う人の特徴

人間関係に関しては、警察官や消防士と同じように体育会系の社会で上下関係がはっきりしています。

公務員の特徴である安定した給与などだけを見ている人は、一般会社でいうところの働き方改革が皆無な古臭い環境に耐えられなくなってしまうでしょう。

刑務官をやめる前に考え直してみるべきこと

刑務官の良いところは、やはり国家公務員という待遇です。先に記述した労働環境はあるものの、仕事自体はトラブルがなければ単純作業も多く、多くの思考をせずとも月30万以上、平均年収650万の収入があります。

また個人の裁量で給与が変わるわけではないので真面目に働けば確実に給与が上がります。

刑務官をやめるべきでない人の特徴

一般的な会社での個人の競争や、キャリアアップ、自己主張などが苦手な人は続けるべきです。

また、長く刑務官で勤務を続けてきた人は40代になって一念発起して刑務官をやめ、一般企業でトライしても閉鎖的な世界にいた分、世間の流れに追いつかないのも事実です。

どうしてもやめたい場合の円満なやめ方

まずは辞職願を直属の上司に1ヵ月前には提出しておきます。法律上2週間前でも問題ありませんが、残された人のことを考えて早めの行動をしましょう。

ポイントとなることは退職理由です。転職先での具体的な夢や目標などの前向きな理由、もしくは親の介護などの物理的に職務不可能な状況を伝えるのが良いでしょう。あいまいな発言はせず明確に退職理由を伝えることが1番大事です。

刑務官におすすめの転職先

警備会社

警備員は企業のビルや商業施設などへの常駐警備や、イベントや集会などでの警備、様々な工事に伴う交通警備などをおこないます。

不測の事態に備える監視や警戒に当たるため、高い規律意識や精神力が要求される職種で、刑務官との共通点が多いといえます。

インストラクター

武道拝命などを受けて体力に自身がある場合には、インストラクターへの転職がおすすめです。

スポーツジムやフィットネスクラブで利用者へのサポートやアドバイスをする仕事で、人体や運動に関する知識も必要になりますが、経験を積むことでカバーすることができます。

教習所の指導員

教習所の指導員は、閉鎖的な刑務所が嫌だった、受刑者への職業指導にやりがいを感じていた、という人におすすめしたい職種です。

休日出勤や時期によっては忙しいこともありますが、勤務時間はほとんど固定で、体力的にも負担の少ない職場でもあります。

また指導するということに関して十分に知識を活かすことができ、活躍することができます。

運転手

運転手は、人間関係のしがらみから開放されて、1人で仕事をしたいという人におすすめの転職先です。

扱う車種や大きさ、運転する距離などもさまざまで、体力や注意力が必要になります。しかし刑務官なら、体力や注意力に関しては問題なくこなせ、活躍していくことができるでしょう。

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