職人をやめたい・転職したい。会社との関係や将来性に悩む。

JobStep編集部
公開, 更新 , 職業別、今の仕事をやめたい時に

職人は「自分の技術がいちばん」の世界ですが、仕事や給与を管理するのは会社であることが多いです。そのため、会社との連携がうまくできないと不満も溜まりやすく、やめたい・転職したいと思う人も少なくありません。

職人は個人的な仕事も多いですが、人間関係が絡むと仕事を続けにくくなることも。職人の中でもとくに建設業界における離職率は、厚生労働省が2017年に発表したデータによると高卒で47.7%となっており、全産業平均の水準を上回る結果となっています。

今回は職人をやめたい・転職したいと思ったきっかけややめる前に考えておくこと、おすすめの転職先について紹介していきます。

職人をやめたい・転職したいと思ったきっかけ

スケジューリングが難しい

職人のスケジュールは会社の事務や営業が管理することも多いため、その管理や会社との連携がうまくいっていないと、職人の現場での仕事に不都合をきたすことになります。

そのためスケジュール管理や伝達が職人にうまくなされないと、職人は突然仕事の予定を渡されたり休みがなくなったり、非常に働きにくい環境になってしまいます。

1人前になるまでが長い

職人の世界は実力と実績がものをいう世界なので、1人前になるには技術を磨き続ける忍耐力が必要です。また、親身に教えてくれる先輩が1人もいなかった、なかなか努力が実を結ばないなど修行の厳しさを感じることも。

好きで入った世界でも、長い修業の中で飽きて熱意がなくなったという人も少なくありません。将来性を考えたときに、若いうちに転職しておこうと考えるようです。

職人をやめるべき人の特徴

職人をやめるべき人の特徴としてあげられるのは、こまかい長時間の作業が苦手であったり、静かに黙々と作業をすることが向いていない人です。職人は言葉ではなく技術で会話する世界ですので、普段の人との会話は圧倒的に少ないのです。

また、親方や現場の人たちは頑固で実直といった昔ながらの感覚を持っている人も多いため、そうした感覚と合わないと感じる人には厳しい世界でしょう。

職人をやめる前に試してみるべきこと

製作分野を変えてもらったり、現場または付く親方を変えることで、今までの悩みが解決することがあります。

いずれも職人同士の直接的なやりとりではなく、会社を経由してやり取りすることとなりますが、作る物や分野、または関わる職人を変えることで、人間関係の部分で改善され、やめたいという気持ちも晴れる可能性が生まれるでしょう。

職人をやめるべきではない人の特徴

ものをつくることが好きな人や、だまって作業するほうが好きな人、体を動かすのが得意な人は職人に向いているといえます。

職人には集中力が求められ、それがあるからこそ高い技術力が発揮されます。誰にでもできるわけではない技術なので、自分の技術の希少性と重要性を考えたら、やめずに磨きつづけるほうが良いこともあるでしょう。

どうしてもやめたい場合は

どうしても辞めたい場合は、辞めるための理由とその伝え方が大事です。それによって、スムーズかつ円満にやめられるかどうかが決まります。

退職を伝える際のポイントは、マイナスな理由を言わないことと、期間に余裕を持って伝えることです。

マイナスな理由はさらなるトラブルを生む可能性につながりますし、やめる数ヶ月前から余裕を持って伝えることで会社も新任を探すまでの期間をもてるからです。

また、会社が案件をたくさん抱えているときや重要部分の製作に取り掛かっている最中など忙しいときは避け、自分の役目はキッチリ果たして、職人らしく去り際をきれいなものにすることもポイントであるといえます。

職人におすすめの転職先

営業職

営業職は、製造業の職人であれば自分が作っていた製品や、仕事で使っていた機械や道具の営業をすることになるので、知識や経験を活かしやすい転職先。

建設業であれば住宅や店舗の営業職で、新築に限らずリフォームやリノベーションなどを扱い、水回りや外溝、屋根やサイディングなどを専門に扱う業者もいます。

工期や見積もりを決定する際に経験が活かせる職種ですが、社交力や行動力などの適性が必要になります。

整備業

整備業は、あらゆる機械の整備や点検にあたる仕事で、職人の集中力や粘り強さを活かしやすい職種といえます。

製造業や加工業、運輸やサービス業などあらゆる業界にメンテナンスを必要とする機械があるので、選択の幅は広い業種です。

整備業は、ルート点検や緊急点検、また扱う機械の種類によっては出張で全国を飛び回ったり、営業や納品を兼ねることもあります。

講師

専門学校などの講師は、職人としての経験や知識を活かすには理想的な職種です。年齢や体力的な不安から転職を考える人には、安心して仕事をすることができます。

しかし技能の講習だけでなく、広く経営や法律などの知識が必要になる場合があるため、新たに勉強し直さなければならないこともあります。

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