仕事の休みがなくて辛いときの対処法5つ。長時間労働は身体にどんな悪影響を及ぼすの?

JobStep編集部
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マクロミルが、2017年におこなった調査によると、労働時間に対して不満を抱えている人は26%をおよそ3割にも上ります。そして労働時間を減らしたいと考えている人は、43.4%にもなっています。

このアンケート結果から、仕事を休みたい、減らしたいと考えている人が一定数いることがわかります。長時間労働は、心身ともに深刻なダメージを与えることがあります。

実際過去には、2017年運送会社の43歳男性が月108時間残業をおこない過労死した事件や、2015年には株式会社電通の新入社員が月110時間異常の勤務をおこない自殺をした事件などが引き起こっています。

仕事は休みが無くて辛いが、どうしたらいいのかわからないという人も少なくありません。そこで今回は、仕事の休みがなくて辛いときの対処法を紹介します。

長時間労働は、身体にどんな悪影響を及ぼすの?

2003年に発表されたペンシルベニア大学とワシントン大学においておこなわれた睡眠制限実験によると、7~8時間の睡眠が必要な体質者に6時間しか眠らせない制限をおこなうと、彼精神的・身体的パフォーマンスはどんどん直線的に低下していくことがわかりました。

また2週間睡眠時間が少ない状態が続くと、脳機能は2日間の徹夜をした人と同等のレベルにまで低下するそう。そして最も恐ろしいのは、その脳機能低下を自分で自覚できていないということです。

つまり、長時間労働で睡眠不足が続けば続くほど、集中力・作業能力は落ちていくものの、働くことに支障はないため、身体を動かし続けることができるということです。疲労による身体変化に気づかず、働き続けている人が大勢いるともいえるでしょう。

しかしこの疲労した状態のまま働き続けると、アクシデントによりいつも以上に大きなストレスがかかると、身体は自分を保つことができなくなることがあります。

長時間労働者は、いきなりめまい・動悸などの体調不良を発症する危険性が高く、うつ病にもなりやすいということになります。ギリギリのレベルで何とか働いてくれていた身体や精神が、正常なバランスを保てなくなってしまうのです。

また、1998年に富山医科薬科大学が発表した研究では、1日7時間~10時間働いていた人よりも、1日11時間以上働いていた人は、心筋梗塞の発症リスクが2.9倍という結果があります。

労働基準法では、どのくらい仕事を休まなくてはいけないことになっているの?

労働基準法では、1日の労働時間は8時間まで、1週間では40時間以内と定められています。それを超える労働時間は「残業」になりますが、残業は月に45時間まで。通常業務では対処できない繁忙期の場合でも、残業の延長が許されるのは月60時間までです。

しかしこの時間は法的に定められているわけではなく、あくまでも国が出している目安の時間。そのため残業が60時間以上だからといって、必ず会社を罰せられるわけではありません。

過労死ラインという言葉を知っておこう

過労死ラインとは、厚生労働省が脳や心臓の病を発症するリスクが高まるとしている、時間外労働時間のボーダーラインを示す言葉。1ヶ月あたりおよそ80時間を超える時間外労働が、過労死ラインといわれています。

この過労死ラインは、労働災害保険の給付を受けられるラインにもなっています。もし在職中に脳卒中や心筋梗塞を引き起こした場合に、過労死ラインを超えていると、病気は仕事による疲労などの影響が大きいとされ、お金の給付を受けられることもあります。

仕事の休みがなくて辛いときの対処法

上記で紹介をしてきたように、仕事を休まず働くことで、身体にはいろいろな症状が出てきます。無理に働いてしまうと、過労死してしまうことも0%ではありません。

労働基準法に乗っ取り休むことが大切ですが、休暇を取れない場合はどうしたらいいのでしょうか?

労働基準監督署へ相談する

1週間に1回は休みを与えなければならないと労働基準法で示されています。

仕事で休みがないというのは主に時間外労働のことで、対象外になるのでは、と思われるかもしれませんが、サービス残業であれば明らかに違法です。

あまりに行き過ぎだと思ったら、労働基準監督署への相談も視野に入れましょう。労働条件が厳しい職場は多く、相談については「違法ではない限り」動かないのが基本です。タイムカードなどの形に残る記録をコピーして取っておいたり、労働時間をメモして証拠を揃えましょう。

入社時の契約書類は持っているか聞かれるので、契約条件と実情の差異が示せる書類も必ず確保しておくべきです。

他方、地域によって存在する監督署を監督する部署に事前相談をしてみたり、担当の人の名前や相談時間、内容などのメモを忘れずに取っておくなどの行動力も必要です。

民事不介入が基本のため、違法行為についてのみ動く(会社と当人同士のやり取りや、民事訴訟を勧めて終わりにするケースが多いのです)ということを忘れずに。

生活の安定も勿論ですが、身の危険を感じたら、早めに必要なものを集めて保険にする賢さと、命を最優先に退社する理性を思い出してみて下さい。

強く言って休みをもらう

忙しい状況で休みが取りにくいにしても、家庭の事情や体調不良など然るべき理由があるのに休ませて貰えないのは異常です。

休みがないのはあくまで会社の都合です。理由をはっきり述べ、強く言ってでも休みを貰いましょう。

単に「いい人そうだから」「何でもしてくれるから」と仕事を回されている可能性もあります。それでは困るということをどこかで示した方がいいでしょう。

転職を考える

休みがない中で転職活動をするというのはハードルが高いですが、仮に今働いているのがブラック企業だとしたら、何年働いても報われません。体を壊したらクビ、という展開も考えられます。

動けるうちに転職しないと年齢制限(特例事由)で募集にすら、引っ掛からなくなるケースもありますし、身体を壊しては後の祭りです。

条件を上げ過ぎていたのを見直したら、再就職が出来た、というケースもあります。命懸けの転職ならば、要らないプライドは捨てていきましょう。人手不足の今の時代、過酷すぎる今の職場よりも条件のいい仕事を見つけることがそれほど難しくないはず。

安心して「マイナビエージェント」のような転職サイトに登録しましょう。

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睡眠時間を確保する

仕事で休みがないなら、とにかく体を壊さないことが第一です。ブラック企業の場合、何かあっても労災が下りないことも考えられます。

睡眠時間を削るとパフォーマンスが落ちてしまい、ミスもしやすくなります。頭の働きも鈍くなって判断力が落ちることも。

ブラック企業にいる自覚があるのなら、ストレス発散のためと言って、酒に走ったり、娯楽に走りそうになった時は、そもそも自分が何のためにキツい仕事をしているのかを今一度考え、すべきことをし終えたらすぐ眠り、体力を温存しましょう。

「自分が辞めたら会社が困る」などと考えない

一時的に忙しいのは仕方ないとしても、何か月も休みがないのは異常で、明らかにブラックです。ここはおかしい、もう辞めたいと思っても「会社が困るから」と動けない人もいるのでは?

ですが会社という組織は、人員がいなくなったらまた採用すればいいだけなのです。無理して働いて、過労死したり病気で働けなくなることの方が一大事です。

会社に行くのは、貴方の生活のためであり、ひいては貴方の自己実現のためでなければなりません。

辞めないように圧力をかけられたり、辞めた人の悪口が蔓延していて辞めにくい雰囲気になっていたりすることもあるかもしれません。しかし、辞めればそこで縁が切れる、と割り切る頭の良さも必要です。

身体に何かしらの症状が出ているなら、早めに仕事を辞めるか、休職しよう

仕事を休めないことによって、動悸・めまい・吐き気・食欲不振・不眠・手足の震え、しびれ・胃痛・身体に力が入らない・集中力が続かないなどの症状があるのであれば、早めに仕事を辞めるか、休職しましょう。

これらは身体からのSOSサインです。そのまま働き続けると、うつ病や自律神経失調症、パニック障害などを発症してしまう危険性があります。これらの精神疾患病は、1度かかるとなかなか治すことができません。

もう一生完治することができなくなってしまうこともあります。まずは上司に話をして、まずは身体を休めましょう。お金が心配なのであれば、マイナビエージェントでより労働環境が整った企業へ転職することもおすすめします。

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