底辺とみなされがちな大変な職業10選。介護系の職業から通訳者まで

JobStep編集部
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底辺とみなされがちな職業は、給与が安い、死ぬリスクが伴う危険性がある、肉体的につらい、汚物処理に携わらなくてはいけないなど、人が嫌がるような仕事が当てはまります。

日本には労働基準法があり、労働者は安全に健全に働ける環境が整っていますが、それでも相対的に労働条件が悪い底辺と呼ばれてしまうような仕事は存在するのです。

そんな条件がよくない底辺とされる職業とはいったいどのようなものがあるのでしょうか?今回は、一般論として世間的に地位の低いと言われがちな職業と、その仕事から抜け出す方法も合わせて紹介していきます。

底辺とみなされがちな職業・仕事10選

まずは底辺とみなされがちな職業を紹介していきます。

2ちゃんねるやツイッターの口コミなど、ネット上で底辺な職業と指摘されている仕事の紹介をおこなっています。

1.介護士

介護職は、仕事内容の過酷さや、賃金の安さなどでよく話題にあがる仕事です。きつい・汚い・危険の3Kに当てはまる職業としても有名になってしまっています。

介護職員の平均年収は、年収340~360万円程度。民間給与実態統計調査結果」によると、日本人の平均年収は432万円なので、給与は年間100万円程度低いことになります。

さらに、老人をお風呂に入れたり、着替えさせたりするため、肉体的にもきつい場面は多くなります。さらに汚物処理などの仕事もあるので、3Kの汚いにも当てはまってしまうのでしょう。

そして人の人生に深く関わる仕事でもあり、重い責任も加わります。転倒や落下の危険を常に監視する必要もあり、場合によっては裁判沙汰になる危険な職業ともいえるでしょう。

このように労働条件に見合う賃金が支払われていないため、底辺の職業だとされてしまいます。近年、政府が介護職の賃金を上げるという方針を発表しましたが、まだまだ勤務内容に見合う賃金が支払われていないのが現実です。

2.看護師

看護師も介護職同様に底辺職と言われています。

もらえる給与は高いですが、それは夜勤をしているからであり、日中しか勤務しない場合は月収20~22万円程度になります。そのため社会復帰をしたママ看護師などは、そのまま働きつづけることが苦しくなってしまうことも珍しくはありません。

さらに常に命の危険に関わる仕事でもあり、日々人の死に直面しているため、精神的・肉体的につらさを感じることも多いのです。

そして汚物処理や職業廃棄物の破棄など、汚いと思われがちな仕事も少なくありません。

3.警備員

警備員は、1日中、決められた場所に立って警備をしたり、決められた場所を一定の時間巡回する比較的簡単な勤務内容です。しかし真夏でも台風の日でも、外で勤務をしなくてはいけないため、それなりの体力が必要になります。

さらにもし警備ミスで、会社などに大きな損失が出てしまった場合、責任を問われることにもなるでしょう。

難しい業務ではないからこそ、賃金もそれ相応になっており、平成29年賃金構造基本統計調査によると、警備員の平均年収は51.2歳で308万円となっています。長く勤めても給料が上がらないので、働くモチベーションが上がりにくい仕事とも言えるでしょう。

4.用務員

用務員は、学校で修理や保守点検などを任されているスタッフのこと。学校が雇用主となるため、業務内容に比べ待遇は充実している意見が多い仕事でもあります。

しかし、一般のサラリーマンと比べると、収入が期待できません。平均年収は287万程度といわれており、日本人の平均年収より180万円程度低くなっています。毎月の手取り金額は17万円程度でしょう。

家庭をもった人がこの収入だけで家族を支えていくのは厳しいといえます。さらに用務員は基本的に、天下り先や定年退職後の仕事として考えられている場合が多いようです。そのため、世間的なイメージもよくはないでしょう。

5.美容師・理容師

今日本には、23万軒ほどの美容室があるといわれています。その数はコンビニ店舗数の約3倍ほどです。そして美容業に従事するためには美容師免許の国家資格を取得しなくてはならないもかかわらず、人員の供給過剰のためスタッフの年収は低くなっています。

美容師の平均年収は、260万円~300万円と決して高い給与とはいえません。さらに見習い期間であるアシスタント時代の月収は15万円程度。ひとり暮らしをするのも厳しい給与でしょう。このアシスタント時代は2~3年は続きます。

もちろん人気美容師になれば高い給料ももらえるようになりますが、そこまでの道のりは険しいです。

6.ビル清掃員

ビル清掃員は、ビルの清掃をおこなうスタッフのこと。正社員よりもパートスタッフなどの非正規雇用者として雇われることが多い職業で、管理職も少ないため、平均年収は240万円程度と低くなっています。

管理会社から業務委託をされて派遣される職業でもあり、不動産会社の下請けの下請けという立場になっているため給料が低く設定されているようです。

また長時間前かがみになったり、重いものを運んだりするため足腰が痛くなることもあります。ビル清掃員は意外と体力が必要となる仕事なのです。

7.ホームヘルパー

ホームヘルパーは、訪問介護員とも呼ばれ、介護が必要な方の自宅を訪問し、日常生活のお手伝いをする仕事のことを指します。

超高齢者社会になっているにも関わらず、資格必須であるホームヘルパーの年収は決して高くありません。基本的に正社員で雇用されるのではなく、アルバイトとして雇用されるため、給与が低くなっているのです。時給は、1,000円~2,500円が相場になっています。

出張して介護をおこなう仕事柄、労働環境のコントロールが難しく精神的にもキツさを感じている人が多い業態でもあります。

実際はともかくとしてもその職業名から仕事の内容が家事の延長というイメージがあり、年収も上がらない辛い仕事のため、有資格者の仕事であるのにもかかわらず地位が低いとみなされてしまうのかもしれません。

8.調理スタッフ・ホールスタッフ

調理スタッフ・ホールスタッフは、特別な資格も必要ないため人件費は削られがちになり、給料が低いのが現状です。基本アルバイトでの雇用になるため、時給も1,000円~1,300円程度でしょう。

さらに飲食店の材料原価は3割以上とも言われており、より低価格競争が進んでしまい、人員削減で、勤務は過酷化しています。

またお客さんのクレーム対応やミスをした際にも対応しなければならないため、意外に覚えることが多いですが、賃金が安いため、底辺とされがちです。

基本的に立ち仕事なので、思いのほか体力が必要です。

9.パティシエ

パティシエは、1年以内に辞める人が70%。3年以内だと90%。10年以内だと99%だともいわれています。

思い描いていた仕事内容と違ったと、感じる人が多くいるため、離職率が高くなっています。

お菓子は料理に比べて、作るのに時間がかかることも多いです。そのため深夜や早朝に働かなくてはいけないことも珍しくはありません。さらに小麦粉などの材料を運んだり、混ぜたりするのはかなり体力を使います。

最近では工場の大量生産により、安いケーキやお菓子なども多く出てくるようになっており、1つ1つ手作りしているようなお店はなかなか売上をあげるのも難しくなっているでしょう。

そのため、お菓子好き、料理好きということだけでは続けていくのは難しい職業かもしれません。

10.通訳者

通訳者や翻訳者を社会的地位の低い職業にあげる声も多くなってきました。

日本の国際化や海外資本(コンテンツ)の流入の増加によって、翻訳や通訳の需要自体は増えてきていますが、自動翻訳やクラウドソーシングなどの安価な翻訳手段が普及して、人間の通訳者が以前のように重宝されるような機会も少なくなってきており、仕事の報酬も激減しています。

ビジネスでの重要なやり取りの場などでは未だに重宝されますが、昨今のビジネスパーソンは自身で英語を喋れる人も増えてきており、やはり需要は低下中。トップティアの腕の立つ通訳にはその分だけ重要な仕事が集中して、その人たちは従来よりも稼げるようになっていますが、それ以外の人たちは仕事がなくなるという二極化が通訳業界には訪れています。

また通訳者は基本的に、派遣や、アルバイト、パートなどの働き方をすることが多く、毎日仕事があるとは限りません。人気になれば仕事の依頼も増えますが、知名度がない場合、働けないといったことも少なくありません。

底辺だと思われがちな仕事から、抜け出すために大切なこととは?

会社組織で働いていると、これが一般的な考え方だと、たとえ苦しい労働環境のなかでも働き続けてしまう人がいます。ひどい労働環境なのに、「我慢するしかない」などと思考停止状況になる前に、抜け出す準備を始めるべきです。

もし少しでも働き方に疑問を持っているのであれば、友人や家族など第三者に相談をしてみましょう。

またプロのキャリアアドバイザーに相談をおこなってみるのも、1つの方法です。マイナビエージェントであれば、無料でアドバイザーにカウンセリングをしてもらうことができます。転職を決心していなくても問題ないので、相談だけしてみるのもいいかもしれません。

もちろんあなたにぴったりの職場の紹介もしてくれます。履歴書添削や面接対策もおこなってくれるため、はじめて転職をおこなう人も安心して活用できるでしょう。

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