雑誌と関わる仕事5選。倍率が高い出版社に入社しなくても、雑誌に携わることは可能

JobStep編集部
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2018年1月全国出版協会は、2017年の紙市場(書籍・雑誌)の推定販売額は前年比6.9%減の1兆3701億円。13年連続で減少していると発表しています。雑誌単体の数字では、10.8%減の6548億となっています。

Webメディアの増加や、SNSの普及に雑誌を買わなくても、ある程度の情報を収集できるようになったことから、低迷は進んでいます。しかし付録付きの雑誌や、話題の有名人を表紙に起用した雑誌は売れ行きがいいようです。

本よりカジュアルに読むことができる点や、特集が斬新でオリジナリティー溢れているところ、写真やレイアウトが美しく手元に置いておきたくなりような存在である雑誌。

専門雑誌に関しては、それを教科書としてスキル・知識を磨いている人もいるでしょう。華やかな雰囲気がある出版業界は、憧れる人が多いのも事実。そこで今回は、雑誌に関われる仕事を紹介します。

雑誌の編集者

雑誌の編集者は、取り上げるテーマの選定、衣装や小物・メイク用品の準備、モデルやカメラマンのアサイン、撮影進行、取材、記事化、構成などをおこない、雑誌を作り上げていくことが仕事です。

雑誌には、ファッション・インテリア・ビジネス・グルメ・芸能音楽・バイクなどの乗り物・ペット・アニメ・科学などのテクノロジーなど、さまざまな種類が存在します。自分の希望のジャンルの雑誌の仕事ができると限らないので、知らないジャンルの物事に対しても興味を持って、研究できることが大切です。

編集者になるために資格は必要ありません。ただし出版社に合格をすることが条件になります。大手出版社である講談社や、新潮社、文藝春秋などでは倍率は100倍以上になることもざらにあります。新潮社の2016年度の倍率は約451倍ともいわれています。

また基本的に新卒採用をおこなっており、中途採用は不定期。そして中途採用の場合、何かしらの経験や実績を求められることもあります。ただし最近は電子広告に力を入れている出版社。ネット関係に関する知識がある場合は、入社しやすくなるでしょう。

年収は300万円前後から800万円以上と差があります。大手出版社と中小出版社の違いです。編集者の世界は実力社会です。

雑誌の編集者として働く魅力は?

雑誌編集部の人数はそれほど多くありません。5名~10名程度で制作しているところがほとんど。チームで担当する企画を割り振り、担当になった部分はほぼ全てを任されます。

企画・紙面の構成・芸能人やカメラマンのアサイン・撮影日の調整・写真選び・原稿ライティング・予算管理などを1人でおこなうのです。仕事量はかなり多いですが、担当部分に関しては基本的に自由にできるため、やりがいのある仕事といえるでしょう。

自分が全て決めて作成したものが、そのまま雑誌として世の中に発信され、店頭に並ん部ときの達成感・嬉しさは大きいものです。また毎日かわいいモデルたち、きれいな写真、おしゃれな商品に囲まれて仕事ができるのは、それだけでワクワクするものでしょう。

編集プロダクションの編集者

編集プロダクションは、出版社から依頼されて、本・雑誌などの制作代行をしている会社のこと。

基本的には企画などは出版社から依頼されます。そのため0から1まで携わることができるわけではありませんが、大手出版社に入社しなくても雑誌制作に関わることができます。

編集プロダクションでは、即戦力になる経験者と契約社員やアルバイトのアシスタントを募集しています。未経験者でも応募できます。大手出版社は、優秀な編集者を引き抜いたりしています。経験を積んで実力を付ければ大手出版社への転職もできます。

アルバイトの時給は1,000円~1,500円です。正社員の場合、月収は14万~25万程度。実力により、大きな差が生まれます。

編集プロダクションの編集者として働く魅力は?

出版社に入社し雑誌の編集者になった場合、さまざまな雑誌をまたがって仕事ができるわけではありません。基本的には担当雑誌の担当企画の部分でのみに関わっていきます。

一方で編集プロダクションの編集者になると、さまざまなジャンルの雑誌に関わることができます。ときには新聞・書籍に携わることもあるでしょう。

そのため固定概念に縛られることなく、文体・レイアウト(紙面構成)なども自由に幅広く対応できる人間になることができます。編集能力という面では、出版社の編集者を上回るかもしれません。

カメラマン

雑誌がほかの出版物と大きく異なる点として、写真が多いことが挙げられるでしょう。とくファッション誌などでは、写真をもとに文章構成されていることがほとんどです。

そんな写真を撮る仕事がカメラマン。カメラマンの多くは専門分野をもって活躍しており、広告カメラマン・報道カメラマンなどに分けられます。そのなかでも、雑誌専属のカメラマンは、商業写真を専門に取り扱うカメラマンになります。

モデルを撮影することもあれば、商品単体を撮ることもあるでしょう。雑誌カメラマンになるには、編集プロダクションに所属するか、フリーランスで活動をするかのどちらかになるでしょう。基本的には、まずはアシスタントとして現場経験を積み、徐々に指名されるようになっていくのが一般的な道です。

カメラマンとして働く魅力は?

写真の出来は、雑誌の売上を大きく左右します。表紙が変わるだけで発行部数に大きな差が生まれます。2018年ダンス&ボーカルグループAAAの西島隆弘がananの表紙で耳キスを披露したときはSNSでも話題になりました。

可愛く美しいモデルと深く関わることができる職業でもあり、芸能人と結婚しているカメラマンも少なくありません。南沙織氏と篠山紀信氏、安達祐実氏と桑島智輝氏などは写真家×芸能人のカップルです。

写真を通して雑誌を支えたいと思っている人には、ぴったりな仕事といえるでしょう。

エディトリアルデザイナー

エディトリアルデザイナーは、編集者と書籍・雑誌・カタログ・パンフレット・などレイアウトを考え、デザインをしていくのが仕事です。

出版物が与える印象、読む読者像、最近売れ行きのいい書籍などをもとに、担当編集者を徹底的に話し合いをします。フォントの大きさ・写真の大きさ・配置方法・基調とするイメージカラーなど、決めることはいろいろあります。

デザインが決まったら、実際に形にしていきます。カメラマンやイラストレーターへのディレクションもおこなう場合もあります。

エディトリアルデザイナーになるには、特別な資格は必要ありません。しかし大半の人が、美大や美術系専門学校などでデザインを学んでから、デザイン事務所に就職しています。エディトリアルデザインを手掛ける事務所の規模は小さい所が多いので、新人でも実践的にデザインに関わることができます。

しかし未経験でもデザイン事務所に就職して、1から学びながら実務経験を積んで、キャリアアップしている人も多くいます。アシスタントや若手の場合、年収200万円程度ですが、扱う出版物によって年収1,000万円近くになることもあります。

初任給が月給15万円のデザイン事務所も多いですが、最初はアシスタントデザイナーとして、デザイナーやアートディレクターの指示を受けて動き、画像の処理からグラフの作成やフォーマットデザインなどの技術を取得して、腕を磨いて独立する人も増えています。

エディトリアルデザイナーとして働く魅力は?

雑誌では定期的に「1番印象に残った企画は?」などのアンケートが実施されています。そこで自分がデザインした企画が選ばれたときは嬉しいものです。また出版物のなかでも雑誌は読者の反応が大きく、何かしらの反応がもらえたときにはそれがやりがいにつながっていくでしょう。

またエディトリアルデザイナーはフリーランスで働いている人が多い職業でもあります。誰かに縛られて働くのを好まない人にもおすすめの仕事だといえるでしょう。

校正者

校正とは、誤字や言葉用法、言い回しなどに問題がないか、雑誌内容をチェックすることが仕事です。原稿をもとに、間違いがないか、言葉の使い方はおかしくないかなどを確認していきます。

もし誤った情報が世の中に出てしまえば、会社の信用問題にも関わるため、非常に重要な仕事です。細かいところまで調べなくてはいけないため、常に集中力が求められます。

勤務先は出版社、新聞社、印刷会社などが多くなっていますが、フリーランスで活躍している人もいます。

校正者として働く魅力は?

校正者は雑誌に関わらず、漫画・書籍・新聞などいろいろな出版物で活躍しています。正しい情報発信をしていくために、出版業界では欠かせない存在といえるでしょう。

また制作物を初めて読むことができる人物でもあり、そこに面白さを感じる校正者は多いです。

さらにサッカーのシュート名1つ取っても、事実情報を確認しながら読み進めなくてはいけません。読んでインプットし、調べてアウトプットすることが好きな人に向いている仕事ともいえます。校正には時間も労力もかかるため、無事雑誌が世の中に出回ったときは、大きな達成感を感じられます。

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