教育に関われる仕事12選。教員免許がなくても携われる職業はある

JobStep編集部
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子どもたちの将来を形成するために非常に重要な「教育」。人にものを教えるということには大きな責任も伴いますが、教育の現場では毎日子どもたちの成長を感じられるので非常にやりがいのある仕事といえるでしょう。

教育に関わる仕事というと、子どもたちに直接ものごとを教える教師のような仕事をいちばんに思いつくと思います。しかし、実際には子どもに教える仕事以外にも教育の現場を維持・管理・運営する仕事や、教える対象が子どもではなく大人である仕事もあり、その種類は多様です。

教師を目指している人や、特技を活かして人に教える仕事をしたいという人もいるでしょう。

以下では、教育に関わる仕事に就くことを目指す方のために、教育業界の仕事を広くまとめていきます。

幼稚園・小中高等学校の教員

子どもの教育に関わる仕事として真っ先に挙げられるのが教師です。

子どもの心身の発育段階に合わせて授業や学校行事を通して成長を助けることが仕事で、教育現場の最前線で子どもたちと密接に関わることができます。

教育を一生の仕事にしたい人におすすめ

いじめや登校拒否など学校を取り巻く多くの問題に加えて、非効率な制度によって休日出勤も多々発生する労働時間の長さや、閉鎖的な職場環境に端を発する人間関係上の難しさなど、学校教員の仕事は過酷で困難が多いものです。

それでも子どもたちへの愛情や、一緒に成長するという心構えがあれば、これほど喜びとやりがいに満ちた仕事はないと言っても過言ではありません。

教育を一生の仕事にするという覚悟を持って一心に打ち込める人であれば、最も向いている仕事となっています。

養護教諭

養護教諭はいわゆる保健室の先生です。養護教論の免許を保持し、教員採用試験に合格すれば、養護教諭として勤務することができます。子どもに安心感を与えることが求められる仕事になるため、子どもの身体的な部分だけでなく、精神的な面も見なければいけません。

教師なので地方公務員になりますが、常勤か臨時で収入が変わってきます。また学校の保健室での勤務になるため、勤務時間は比較的安定しているでしょう。現在看護師をしている人は、挑戦してみる価値のある仕事です。

子ども達の心のサポートをしたいと考えている人におすすめ

生徒たちへの健康指導や、健康管理はもちろん、保健室は子どもたちの「心の居場所」になっているケースが多く、いじめによるストレスなどの悩み解決をしてあげることも養護教諭の仕事です。

子どもたちの心は発達段階でもあり、非常に不安定です。なかには登校拒否をしてしまうような子もいます。しかし話をしていくなかで、笑顔を取り戻してくれるようになったときは、非常にやりがいを感じられるでしょう。

保育士

保育士の仕事は、親の代わりに子どもの面倒を見ること。教育ではなく保育を目的としている点が特徴ですが、子どもの日常生活を見守り、ほかの子と関わらせることで社会性を育んだり、食事などの基本的な生活行動をできるように育てるという意味では、広義の教育に通じるところがあるでしょう。

保育士として働くには、保育士の国家資格を取得する必要があります。そのためには、厚生労働省に指定された大学や短期大学といいった機関を卒業するか、2年以上の実務経験を経て国家試験に合格する必要があります。

赤ちゃん・幼児に関わりたい人におすすめ

保育園ははじめて外の社会で生活を送るコミュニティーになります。ここで友達ができたり、喧嘩の仕方、意見の言い方などを学んでいくことになっていきます。

保護者から子どもたちを預かって面倒を見るため、責任は大きいですが子どもの成長を見ることができるやりがいのある仕事であるといえるでしょう。

働きながら保育士の資格を取ることも可能です。まずは保育補助として、保育士のお手伝いからはじめて見るのもいいでしょう。大手求人サイトであれば、保育助手の仕事も掲載されています。

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学童保育の職員

学童とは保護者が仕事などでいない小学生を放課後に預かる施設です。

学童保育の職員は放課後の小学生の面倒をみる仕事で、一緒に遊んだり勉強を教えたりします。自治体が運営している施設が多く、雇用形態は主に非正規雇用となっています。パートで教育に携わりたいと考えている人におすすめの仕事です。

とくに資格がなくても働くことができますが、放課後児童指導員の資格を持っていると学童保育の職員として採用されやすくなります。学童保育の職員として本格的に働きたいという人は、資格の取得を検討してみるのもいいでしょう。

教員を目指す人、教員免許を持たないが小学生と関わりたい人におすすめ

学童は基本的に1年生から6年生まで通うことになります。クラスなどもないため、長い期間、同じ子どもと関わることできます。1年経つたびに成長していく子どもの姿に感動する職員もいるでしょう。

また、宿題から夜ご飯まで一緒に過ごす学童もあり、親同然の時間を過ごす子どももいます。教員免許はないけれど、子どもの成長を見守りたいと考えている人におすすめの仕事といえるでしょう。

学校事務

学校事務とは、学校の事務まわりを担当する職員のこと。具体的な仕事としては学校の備品・教材の管理、経費精算、窓口の受付業務、来客対応など、幅広い業務を担当します。

大規模な学校法人や大学ではこのような職員の人数も多く、分業で担当することになりますが、一般的な公立の学校などでは場合によっては一人で上記の仕事をこなさなくてはならないこともあります。とはいっても、実際には教員も上記の仕事に関わってくるので、それらの補助的な役割を一手に引き受けることが多いでしょう。

学校事務員になるには、公立学校の場合、地方公務員の試験に合格する必要があり、私立では職員募集の求人に応募して、採用試験を受けることになります。とくに正規職員で入社できれば収入も福利厚生も安定しているので、安心して働くことができるでしょう。

学校運営に携わり、教育の現場を支えていきたい人におすすめ

学校の事務職は、裁量性が大きく、経験を積んで実力を発揮することができれば、仕事の幅はいくらでも広がります。

子どもや保護者と直接関わる機会は少ないですが、子どもたちが快適に学校生活を送るためにはなくてはならない存在です。裏方として、学校教育の現場を支えたいと考えている方におすすめの仕事となっています。

ベビーシッター

保護者に代わって赤ちゃんの面倒を自宅で見ることが仕事です。共働きの家庭や、赤ちゃんを預けられる人が近くにいない場合、仕事を依頼されることになります。

特に都市部で共働きの家庭が増えていることもあり、ベビーシッターのニーズが高まっています。時給がよく、将来子どもを持った時のイメージがつくので社会勉強にもなるということから、特に女子大生のアルバイトとしての人気も高いです。

とくに資格は不要ですが、子育てや家事が得意だと評価が上がります。また、保育士や看護師の資格があれば優遇されるでしょう。

赤ちゃんと深く関わり合いたい人におすすめ

保育園では複数の子どもを、1人の職員が見ます。集団保育になるため、子ども全体を見ていかなければなりません。しかしベビーシッターは利用者の自宅へ行き保育をすることが多く、1人の子どもをベビーシッター1人で見ることが一般的です。そのため子どもに好かれれば、リピートで依頼が来ることもあるでしょう。

また、無資格でも子どもと深く関わりたいという人にもおすすめの仕事です。

家庭教師

家庭教師は、小学生から高校生に各家庭で勉強を教えることが仕事です。教えるのは数学や英語をはじめとする5教科が基本です。完全なマンツーマンにの指導を行うので、生徒のレベルを理解して、生徒1人1人に合わせた教え方をしていきます。勉強が嫌いな子や苦手な子にはやる気が出るように指導を工夫をするなど、モチベーション・マネジメントも仕事のうちに入るでしょう。

家庭教師の求人は、アルバイトやパートとしての採用が多くあります。アルバイトやパートの場合、90分あたり1,000~2,000円以上で、別途交通費が支給されることもあります。

プロの家庭教師であれば、平均給与は、手取りはだいたい22万円~26万円です。

子どもひとりひとりと深く関わりたい人におすすめ

家庭教師は、成績をアップさせたり、高校や大学などの受験対策を教えます。

苦手な科目を分かりやすく説明することが大切で、学校の試験やテストをチェックして弱点を克服したり、学校の宿題の問題の解き方などを分かりやすく教えたりするのも家庭教師の仕事です。

学校や塾の先生とは異なり、マンツーマンで一緒に目標に向かって頑張ることになるため、自分の指導力がその子どもの学力の伸びを左右します。責任は重いですが、その分だけ自分の指導の勉強にもなります。また、教え子が志望校に入学できた時の感動や達成感は計り知れないものがあるでしょう。

塾講師

塾講師は、学習塾などで子どもにマンツーマン指導や、グループ教室指導をして、学習のサポートをすることが仕事です。

午後から出勤して、授業の準備をおこない、16時頃から22時頃が授業時間になります。22時以降も後片付けなどをすることがあります。大学生のアルバイトを雇う塾もありますが、ほとんどプロの講師が活躍しています。

学習塾講師には、民間資格の学習塾講師検定制度がありますが、学習塾講師として働く場合は、資格は必要ありません。

時給は1,100円~2,000円で、塾や地域によって差があります。月収は28万です。「カリスマ」と呼ばれる有名講師になると、時給が大きく跳ね上がります。

教育の仕事に打ち込みたい人におすすめ

塾講師は、学校教師と同じように担当生徒を受け持ち、授業をおこなっていくことになります。学校行事や事務仕事が少ない分、教員よりも子どもたちの学力アップに専念することができるため、学業の面から子どもたちをサポートしたいと考える人には最適の職業です。

また、子どもたちにとって塾は学校に次ぐ第二のコミュニティでもあり、人によっては塾のほうが居心地がいいと感じる人もいるでしょう。そういった意味では、学校教師と同じく教育現場の最前線で子どもたちと密接に関わることができる職業の一つでもあります。

多忙な職業ではありますが、教育の仕事に打ち込みたい人にはおすすめです。

予備校講師

予備校とは、大学受験のための「進学予備校」を指します。予備校の対象は高校生や浪人生で、志望校に生徒を合格させることが目的です。

大学受験の合格のための勉強に特化して、試験までの勉強のスケジュールを考えたり、それに沿って必要な勉強を生徒に教えることが仕事になります。

大学受験の勉強が得意な人におすすめ

予備校講師になるために教員免許などの特別な資格は不要ですが、4年制大学を卒業していることは必須です。私立難関大学コースや、国公立大学専門コースなど、難易度の高いコースを担当する講師は、同等の一流大学を卒業していることが求められます。

子ども将来を大きく左右する試験のサポートすることになります。勉強はもちろん、自宅学習のポイントや、ストレス解消法を教えてあげることもポイントになるでしょう。

英会話教室の講師

英語が得意な方にはおすすめの職業である英会話教師。グローバル化が進む現在、子どものときから英語を学ぶ重要性は高まっています。実際に2020年度からは英語が小学校の必修科目になることも制定されています。

また、ビジネスマン向けに授業を実施している教室も増加中です。

英語教育に携わりたい人におすすめ

英会話教室の先生になるために必須の資格はありません。しかし、自身の英会話能力を証明するために、TOEICなどで高スコアを保持しているとよいでしょう。英会話教室の教師を勤められる目安のTOEICスコアは、子ども相手であれば730点以上、大人相手であれば900点以上です。

なお、会話についてはもちろん流暢に英語を話せたほうがいいですが、自身がネイティブである必要はありません。ネイティブよりも日本人教師のほうがコミュニケーション面で安心できるという生徒も多くいます。

無資格で、英語教育に携わりたいと思っている人には、とくにおすすめできる職業です。英会話教師を目指したい人は、リクルートが運営するリクナビNEXTで、求人を検索してみましょう。

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ピアノ講師

教育は勉学だけではありません。音楽も立派な教育です。音楽教育に関わりたい人は、ピアノ講師になることをおすすめします。

生徒の自宅に行ったり、音楽教室で、ピアノの引き方を生徒に教えてあげることが仕事です。

ピアノ講師になるには資格は不要です。基本的には技術を持っていれば、ピアノ講師になることは可能です。しかし音楽教室や楽器店に就職する場合は、音大卒やコンクール実績などが必須になる場合があります。

音楽教育に携わりたい人におすすめ

実績ができれば、自宅で教室を開くこともできます。個人で開くのでしたら時間にゆとりをもって働くことができます。しかし、生徒の数を多く確保しなければ収入はなかなか増えません。

その一方で音楽教室などに就職すると、生徒が多くいるため定期的に働くことができ、収入も安定します。

日本語教師

日本語を外国人に教える職業です。教師といっても資格は不要ですが、正しい読み書き、発音、文法から日本の文化や歴史、習慣も教えなければいけません。

日本語を学びに来ているとはいえ、場合によっては外国語でコミュニケーションをとる必要があるでしょう。英語をはじめ外国語がある程度話せるといいです。

外国語に自信があるのでしたら海外の教室で活躍することもできます。収入は、生徒の数や実績などによって変わってくるため不安定で、年収200万~300万程度です。

外国人と関わりたい人におすすめ

外国人を生徒に教育をおこなう仕事は多くありません。語学に自信があり、日本文化を愛している人におすすめの仕事といえるでしょう。

感性・考え方・文化は国によって異なるため、仕事をしながら異文化に触れることができることが、この仕事の魅力といえます。日本語が上達していく生徒を見ていると嬉しい気持ちになるでしょう。

司書

司書は、学校や公立図書館で本の貸出・返却業務や本の管理をする仕事です。

資格がなくても良いですが、持っていないのでしたら司書補講習を受け、その後3年以上図書館での勤務実績があれば司書講習を受ける資格を得られます。収入は低めで月収16~19万程度からスタートになります。

本好きにおすすめ

利用者からの探し物に答えたり、話題の本や新刊本などの情報に触れることで、書籍に関する知識は増えていきます。また公共図書館では、子どもに読み聞かせをおこなうこともあり、小さな幼児たちに関わることも可能でしょう。

子どもをはじめ、利用者に感謝されるやりがいのある仕事です。本に囲まれて仕事ができるため、本好きにぴったりの職業といえます。

プログラミング教室講師

業務効率化やキャリアアップのためにプログラミングを学ぶビジネスパーソンは増加中。また、2020年よりプログラミング教育が小学校で必修化されたため、それに伴ってプログラミングを教える職業のニーズも高まっています。

プログラミング教室講師の仕事内容は、プログラミングを教えること。対象が大人の場合は、プログラミングの仕組みについての講義や、「Java」「Puby」「Python」といったプログラミング言語を使用したシステム開発の実技指導を行います。

子供向けのプログラミング教室では、論理的思考などのプログラミングに必要な思考能力をアルゴリズムやゲームを通して学ぶことがメインになるので、それを子どもたちが楽しく学べるように指導することが仕事になります。

プログラマー教育に感心がある人におすすめ

プログラミング教室の講師になるために必須の資格はありません。しかし、講師として採用されるためには自身の技術力を示す必要があるので、自身のポートフォリオやGitHubアカウントを充実させておく必要はあるでしょう。

また、プログラミング教室の講師はスキルの高さ以上に、プログラミングを教える能力の高さが重視されます。プログラミングの抽象的な概念を分かりやすく伝えたり、受講生の疑問に対して相手のレベルに合わせて回答したりするなど、コミュニケーション面でのスキルも必要です。

これがクリアできれば、まだ日本には非常に数が少ないプログラマーを育てられるので、プログラミングとプログラミング的な思考を愛する人にとっては打ち込む喜びが大きい仕事となるでしょう。

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