保育士を退職するときの理由とタイミング。円満退職できるように全力を尽くそう

保育士を退職するときの理由とタイミング。円満退職できるように全力を尽くそう

JobStep編集部
公開, 更新 , 保育士

保育士は朝早く、帰宅時間は22時、23時になることも多々あります。残業代はつかず激務で、女性が多い職場のため人間関係が難しいといった問題があります。いくら子どもが好きだからといって簡単に続けられる仕事とは言い難いです。

退職したい保育士はかなり多く、約9割の保育士が「やめたい」と感じたことがあるといった調査データもあります。

ストレスを抱えながら無理に仕事を続けていくのは、心身ともに負担がかかります。今回は、円満に保育士を退職するためのノウハウを紹介していきます。

おすすめの退職の時期はいつ?

実際に退職をすることになった場合、どのタイミング辞めるべきでしょうか?

迷惑を最小限に抑えて退職する方法としては、やはり早めに退職の意思表示をすることです。これまで一緒に苦労を共にしてきた上司や同僚との人間関係を崩したくないと考えるのであれば、尚更、早く伝えるべきです。

確かに退職が決まってから後任が入ってくるまでの間は、居心地が悪いかもしれませんが、退職するなら仕方のない話です。引き継ぎノートを作成し、後任の人が困らないような対応をすることも大切といえます。

保育士は1年を通して忙しい職業のため、いいタイミングで退職をしないと、トラブルになってしまう場合があります。

3月に新人保育士と入れ替わる

4月は人員の入れ替わりがある時期なので、新人保育士も入ってきます。また年度末は、1年の中で1番区切りがいいタイミング。保護者などへの話もスムーズにできるでしょう。

ただし園児の卒園シーズンで園内は忙しくなる時期でもあるため、慌ただしくなる前に退職するのがおすすめです。

6月にボーナスを受け取って退職する

6月のボーナスを受け取って辞める保育士、転職する保育士は多いです。比較的、イベントも少ない時期になるため、辞めやすい時期でもあるでしょう。

ただし人手不足の場合、辞められないこともあります。年明けくらいには、退職したい旨を話しておくのがいいでしょう。

退職することは、いつ伝えるべき?

イベント・繁忙期など、忙しい時期に退職を伝えるのは好ましくありません。

一般的に辞意を伝えるタイムリミットは退職日の2週間前とされていますが、保育園の場合、退職希望する日から、1~3ヵ月前を目安に伝えるのがいいでしょう。

新卒採用は11月前後が一般的。保育園側としては、採用時期前に募集を出す必要があるため、可能であれば、秋頃には話をしておいてもいいでしょう。

なので、10月前に退職の意向を伝えることが理想的です。また、来年度の勤務継続の可否や希望の聞きとりをするので、その時に伝えてもいいでしょう。

直前に申し出ると園にも保護者にも迷惑がかかり、円満に退職することができなくなります。

クラス編成などの問題もあるので、意思が固まった段階、もしくは次の会社が決まった段階で話をするべきです。

おすすめできない!引き留められやすい退職理由

退職の旨は直接伝えることが基本です。必ずと言っていいほど引き止められるため、折れずに気持ちを伝える必要があります。気持ちを素直に伝えられれば、園側も認めてくれるはずです。

しかし引き止められやすい退職理由もあります。これらには注意をして、話をするようにしましょう。

給料が安いから

東京都保育士実態調査報告書によると、保育士の退職理由1位は給与・賞与等の改善(59.0%)となっています。

給与を理由に辞める場合、待遇改善や、少し良い条件を出される可能性があります。給与が上がっても、継続して勤務することが不可能な場合は、給与を退職理由にすることはおすすめしません。

人間関係が悪化してしまったから

園長や上司との人間関係が理由で、退職を考えるも多いです。しかしその理由を本人に伝えないほうがいい場合もあります。

あまりにも正直に話すことで、残りの期間が過ごしにくくなるのであれば、他の理由で退職するのが吉です。

なるべくポジティブに言い換えるほうが、波風立てずに退職できるかも

上記のように、不満をそのまま伝えるのは好ましくありませんが、不満を次のように言い換えて伝えるのもひとつの手です。

  • 給料が安い→仕事量や経験に見合った報酬が得られる場所で働きたい
  • 人間関係が悪い→保育に対する考えを共感しあえる仲間と働きたい
  • 仕事量が多すぎる→1人ひとりの子どもと丁寧に接したい

自分のキャリアアップを目指すような伝え方であれば、納得してくれる可能性は高まります。

保育士はどこも不足しているので、引きとめられるのは覚悟しておきましょう。また退職することを伝えたあとは、結構働きにくいです。覚悟を持ったうえで話をしましょう。

どんな退職理由なら納得してもらえる?

上記で引き止められやすい退職理由を紹介してきましたが、どのような理由なら納得してもらえるのでしょうか?

結婚・妊娠

結婚や妊娠など、ライフステージに関する理由は引き止めにくいです。

ただし「結婚しても保育士をしている先生もいる」「産後に戻って来ればいい」と言われる可能性もあるため、しっかりと家庭に専念したいという意志を伝えるようにしましょう。

夫の転勤

旦那の転勤で引っ越すことになったという理由は、園側からすれば打つ手なしです。地域を離れなくてはいけない場合、その保育園で仕事を続けることは不可能といえます。

不満を伝えることなく辞めることができるでしょう。

親の介護

親の介護で、働けなくなったという理由もおすすめです。近所のスーパーやデパートで他職員と会ってしまっても、困ることはありません。

このように健康上の理由、結婚・妊娠、夫の転勤の都合、親の介護など、誰が聞いてもそれは辞めざるを得ない、と思うような理由を用意するようにしましょう。

その他に円満退職するうえで注意すること

転職時期と理由が決まったら、あとは他私欲に向けた準備を進めましょう。

その際にやっておくべきことを紹介します。

手際よく引き継ぎを進める

可能であれば自分の代わりが見つかる目処が立ってから、退職日を決めるのが理想です。

引き継ぎも自分主導で進め、事前に引き継ぐことをリストアップしたり、引き継ぎノートを作成するなど、残された職員のための行動をきちんとやりぬくことが大事です。

退職日に全員にあいさつをする

最終日には、できるだけ全員にあいさつをするようにしましょう。

人間関係がうまくいっていなかった場合、あいさつ回りは怖いでしょう。しかし、最後のあいさつでわだかまりが解けた、という例も少なくありません。最後の仕事だと思って、全員にあいさつをしてまわり、感謝の思いとさよならを告げて、園を去りましょう。

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