会食におけるフレンチマナー。主客・女性を男性がエスコートしましょう

JobStep編集部
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オープンテーブル株式会社がおこなった調査によると、接待時に選ぶレストランの料理カテゴリーでは、「懐石料理」を選んだ人が約3割(29.1%)と多く、次いで「イタリア料理(21.0%)」「フランス料理(12.9%)」となっています。

仕事でフレンチを食べなくてはいけないことも決して少なくないでしょう。しかし普段、あまり口にしないフランス料理だからこそ、マナーが気になる人もいるでしょう。

そこで、ビジネスの場におけるフレンチのマナーを紹介していきます。

フランス料理について

フランス料理の始まりは、15世紀末~16世紀初めであるルネサンス時代といわれています。イタリアを侵略していく中で、イタリア料理の技法・フォークやナイフなどが伝わり、フランス人貴族の中で、徐々に食文化が発達していきます。

17世紀に入るとルイ王朝の時代が始まります。ルイ15世は美食家とも知られており、ブイヤベースなど食材の旨味を引き出す料理が出てくるようになります。さらに1789年に引き起こったフランス革命時代は、より上質で洗礼された料理を求められるようなっていったそうです。

会食でフレンチを食べに行くときの服装・身だしなみ

会食でフレンチに行く場合、男性はスーツ、女性はきれいめなAラインワンピースなどがおすすめです。ただしデートではないため、露出が高いものを避けましょう。

あまりにもカラーが派手過ぎるネクタイや、ゴージャス過ぎるアクセサリーは避けたほうが無難です。また女性の場合、基本的にパンプスなどのヒールがあるものがいいでしょう。サンダルやミュールは止めておきましょう。

会食にかかわらず知っておくべき、基本的なフレンチマナー

あまり食べ慣れないフレンチを会食で食べるのは、緊張するかもしれません。しっかりとマナーをおさえておきましょう。

レディーファーストで

入店する時は、女性・主客が先になるよう配慮してください。ドアは開けたりするのは、男性がエスコートしましょう。基本的にクライアント様を優先するべきですが、もしあなたが女性でレディーファーストされたら素直に従ったほうがいいです。

そして店員さんに席へ案内されるときは女性・主客が先に歩きます。コートや帽子などは入口で脱いで、鞄やバックは預けます。座席まで沢山の荷物を持ってきて椅子に掛けたり置いたりはNGです。

小さいハンドバッグなどは、おしりと椅子の間に置くようにしましょう。また女性は堂々とに店員さんの案内に従ってください。マナーなので遠慮したり男性を先にしたりしてはNGです。

景色の良い側・入口から遠い方に女性・主客が座ります。座るのも先に座ります。この辺が、日本の習慣と1番違うところでしょう。座るときに椅子も引いてもらいます。ここは、店員さんに任せてください。

ナプキンの使い方

ナプキンは2つ折りにして、折り目を自分の方に向けて太ももの上に置いてください。。ワインや料理をメニューを見て注文してから、ナプキンを置きます。膝の上に置いた時点で、食べる準備ができていますという合図になります。

また口元や指を拭くときは、ナプキンを使いましょう。口元を拭いた部分などが見えないよう、ナプキンを折った内側見えないようしましょう。

また食事中に席を立つとき、ナプキンは軽くたたんで背もたれか、椅子の上に置くのが基本です。

ワインのテイスティング

フレンチでは、ワインを注文することが多いですが、料理を決めてから注文で問題ありません。

ワインを注文する際、おすすめのワインや、メニューに値段がない場合は、お店の人に値段やおすすめを聞くことをお薦めします。また注文したワインが出されるときに、「テイスティング」を求められることがあります。

これはカビのにおいなどがしないかの品質チェックです。しかしワインがだめになっていることは、まずありません。

テイスティング後「ついでください」と言ってください。店員さんがワインをついでくれます。女性はワインを飲むとき歯茎が見えないように、斜めを向いて飲むといいです。

また乾杯する場合、乾杯といってグラスを合わせるのはNGです。割れる危険が大きいからなんです。乾杯といっても、ワイングラスの足を持ち上げる程度で構いません。大きな声で乾杯というのもNGです。

ナイフとフォークの使い方は?

ナイフとフォークは基本的に外側から順番に使ってください。

どれを選ぶというよりは、ただ、両端から順番に使っていきます。食べる途中でナイフとフォークをお皿に置くときは、ナイフとフォークを八の字にして、先端をお皿の上にし、ナイフが下、フォークが上になるように重ねてください。ナイフは右側、刃の部分を内側にします。食べ終わったら水平またはやや斜めにそろえてください。

音を立てて切るのはNG

野菜の葉物やトマト、お肉など、大きいので切りたいという人も多いと思います。この時、音を出しまうのはNGです。

魚料理も、肉料理も、筋に沿って切っていくと切りやすいです。肉料理の場合、斜めにナイフを入れるとさらに切りやすくなります。

しかし最初に全部切り分けるのはマナー違反です。またフォークだけ持つのは正式にはNG。ナイフとフォークを使いましょう。またお皿を持ち上げてはなりません。

スープは音をたててはNG

スープは器に口を付けるのはNGです。また音を立てて飲まないようにしてください。

スプーンは、手前から向こう側にすくいます。お皿に残ったスープは、最後に左手で向こう側か手前に傾けてスプーンで手前からすくっていただきましょう。

パンをスープにつけるのはNG

フレンチでは、パンをスープに付けてはいけません。フランスでは嫌われる行為だそうです。もし付けるならスープではなくソースです。パンは運ばれてきた時が食べ始めるタイミングで、スープとは別に考えます。

パンが運ばれてきたら、左側のパン皿に好きなパンを手で取ります。メイン料理の間、いつでも食べて構いません。

パンは一口ずつ

パンを直接かじったり、1口で食べるのはNGです。必ず、手でちぎって食べてください。

またバターは、ちぎったパンにバターナイフで塗って食べてください。一面にすべて塗ってはいけません。

パンくずは払い落とさない

パンくずがこぼれてしまった場合、集めたり拾ったり、また膝から払い落としたりするのはマナー違反。そのまま気にせず食べ続けてください。

バンくずがこぼれてしまったら、パンくずはナプキンの上でまとめ、テーブルに置きましょう。

メイン料理の食べ方

魚料理や肉料理は、ナイフとフォークを使って左から順番に1口分ずつ切って食べます。

それは一気に冷めない様に食べていくマナーになります。面倒だからと一気に全部切るのはNGです。またソースを食べるためのスプーンが付いていることもあります。食べる部位や順番はありません。

ソースをパンに付けるのは、高級フレンチレストランでは避けましょう。魚は裏返さずに、骨に沿ってナイフで切りながら表を食べ、終わったら頭をフォークで押さえてナイフ

を骨の下に入れ、裏の身から外してお皿の上に移動させます。順番があるようにも見えますが、手間を省いて美しく食べることができます。

フレンチを食べる会食で話すべきこと

いつもとは違った雰囲気で、なかなか会話が進めないことがあるかもしれません。ただし無言で食べ進めていくのはよくありません。会食はあくまでもクライアントとの交流を深める時間になるため、会話のレパートリーは何個か考えておきましょう。

レストラン内は静かな雰囲気であることもありますが、話していけないわけではありません。大笑いするのはマナー違反ではありますが、会食が盛り上がるように準備はしておきましょう。

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