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専業主婦になるために必要な夫の年収はいくら?金額別にシミュレーションしてみた

JOBSTEP 編集部
公開, 更新 , 仕事と家事・育児

今、若い女性に専業主婦志望が増えています。厚生労働省が2013年に好評した統計によると、独身女性の3人に1人が専業主婦になりたいと思っていて、特に20代女性は、2人に1人が専業主婦になりたいと思っているという統計もあるほど。

でも、専業主婦になるのも簡単ではありません。専業主婦になるために必要な夫の年収について、紹介します。

専業主婦になれる最低ラインは年収約500万円

男性の平均年収は約500万円と言われています。ボーナスとの兼ね合いにもよりますが、この年収だと、月々の手取りは25~28万円です。

夫の年収がこの状態で専業主婦をするとしたら、毎月の生活費は27~28万円までに抑えたいところ。

夫婦2人が普通に生活するだけならこれでも十分ですが、子どもがいると教育費や保険料、子育て関連の諸費用などがかかるので、なかなか難しいでしょう。

加えて、マイホームも欲しい、老後資金も貯めないといけないとなると、実現は難しいです。夫の年収500万円でやりくりをしながら専業主婦をしようと思ったら、生活レベルは節約を余儀なくされます。

年収500万の暮らしをシミュレーションしてみる

男性の収入のみの500万円で暮らした時、具体的にはどのような生活水準になるでしょうか。

地域や家族構成によっても異なりますが、東京であれば家賃が10万円、毎月の食費が5万円、二人分の水道光熱費が1.5万円、ネット契約が1万円、二人分のスマホの支払いが格安SIMで1.5万円、その他の生活費や諸経費が3万円と考えると、手取り25万の場合、貯金や二人で自由に使えるお金は3万円ほどです。

このように見てくると、夫の年収500万円台で専業主婦というのは、正直、かなりカツカツの水準でしょう。二人の生活が精一杯で、子育てに回せるお金は皆無と言っても過言ではありません。

フリーター同士の同棲カップルでも、たとえば時給1200~1300円だと、2人を合わせた年収は500万円くらいになります。都市部では、この状況での専業主婦は難しいでしょう。

逆に地方では、住居費や生活費が安い分、同じ年収500万円の専業主婦世帯でも、子どもが小さいうちは若干の余裕があるかと思います。

共働き世帯の平均世帯年収と比較すると大変さが分かる?

次に、共働き夫婦の平均世帯年収を考えてみます。国税庁の平成24年度の統計、男女別、年齢別の平均年収のデータを参照してみましょう。各年齢層別に男女の平均を足すと、夫婦が共働きした場合の世帯年収がイメージできます。

年齢層別の男女平均年収の合計は、以下の通りです。

男女年収の合計

20代後半は659万円。

30代前半は728万円。

30代後半は790万円。

40代前半は846万円。

40代後半は898万円。

50代前半は913万円。

50代後半は883万円。

共働きだと、当たり前ですが格段に世帯年収が高くなります。平均なので地域格差を考慮すると、地方はこれよりも100万円くらい低く、逆に東京などの都市部は、100万円くらい高くなる可能性もあります。

また、退職後の年金の受給額は、共働き世帯の方が有利です。同じ世帯年収でも、専業主婦世帯は、共働きより切り詰める必要があります。

共働きと同じ水準を目指すには?

平均的な年収や退職金のことを考慮すると、平均的な共働き世帯と同じレベルの世帯年収を夫の1人の年収で稼ぎたいと思ったら、20代で700~800万円、30代で800~900万円、40代~50代にかけて1000万円という計算になります。

しかし、年収1000万円以上の男性は、日本全国で5.8%とそう多くありません。800万円以上でも12.2%と言われています。

10人に1人くらいの高年収な男性と結婚して専業主婦になっても、世帯年収レベルでは、共働きの平均と同じか、それより低いくらいというのが現実です。

年収600万円でもギリギリ

よく婚活のミスマッチ現象として取り上げられるラインが、男性の年収600万円。

婚活女性が、婚活相手に希望する年収として「600万円くらいあれば」というのに対し、婚活世代の20代後半~30代半ばの男性で年収600万円というのは、全体の上位4~5%だけというのが現実です。

それだけ見つけるのが難しい年収600万の男性ですが、それでも彼らのもとで専業主婦になろうとすると生活はギリギリです。

年収600万の生活をシミュレーションしてみた

生活レベルを比較すると、実は平均年収レベルの共働き世帯の方が、夫が上位5%レベルの高年収の専業主婦世帯よりも、ずっとリッチだというのが現状です。

若い世代ほど男女間の賃金格差がなくなっているので、共働き世帯と専業主婦世帯の格差は、今後、ますます広がるでしょう。独身だと「年収600万円で厳しいの?」と疑問に思うかもしれません。

しかし、もし子どもがいるのなら、子どもを大学まで通わせることを考えると、子ども1人あたりの教育資金は1000~1500万円が必要と言われています。

子供が大学を卒業するまでの22年間で、年間60万円・月5万円が必要だとしたら、先ほどの年収500万円の生活のシミュレーションと比べても大差がないことが分かるでしょう。子なし年収500万円と、子あり年収600万円では生活水準に大差はありません。

これに加えて、マイホームや老後のための貯蓄、保険料の支払いなども出てきます。ギチギチに締めつけないと家計は回らないでしょう。

専業主婦になりたかったら、平均年収以上の夫と結婚しても、かなり節約して生活しないといけないということは、ぜひ覚えておきましょう。

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