やりたい仕事わからないときの対処法。本当につらくて逃げ出したいときは逃げてもいい

JobStep編集部
公開, 更新 , 転職

厚生労働省の就活・転職調査によると、やりたいことがある人はうらやましいと思う人は91%。そして仕事のやりがいを感じたことがある人は32%となっています。

やりたいことはわからないけど、生きていくために何となく働いている人が多いのかもしれません。むしろ就活や転職をはじめたことで、「何がしたいのか分からなくなった」と立ち止まる人も多いよう。とはいえ、どうせ働くのなら、自分がやりたい仕事をしたいものです。

しかし向き不向きの仕事は誰しも持っています。自分に合っている仕事ができるだけで、毎日を楽しく生きていくことができるでしょう。そこで、やりたい仕事わからないときの対処法を紹介していきます。

なぜ、やりたい仕事がわからないのか?

まず、働くということについて考えてみましょう。仕事を選ぶ理由は人それぞれです。たとえきつくても、収入が低くても、好きなことがしたくて趣味を仕事にする人。自分の長所がわかっているので、そこを活かすことができる仕事で輝く人。資格を持っているから、それを活かした職に就く人。さらには、子供の頃からのあこがれの職に就く人もいれば、親の家業を継ぐ人もいます。

それぞれの選び方に、メリット、デメリットが存在することを知っておきましょう。

好きなことだけをやって生きていくのはとても難しいこと。何をとって、何を諦めるか。取捨選択が必要になるわけです。

やりたい仕事がわからない原因

しかし、取捨選択をすると言っても、何を優先して選べばいいか分からないという方も多いはず。

自分が何をしたいかわからないと感じる背景には原因があります。以下ではその原因について紹介します。

忙しくて自分の時間が持てていないから

自分が何をしたいのかわからない、自分のやりたいことが見つからない、と感じるのは自分を見失っている状態であるということがいえます。

日々生活を送る中で、自分が「しなくてはいけないこと」をこなすことに意識が行き、そのことに時間をとられてしまいます。

その結果として自分が好きなこと、自分がやりたことを考えるために使う時間がなくなってしまい、何がしたいかわからなくなってしまうという状態が生まれてしまいます。

無意識にやりたいことを制限しているから

自分が興味のあることや好きなこと、やっているとわくわくすることは誰しもが持っていることと思います。

しかし就職や転職などを考える場合には、将来的に起こりうるリスクや親や周囲の評価を考え、自分がやってみたいと感じることを無意識的に選択から外してしまうことがあります。

自分の気持ち通り決断してよいのかという迷いから、自分の気持にフタをして、何をしたいのか分からなくなってしまうという状態が生まれてしまいます。

今の仕事に不安を感じているけど現状維持に慣れてしまっているから

  • 会社の将来に希望が持てない
  • 人間関係がうまくいっていない
  • 仕事がキツい

上記が原因で、今の仕事に不安を持っている人もいるはずです。上司や先輩は自分の未来の姿ですが、その職場に、ため息ばかりついて会社の愚痴ばかり言って疲れ果てている先輩や上司たちが多いと、将来が不安になりますよね。

就活の際に「とりあえず内定をとること」を目的として入った会社では、そういうことが起きがちです。人間関係でのストレスを感じていると、仕事への集中力が著しく低下します。そんな状態では、仕事へのやる気は出てきません。「入りたくて入った会社じゃないし」とやる気をなくしてしまう方も多いです。

しかし、だからといって職場を変えるほどの余裕を持っていないのもまた事実。日々の仕事に追われて帰ったら寝るだけの生活をしている時に、転職などを考えることはできません。とりあえず今の会社で働いていれば少なくとも給料は振り込まれるという考えから、現状維持を決めてしまいがちです。

仕事に満足できない日々がもたらす影響

仕事に満足できず、ただなんとなく毎日を過ごしているとどうなるのでしょうか?

「いつか転職したいな~」と思いつつずるずると今の仕事を続けていると、転職期を逃してしまいます。社会では35歳を過ぎると、かなり転職がきびしくなるそうです。

また、長期間ストレスにさらされ続けると、うつ病になる可能性があります。うつ病は進行すると回復までとても時間のかかる病気。本当につらくて逃げ出したいときは逃げ出していいんです。

実際にうつ病の兆候が見えてきたときには、比較的多くのエネルギーを必要とする転職活動に割く元気は残っていません。そのため、最初は辛くてもやはり少しでも早めに動き出しておくことが大切。本格的には転職活動を始めないまでも、例えば下記の「リクルートエージェント」のような転職サイトへの登録だけは早めに済ませておいてもいいでしょう。

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やりたいことがわからない人がするべきこと

なんだか仕事にやる気がないな、なんで働いているのかわからないなと感じてしまっている人は、立ち止まっていては何も進みません。

少しでもやる気が出るように、自ら工夫してみることが大切なのです。

好きなことを考える

取捨選択のために、まずはあなたが好きなことを何でも書き出してみましょう。書き出せたら、今度はその中から、仕事につながりそうなものをピックアップします。

たとえば、音楽を聴くのが好きなら、音楽知識を活かしてCDショップで働いたり、楽器屋で働いたり、技術を身につけてPAになったりすることも考えられます。

ゲームをするのが好きならゲーム開発に携わったり、テストプレイヤーになったりという選択肢があります。ピアノが好きならピアノの先生を目指したり、楽器店で働いたり、保育園で働いたりするのもいいかもしれません。スポーツが好きならインストラクターになど、体を動かす仕事が向いているかもしれません。

履歴書の趣味の欄に書くようなことでもいいですし、学生の時の頑張っていたクラブ活動など、今までの人生の中で好きだなと感じたことを仕事に繋げてみましょう。

ポイントは、何をおいてもこれが好き、という情熱を持っていること。好きなことは楽しく続けられるはずです。

嫌いなことを考える

好きなことが書き出せたら、今度は反対に嫌いなことを書き出してみましょう。どうして嫌いなのか、理由も一緒に書き出します。

たとえば、算数は大の苦手なので数字を取り扱うのは嫌、機械は苦手なのでパソコンを使うのは嫌、などと書き出してみると、経理などの事務作業は向いていない、ということが分かります。

人間関係、対人関係に強い不安がある人は、高度で微妙なコミュニケーションや駆け引きを常に要求される職業は残念ながら長続きしませんね。

仕事をしていくうえで、自分が嫌いなことを全くやらないわけにはいきません。しかし、いくら仕事とは言え、自分が絶対にやりたくないこと、苦手なこと、無理なこと、妥協できないこともあります。

それを想像してみて徹底的にノートなどに書き出してみましょう。その際、より具体的なシチュエーションを想定してみることが重要です。

これはがんばればできる、これは絶対に無理など、嫌いのランク付けをすれば、どこまで自分が妥協できるのか理解できます。

いろいろな経験をする

好きなことや嫌いなことが具体的に見えないという人は、いろいろなことを経験してみましょう。

スポーツや音楽を始めてみたり、資格を取ってみたり、セミナーを受けてみたり。

そうやっていろいろな経験をすると、「自分はこれが楽しい」というものに巡り合えるはずです。そこから、好きを仕事にすることも可能です。

また、無理をして行動的になりすぎる必要もありません。前向きな気持ちで街を歩いてみることだけでも、色々な発見があることでしょう。たまたま立ち寄った場所をきっかけに何か興味を持つものがみつかることもあります。

カフェでのんびり過ごして行きかう人を眺めてみたり、川や海に行って自然の中で物思いにふけってみてもいいでしょう。人間の行動範囲は意外と狭かったり、限られた場所だけで生活していたりします。一度顔をあげて周りに目を向けてみましょう。

さらに、その際には働いている人をよく観察してみてください。接客業・医療関係・運送業など、街中に働く人がいます。自分をその人の立場に置き換えた時にどのように振る舞うのかをイメージしてみてください。その姿が自然できる仕事はあなたに向いている可能性が高いです。

他人からの評価も聞いてみる

仕事が自分にフィットしているかどうかを見極めるためには、客観的な意見を知ることも大事です。

身近にいる家族、友人、先輩・後輩や、学校の先生は、あなたに対して様々な見方をしています。他人の評価は、良くも悪くもいつも冷静で、客観的です。自分の失敗やダメだと思っていることも、他人からすれば優れていたり、長所だったりします。

あなたの優れた面を、他人はよく知っています。周囲から言われた意外な一言を、ぜひ聞き逃さず憶えておき、自分の好き探しに生かしましょう。

苦にならないことを考えてみる

ここまでのステップをこなしても自分の好き嫌いがあまり分からないという人は、逆に苦にならないことを考えてみましょう。

いろいろな体験をする中で、やりたいことはわからなくても、少なくとも苦にならないことは経験できたのではないでしょうか。例えば、人と話すことは苦にならない、動くことは苦にならない、何か物事を考えるのは苦にならない、など思いつくだけ書き出してみましょう。

苦にならないということは、自分がストレスを感じない事柄であるということ。それがまったく自分に向いていないということはありえないでしょう。苦にならないことから、自分がある程度楽しめる仕事が見つかるかもしれません。

たくさんの人に会う

一人で悩まず、まずは友人や知人などさまざまな仕事についている人に、「自分がやりたいと仕事が分からないけどどうすれば良いか」と率直に相談してみましょう。

ビジネスチャンスはどこに転がっているかわかりません。人と人とのつながりが、転職につながることもあるのです。

飲み会での会話がきっかけで転職につながるかもしれませんし、友人や趣味仲間に意外なきっかけをくれる人物がいるかもしれません。

客観的な視点に頼ることは重要です。いろいろな人に会い、さまざまな意見を聞いて自分の考えを深めてください。そして、得られた知見をきっかけに、行動にあるのみです。人とのつながりは、仕事だけでなく、あなたの人生を充実させてくれることでしょう。

本を読み漁る

外に出ることだけが自分探しに必要なことではありません。自分のやりたい仕事が見つからない人に、オススメなのが書店や図書館に行き、さまざまなジャンルの本を読み漁ることです。

ネットから得られる情報も良いですが、たくさんある本を眺めてちょっとでも興味を惹かれた本に手を伸ばしてみてください。福祉や医療、インテリアや料理など何でもいいです。

仕事に通ずるような幅広い本を読むことで、「興味あるかも」と思える職種が見つかることがあります。

自分の身の回りにはなかった、まったく違うジャンルの仕事に興味を持つことも多いですよ。

本が苦手という方は、映画やドラマでもOK。世の中にどんな仕事があるのかを、知ることが必要です。

興味を持てるような事柄があれば、世の中にある仕事を見る目が変わるかもしれません。

自分が持っている資格を生かせる仕事を探してみる

学生時代などに取得した資格から、自分のやりたい仕事に結び付くような仕事を探すのも有効な手段の一つです。

例えば、簿記の資格を持っていれば事務職や経理職の仕事に生かせますし、心理カウンセラーの資格を持っていればカウンセラーとして仕事を得ることも可能です。

資格を持っていることは仕事を探す上で、必ずプラスに働きます。資格を足掛かりとして自分がやりたい仕事と向き合ってみましょう。

自分の人生から仕事を考える

また、仕事や資格ありきで考えるのではなく、自分の人生ありきで将来の仕事について考えてみるのもいいでしょう。

本当に自分が人生をかけて達成したいことを考えましょう。それは崇高な目標である必要はありません。将来、ひたすらたくさんお金を稼ぎたいのか、1つの分野でキャリアアップしたいのか、仕事はそこそこにして自分の趣味を充実させたいのか、仕事を通じて社会貢献したいのか。

仕事を選ぶ前に、自分がどんな人生を送りたいのかしっかり考えてから仕事について考えてみましょう。

やりたいことを実際に仕事にする方法

ここまでのステップでいろいろなことを考えたり世界を広げたりすると、「これだ!」という仕事が見つけられるはずです。

ですが、行動に移さなければ机上の空論にすぎません。具体的に興味を持った仕事に就く方法をご紹介します。

情報を収集する

ネット上はもちろん、就職に関する情報誌やコンビニや駅の張り紙など、世の中は仕事に関する情報で溢れています。さまざな仕事についている人の仕事内容について、または収入や待遇などについての口コミもネット上にはたくさん掲載されています。もちろん、あなたがまだ知らない仕事も数多くあるでしょう。

知らなかった仕事を知ると、その中に自分のやりたい仕事があるかもしれませんよ。就職活動向けの職業内容について書かれた本や、中高生向けの仕事内容や仕事の就き方について優しく解説された本を読んでみましょう。自分から情報収集に努め、やりたい仕事に就く手掛かりを見つけましょう。

さらに、可能であれば実際に働いている人の話を聞いてみましょう。雇用形態や給料の面など、気になることはなんでも聞いてみましょう。働いている人にしかわからない裏話もあります。

実際に職場に訪れるのも有効です。カフェなどの飲食業を希望するならお店に行ってみる。見学できるなら行ってみる。職場の雰囲気を実際に目で見て確かめてみるのがいいでしょう。

入ってみてから「イメージと違う」ということにならないために、下調べはとても大事な作業です。やりたい仕事がイメージどおりなのか、違うのか。違うならその職は諦めるのかどうなのか。じっくり考えましょう。

適正診断テストを試してみる

ネット上の多くのサイトでは適正診断テストを無料で受けることができます。

そんなテストで自分のやりたい仕事が本当に分かるのかと疑問を持たれるかもしれませんが、実際に試してみると、自分の性格や物の考え方が見事に言い当てられていて、ドキッとすることがあります。

もしかしたら仕事を探す上でのいいアドバイスをもらえるかもしれないので、興味のある方は一度試してみるといいでしょう。

各種イベントやセミナーなどに積極的に参加する

いちばん分かりやすいのは就活の際の合同説明会です。さまざまな企業が集い、色々な目標を持った人たちがいればそれだけで刺激を受け、周囲から情報を得ることもできます。

こういうイベントやセミナーに参加することで刺激を受け、固定観念が取り払われ、考え方が180度変わったという人もいるようです。

自分がやりたい仕事を見つける際には積極性も重要な要素となります。とにかく受け身になるだけでなく、自分からさまざまな人の話を聞くよう心がけましょう。

ハローワークを利用する

最もオーソドックスな方法ですが、ハローワークは誰でも無料で利用できる、とても優れたシステムであると言えます。

ハローワークに行けば端末を使って無料でさまざまな企業の求人票を検索でき、面接を受けてみたい企業があればハローワークの職員が紹介状を準備してくれて、企業側に連絡をしたり、面接を受けることができます。

もちろん年齢や経験、資格など、企業によって条件つきの求人もありますが、誰でも何度でも仕事を紹介してもらえるのがハローワークの利点でもあります。

またハローワークはネットにも対応しており、インターネットハローワークからはもちろん求人検索もできるので、ハローワークまで出向かなくても仕事を探すことも可能です。

ぜひ一度利用してみるといいでしょう。

職場体験をする

職場体験と行ってもいきなりそこで働くわけではありません。

例えばファッション関係の仕事につきたいと思った場合、洋服を扱うショップなどへ行き、実際に客の立場で客観的に仕事内容や職場の雰囲気、働くスタッフの表情などを観察してみましょう。

雰囲気が明るくてイキイキと仕事をしていたり、チームワークがいいなど、ポジティブな点が見つかれば、それがあなたのやりたい仕事につながってくることもあるでしょう。

何か仕事についてみる

上記は擬似的な職場体験の例ですが、実際にピンときた仕事にとりあえず就いてしまうのもいいかもしれません。まずは何でもいいので仕事をしてみましょう。仕事をしてみることで、自分が仕事に何を求めているか考えることができます。

始めていたけど、合わないと思ったなら、他に目を向ければいいのです。とは言っても辞めづらいという方は、短期のバイトをしてみるというのもオススメ。

やってみないとわからないことは非常に多いので、なんでも体験してみることが大切です。悩み続けて行動しないよりも、まず行動してみましょう。実際に働くことで、やってみたら自分が思っていた仕事内容と違っていたり、気づかなかったよさを見つけられる可能性もあります。

いいことも、悪いことも体験することで気づくことがあり、自己分析をすることもできます。イメージだけで、自分には合わない・興味がないと考えていた仕事にも、案外魅力を感じるかもしれません。

まとめ

やりたい仕事をやっている人は、毎日が充実感にあふれ、きらきらと輝いて見えるものです。

仕事を苦に思うこともなく、「もっと頑張ろう!」と前向きに思えるので、必然的に収入も増えていきます。

やりたい仕事を考える際のポイントはどこまで妥協するかです。すべてが自分のやりたいことと一致する仕事はめったに見つかりません。

しかし、そのギャップを受け入れ、仕事にやりがいを感じられるようにならば、その仕事はあなたのやりたい仕事といえます。

やりたい仕事を見つけて、今の仕事から離れる決意をしたのなら、次の仕事には最低3年は従事してください。それは、3年は勤めてみないと、本当にそれが自分に合った仕事なのかどうかがわからないからです。

最初は戸惑いや不安などが、たくさんあるでしょう。しかし、働くうちに楽しみを見つけられるはずです。

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