言語聴覚士になるには資格が必要?国家試験を受けるには養成機関で学ぶ必要がある

JobStep編集部
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言語聴覚士とは、言語や聴覚、摂食、嚥下などの障害に対して評価、支援をおこなう医療系の専門職です。主に病院や福祉施設などで勤務する言語聴覚士は、作業療法士などとともに病後回復期のリハビリ支援などで活躍しています。

日本の言語聴覚士は現在約2万7,000人。他のリハビリ専門職と比較すると言語聴覚士は、理学療法士の1/5・作業療法士の1/3という現状です。高齢化も進み、ますます人材確保が求められるでしょう。

今回は言語聴覚士になるために必要な資格、ステップについて解説していきます。

言語聴覚士に必要な資格

言語聴覚士になるために必要な資格は国家資格である「言語聴覚士」ですが、受験資格は次の通りです。

  • 高校卒業後に文部科学大臣や都道府県が指定した学校や養成機関に3年以上在籍し卒業した者
  • 4年制大学卒業後に上記の学校または養成所に2年以上在籍し卒業した者
  • 大学で厚生労働大臣が指定した科目をすべて履修し卒業した者
  • 外国で言語聴覚士に必要な知識・技術を習得して厚生労働大臣の認定を受けた者

具体的な試験内容・勉強する際のポイント

言語聴覚士の国家試験は非常に広い範囲から出題されます。問題形式は多肢選択問題で午前・午後に分けて200問出題されるため、学校、養成機関で行われる試験対策講座を受講するだけではなく自らも過去問題集などを購入して多くの問題に触れることが重要です。

資格取得の難易度

言語聴覚士の合格基準は午前・午後合わせて120問以上正解することです。例年合格率は50%台~80%台と決して低くはありませんが、受験までに学校や養成所で所定の科目を履修する必要があることから、資格取得の難易度としては決して低いとはいい切れません。

資格を取得するためのステップ

ステップ1 養成所入学

高校卒業後、言語聴覚士を目指すためには養成課程のある専門学校、または医療系の学部のある大学に進学します。養成機関は最低3年間、大学であれば4年の在籍が必要です。

養成機関は北海道から沖縄まで数多く存在するので、多くの人は自分の住む地域から選ぶことも可能です。

選び方のコツとしては、HPなどで卒業後の進路について、どのような病院、機関に就職しているかなどを確認し、自分の進みたい道(地元の大病院など)へ多く就職している学校や、就職率が高くキャリアサポート体制がしっかりしている学校を選ぶと良いでしょう。

資格取得への道

言語聴覚士の養成課程はカリキュラムが多く実習なども組み込まれているため、例えば他の文系の大学生などと比較すると忙しい学生生活になります。卒業年次になると実習の傍ら国家試験対策をしていくことになります。

ここで重要なのが、学校としての国家試験対策支援です。一般の大学や専門学校ですと卒業後の就職先をサポートする「キャリア支援」に力を入れますが、言語聴覚士養成学校はそれよりもまず「国家試験対策支援」に力を入れます。

医療系専門職は全体的に人手不足であるため、国家試験をパスすれば就職先はあるとの考え方なのです。2月に国家試験を受験し合格すれば、卒業後は病院や福祉施設などで言語聴覚士として勤務することとなります。

資格取得のためにおすすめの学校

言語聴覚士の養成機関は北海道から沖縄まで全国各地にあり、主な養成機関は以下の通りです。

  • 専門学校北海道リハビリテーション大学校(北海道) 3年制
  • 帝京平成大学(東京都) 4年制
  • 沖縄リハビリテーション福祉学院(沖縄県) 3年制

帝京平成大学の健康メディカル学部・言語聴覚学科は、2017年の言語聴覚士国家試験合格者数が全国7位。1年次から少人数担任制で指導してくれるので、資格取得までしっかりとサポートしてくれます。

また、大学を卒業した後に入学する2年制のものもあります。

  • 首都医校(東京都)
  • 大阪医専(大阪府)
  • 大阪保健医療大学(大阪府)

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