漁師の年収は?遠洋漁業の船長になれば、年収1,000万円以上になることも

JobStep編集部
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2010年の漁師は20万3,000人となっています。漁師は前年に比べ4.2%減少しています。

そして日本の漁獲量は329万トン。水産白書データによると、国別漁獲量ランキングで日本は第8位です。近年日本の漁業は、地球温暖化の影響を大きく受けて、漁場の環境変化しています。

たとえば、取れる魚が取れなかったり、取れないはずの魚が取れたりするなどの環境の変化が起こっています。そういった厳しい背景の中、日本の漁業を支えているのが、漁師です。そんな漁師ですが、どの程度の年収、給与なのでしょうか?

漁師の年収

平均260万円

ボーナス

平均-万円

各種手当

-万円

漁師の平均年収

漁師の平均的な年収は260万円となっています。

漁師は魚の取れ高によって年収が上下するので安定している職業とはいえません。よく取れる時には給与が跳ね上がりますが、まったく取れない時には年収は下がります。

また漁師の年収は、雇われているのか個人なのかによっても変わります。漁師の多くは漁業組合に雇われて漁業をおこなっています。漁業組合では定期的にお金がもらえるので、組合に入ることを選ぶ漁師が多いです。

一方自営業の漁師は漁業組合に入っている漁師より年収は多いです。しかし取れ高が悪ければお金になりません。

遠洋漁業

遠洋漁業とは大型船に乗って世界各国の海に行きかう漁業のことをいいます。マグロ漁船という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。マグロ漁船がこの遠洋漁業と呼ばれています。

遠洋漁業は1度海に出ると1年ほど帰ってくることができません。かなりハードな仕事といえます。また、航海・資格など各種手当が多く付与されるために、大きく収入の金額が上がります。

その分年収は高く、船長の場合は1,000万円以上になることも。ちなみにカニ、マグロ、カツオ、イカの漁船は給与が高い傾向があります。

沿岸漁業

遠洋漁業とは異なり近くの海で漁業をおこないます。近海で漁をするために、漁の規模や漁獲高はあまり高くはありません。平均月給は25万円くらいと考えられます。年収は200万円~400万円となるでしょう。

しかし水揚げ高が多いとその分年収は高くなります。そのため毎月の収入にばらつきがあるようです。また沿岸漁業の場合、自然災害によって影響を受けます。台風がくると海に出るわけにはいきません。また災害によって海に出ることができなくなったという場合もあります。

漁師のボーナス・昇給事情

漁師は、ボーナスが支給されることはほとんどありません。ただし、大手の海運会社で働く場合など、雇用契約の内容次第でボーナス支給おこなわれる場合があります。

その多くは、遠洋漁業のような航海時間が長く、1回あたりの出漁期間が長い場合に、保証給のように支給されるケースが多いようです。したがって、漁師はボーナスの基本的な考え方である、業績給としての支給をほぼ期待できない職業だということになります。

漁師の昇級は、規定された給与形態のように、決められた金額で定期昇給するというより、毎年雇用契約を更新する際に提示される給与金額で昇給金額を決められる場合が考えられます。

どちらかといえば、個人事業主に近い立場で仕事をする職業ですので、昇給は個人の実績や評価の影響を受けることがほとんどだといえます。

漁師の年齢で考える年収推移のシミュレーション

漁師の年収は20代で450~560万円、30代で620~710万円、40代で800~890万円、50代で950~960万円といわれています。

年収は昇給や経験年数で少しずつ上がります。

漁師が収入を増やすには

漁師が収入を増やす方法はさまざまです。

1.副業をする

沿岸漁業を行っている漁師の多くは水産加工などの副業によって収入を増やしている人が多いです。干物を作ったり、飲食店を経営したりする方もいるんだとか。沿岸漁業は収入が安定しないので、収入を増やすための工夫をしている方が多いです。

よくあるケースとして、農業と漁業を兼業するもの。自分の畑や田を持ち、朝は漁師、昼から返って来て農業の仕事をするというスタイルが人気です。

2.資格を取る

また資格を取って収入をアップさせることもできます。

漁師に資格はいりませんが、航海士の資格、関士の資格、三級海技士の資格を取得することで収入をアップさせることができます。資格を持っていればできる仕事の幅が広がるので、とてもおすすめです。

3.カニ漁師

遠洋漁業の中でマグロに次いで年収が高いのはカニ漁師です。蟹工船できつくて安いイメージがありますが、短期間で高額な報酬が可能です。

カニ漁は一年の内で解禁になる3カ月程度しか漁はできませんが、その分だけ報酬がはね上がります。新人でも月収で30万円を超えてそれプラス歩合がつきます。短期間でたくさん稼ぎたい人は狙い目です。

4.養殖ならホタテが1番

遠洋業に抵抗があるなら養殖業がおすすめです。養殖の中で一番年収が高いのは帆立貝。

年収は300万円から450万円と遠洋業と比べると低いですが、その分安定した収入を得ることができるでしょう。

何より何ヶ月も海の上で生活しなければならない遠洋漁業よりも体力的に楽になります。

5.意外な狙い目のサンゴ漁師

サンゴをとってしまっていいのかと疑問に思われる人もいるかと思いますが、折れて落ちてしまったサンゴをとる漁のことです。

宝石サンゴと呼ばれるものは中国の富裕層に人気があり、上質なものを売れば年収7000万円も夢ではありません。

しかし、一攫千金的な要素もあるので、経験と知識が必要になってきます。

このように漁をする種類によって年収がまちまちな漁師。高額な年収を狙うならいろいろな覚悟が必要なようです。

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