芸妓の年収は?基本的に歩合制のため、より多くのお座敷に出ることが給与アップのコツ

JobStep編集部
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芸妓とは、宴の席で日本舞踊や唄などで客のおもてなしをする仕事です。京都では「芸妓(げいこ)」と呼ばれますが、東京をはじめ関東では「芸妓(げいぎ)」または「芸者」と呼びます。

芸妓をしながらお店を経営したりお茶屋を兼業して後継者育成に力を入れたりと、活躍の場は広く定年もありません。

京都花待組合連合会調べによると、1995年に674名いた芸妓も、2009年には芸妓・舞妓合わせて287名まで減少しています。しかし芸妓は、今では日本文化の1つになっており、外国人観光客のみならず、芸妓に会いにいこうとする日本人も少なくはありません。

伝統芸能を担う立場である芸妓の年収を、今回は紹介します。

芸妓の平均月給

京都芸妓の場合、置屋(芸妓になる修行をしながら共同生活する場)から独立して「自前芸妓」になるまで花代と呼ばれる給与は支払われません。

客からもらう祝儀や、置屋からのお小遣いは芸妓の収入になります。しかし着物・稽古事の月謝などは芸妓が支払いをおこなうため、決して楽な生活とはいえないでしょう。

花代の相場は時給約5,000~6,000円程度とされており、2時間が1つの単位でその後1時間ずつ追加されていきます。延長になれば、その分収入が増えることもあります。

こちらもご祝儀がもらえることもあるようですが、人気によって収入が変わるため個人差は大きくなります。このように給与は、歩合制です。しかし宴席は毎日おこなわれており、お座敷に出た分収入が増えるため、多くのお座敷に出られた芸妓の月収は約20~30万円程度になります。

年収換算するとどのくらい?

芸妓の年収は、半玉(見習い期間)は給与は発生しないため0円、ほぼ毎日お座敷に出られた場合は300~360万円ほどとなります。

芸妓の仕事は固定給でなく歩合制。多くのお座敷に出られた芸妓は手取り30万円程の収入に加え、ご祝儀が得られますが、その反面で全く収入のない場合もあります。手取り30万円の場合、年収は360万円程となりますが、この金額は多くのお座敷に出た場合なので、平均年収はこれよりも下がるでしょう。

ただし、人気の高い芸妓であれば収入はもっと高額になります。近年では外国人観光客が増加している背景から、外国人の客が増えています。

コミュニケーションを円滑にとることで良い印象をもってもらうことは、リピーターの確保につながるので、語学が堪能であることはお座敷の数を増やすために有効であるといえるでしょう。

芸妓のボーナス事情

宴席では、客から直接ご祝儀をもらえることがあります。ご祝儀はチップと似たような扱いで、これも花代の1つだと考えられています。

雇用先から支払われるわけではないのでボーナスや賞与とはいえませんが、このご祝儀はそのまま芸妓が持ち帰って良いという置屋が多いため、芸妓たちの大きな収入源となっています。

ただしこのご祝儀は、お座敷のたびにもらえるとは限りません。また客によってもらえる金額も異なります。しかし場合によっては月収以上のご祝儀がもらえることもあるそうです。

芸妓の昇給事情

半玉という芸妓の見習い期間は、基本的には給料は発生しません。しかし最近では見習い期間も自分で生活できるように、給料が出る置屋も増えてきているようです。

この半玉の見習い期間を終えると、給与が発生します。ただしほとんどの芸妓は歩合制のため、まずはお座敷に出る必要があります。お座敷に出るには、お客さんに読んでもらえるほどの人気さが必要になります。

自分の持っている素質を活かし、おもてなしスキルを高め、芸事に対する努力を続けることで、毎回お座敷に呼んでもらえるような芸妓になり、結果給与も上がっていくでしょう。

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