理学療法士をやめたい・転職したい。患者とのコミュニケーションや体力面で不安がある

JobStep編集部
公開, 更新 , 職業別、今の仕事をやめたい時に

理学療法士は通称PT(フィジカル・セラピスト)と呼ばれます。大きなケガや、病気でもしない限り健康な人が関わることは無いため、一般にはあまり知られていないことが多いです。

積極的に運動療法や物理療法を用いて支援活動をおこなう、医学的リハビリテーションが主な仕事になります。医療分野に限らず介護分野でも活躍する理学療法士ですが、介護分野では医療分野と比べて年収が50万近くも低いことから、不満を抱えている人が少なくありません。

日本理学療法士協会の「理学療法士を取り巻く状況について」によると、理学療法士の平均離職率は医療分野で10.2%、介護分野で18.8%です。なかでも訪問リハビリテーションが37.4%ともっとも高くなっています。

今回は理学療法士を辞めたいと思う瞬間や、辞める際に考え直して見てほしいことを紹介します。

理学療法士をやめよう・転職しようと強く思った瞬間

患者とのコミュニケーションが大変

リハビリテーションはすぐに効果が出るものではなく長期になる場合もあるため、患者との信頼関係も必要になってきます。実際に患者と関わる中で信頼関係を築くことや、コミュニケーションを図ることの難しさを実感することになるのです。

患者にとってリハビリは、つらくてしんどい、痛い思いをする嫌なもの。リハビリを楽しく前向きにできるように、理学療法士としてどのように関わっていくのかを考えることが難しいところです。

意欲的にリハビリに通ってもらうための声掛けや目指す目標を決めるなど、さまざまな働きかけが必要となります。継続しておこない、信頼関係を築くことが大切になるのです。

時には名指しで患者に拒否をされることもあるでしょう。それだけリハビリを継続してもらうことは難しく、辛いこともあるということです。

勉強が大変

理学療法士は患者や利用者の要望を可能な限り聞き入れ、その人に合った治療を選択しなければなりません。しかし医療の業界では日々新しい技術が生まれているため、働きながら勉強し続けていくことが求められます。

病院内や施設内にて業務終了後から勉強会を開いているところも数多くありますが、職場によっては休日返上でセミナーなどに通う必要性も出てくるため、働いている理学療法士にとって大きな負担です。

また日本理学療法士協会の調査では、平均残業時間が医療分野で53.7分、介護福祉分野で53.3分であることが分かっています。残業で時間が奪われている中、勉強もしなければならないとなると続けていくのは困難です。

体力的にきつく、待遇も良くない

また理学療法士の仕事は思ったよりも肉体労働です。足を挙げたり、体を支えたりなど体力を使う場面は少なくありません。そのうえで給料面の不満、残業が多く休みが少ないなどからモチベーションが下がっていくことで、転職を考えることにつながるのでしょう。

とくに介護分野の理学療法士は、医療分野の理学療法士よりも20万円程度年収が低く、さらにリハビリ職では419万円と、専門職でありながら一般企業の年収とほとんど変わりません。

やめる・転職するべき人の特徴

理学療法士の仕事をやっていくなかで、ほかの仕事をやりたくなった人はやめるべきです。特殊な仕事のため合う合わないがあるのも事実ですが、本当に自分のやりたい事が見つかった場合はそちらへ進むべきでしょう。

モチベーションが維持できなくなっては、続けるのが難しい仕事です。自分のやりたいことが見つかったのであれば、進みたい方向へ力を注いでみることをおすすめします。

やめる・転職するべきではない人の特徴

仕事が嫌でやめたいと思うことは、ほかの職業でもあります。その原因は、現在の職場環境にあることがほとんどでしょう。よくよく考えて今の状況を変えられないのであれば、思い切って環境そのものを変えてしまったほうが早いです。

理学療法士の資格があれば、同じリハビリテーションの仕事を自分に合った環境でできる可能性があります。理学療法士をやめるのではなく自分にあった環境に変化させる努力をするべきです。

やめる・転職する前に考えてみるべきこと

理学療法士として患者が元気になっていく姿は忙しく働く中での励みになります。またリハビリを嫌がっていた患者が来てくれた時や感謝されたときなど、やりがいを感じる瞬間も多々あります。

リハビリには地道な努力と根気強さが必要であり、患者と一緒になって挑むという姿勢が大切です。厳しいリハビリを乗り越えることができた時は理学療法士としての役割を果たせたときです。

リハビリはその人のその後の人生にも影響するため、人の役に立てるという魅力的な仕事といえます。医療現場には欠かせない幅広いニーズのある理学療法士だからこそ転職を決めるということは大きな決断です。

理学療法士の資格取得には、莫大な金額と時間がかかります。やめる前にそのことを考え直してみることも重要です。理学療法士以外の仕事に就くとせっかくの資格も無意味となってしまいます。

どうしてもやめたい場合、円満に確実にやめれる方法

どうしても理学療法士をやめたいのであれば、ほかにやりたいことが見つかったということを熱意を持って伝えることです。自分の人生において、やっていれば良かったと後々になってから後悔したくない気持ちが強いことも合わせましょう。

前向きな気持ちで理学療法士の仕事をやめることを伝えられれば、円満にやめられます。ただし間違っても休日が少ない、給料が少ないと不満を口にしないことが重要です。条件提示され、引き留められないとも限りません。

理解を得るためにも思いが伝わるように誠意をもって丁寧に話すように心がけましょう。

理学療法士におすすめの転職先

保険外交員

保険外交員は一般家庭や企業に対して、保険のコンサルティングと各種サービスを提供する仕事です。アフターサービスもあり、長期にわたるため顧客との信頼関係が必要になります。実力主義の世界ですが、成果を上げれば収入もアップするのでやりがいを感じられるでしょう。

不動産関係

不動産会社営業部員は熱意があれば未経験からでもスタートしやすく、専門知識やバックグラウンドがなくても仕事に就くことは可能です。人の住まいに関するビジネスはいつの時代になっても一定の需要があるといえます。

営業の場合コミュニケーション能力や、体力も必要となります。今までの経験で身につけたスキルを発揮することができるでしょう。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは、資格を持っていないとなれない職業ではありません。もちろん就職前に取得しておけば自身の知識のアピール材料にはなりますが、就職後に資格を取得する人が多いといわれています。

この仕事は人との信頼関係が必要です。人の役に立ったという実感はやりがいをさらに強くするでしょう。

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