歯科助手をやめたい・転職したい。未経験にも関わらず、いきなり覚えることが多すぎる

JobStep編集部
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日本歯科衛生士会が2015年におこなった勤務実態調査では、国家資格を保持している歯科衛生士のうち「勤務先を変えたことはない」と回答したのは24.3%。「1回転職した」人も同率で24.3%。「2回以上転職経験がある」人は51.4%にもなりました。

この調査データから「歯科衛生士の7割以上は、転職を経験したことがある」ということになります。

歯科助手は歯科衛生士と異なり、歯科医師の医療サポートをおこなうことがメインの業務になります。未経験・無資格でもなれる歯科助手だからこそ悩みは多いもの。そこで今回は、そんな歯科助手が、どのようなときに仕事をやめたいと感じるのかみていきます。

歯科助手をやめようと強く思った瞬間

歯科医と患者さんの間に立ち、診療をおこないやすいようにすることが主な仕事である歯科助手。患者の不安軽減に努めコミュニケーションをおこななうなど、歯科診療を円滑にするためには欠かせない存在といえます。

しかしそんな歯科助手も、転職を考えるほどの悩みを持つことがあります。具体的にはどんな悩みがあるのでしょう。

覚えることが多すぎて、ついていけない

歯科助手として働いていてやめたいと思った理由に多いのが、「覚えることがたくさんありついていけない」ことでした。助手とはいえ、医療現場で働くスタッフの1人。そのため使用する器具の名前や働き方など、専門的な知識が必要となってきます。

しかし歯科助手の場合、全くの未経験者ということもあり、専門用語を覚えるのは至難の業。ただし基本的に予約制の歯医者では、迅速に対応をしなければ待っている患者は増える一方になります。メディネットの調査でも、外来患者の不満NO.1は「診察待ち時間」で22.2%となっています。

このように限られた時間のなかで適切に迅速に動かなくてはいけないため、つらさを感じる歯科助手は多いです。

歯科医師との関係性

ほかにも歯科医師との人間関係が原因でやめる人も多いです。歯科助手の就業先の大半は診療所。この診療所は90%以上が個人経営といわれています。

診療所に務める場合、雇い主であり、経営者であり、歯科医師である院長との人間関係が崩れると仕事はうまくいかなくなります。毎日近距離で仕事をすることになるため、うまくいかない人がいると他の職場よりもきついのです。

なかには歯科助手のスキルの乏しさを罵倒したり、掃除などの雑務しかやらせない、解雇をちらつかせるような歯科医師も存在します。

給与体系への不満

一般的に歯科助手の年収は200~300万円台であることが多く、正社員として雇用はされているものの経済的不安を抱える人は少なくありません。

国税庁が2017年に実施した「民間給与実態統計調査結果」によると、日本人の平均年収は432万円。そのため歯科助手は平均年収よりも、100~200万円程度低い年収になります。

医療という安定した仕事ではありますが、幅広い業務をこなすなかで給与面に不安を感じ、転職を考える人はとても多いです。

歯科助手をやめる・転職するべき人の特徴

努力しても、専門用語を含め仕事を覚えることができない場合は、歯科助手に向いていないかもしれません。誰しもが得意なことと、苦手なことがあります。

歯科助手はあくまでも医療従事者になるためミスは許されません。そして歯医者はほかの病院に比べてスピードが求められる現場でもあります。無理に働き続けても自分が苦しくなっていくだけでしょう。

また医療は常に進歩しています。一般的に使われる用語をマスター常できたとしても、定期的に新しい情報をインプットしていかなくてはいけません。

歯科助手をやめる・転職するべきではない人の特徴

「資格は何も持っていないけれど、患者と関わるのが好き」という人は歯科助手をやめるべきではありません。それは無資格で働ける医療従事者が少ないためです。

また歯科助手はフルタイムの正社員雇用やパートやアルバイトなどの非正規雇用など、いろいろな雇われ方があります。そのため、結婚・妊娠・出産には柔軟に対応をしてくれる病院が多いでしょう。

そして歯科助手は予約制の病院が多いため残業が少なく、プラベートと仕事を両立させやすい仕事ともいえます。

歯科助手をやめる・転職する前に考え直してみること

歯科助手は覚えることが多く、歯科医師とのコミュニケーションが大切なので大変な仕事かもしれません。しかし無資格にも関わらず医療従事者として患者と関われる仕事は多くありません。また勤務時間も歯科助手はシフト制であることが多いため、スケジュール調整がしやすいです。

さらに厚生労働省が2017年6月に発表した歯科疾患実態調査では、20代になると8割から9割が虫歯の経験をしているという結果もあります。歯科業界が無くなったり衰退していくことは考えにくいため、安定した職業ともいえるでしょう。

転職するということは、このような歯科助手のメリットを失うということです。また、ほかの職種に転職する場合、未経験であれば年収は下がる可能性が高いです。

本当にやめても後悔はないのか、これらを十分に考慮したうえで転職しましょう。

どうしても歯科助手をやめたい場合、円満に確実にやめられる方法

まずは院長に直接やめたいことを伝えることが大切です。やめる直前に退職を伝えるとトラブルになることもあるため、事前に話しをしておきましょう。また病院との契約上、「退職の1ヶ月前に、退職の旨を伝えること」となっている場合もあるので、雇用契約書をあらかじめきちんと確認しておくことをおすすめします。

どうしても院長と話し合うことが難しい場合は、歯科衛生士や先輩歯科助手に相談をしてみましょう。あいだに入って話を進めてくれることがあるかもしれません。

歯科助手におすすめの転職先

一般企業事務職

一般企業の事務職は、業務内容こそ異なりますが、未経験可の求人もとても多く転職先としては人気です。福利厚生が安定している企業も多く、長期的に働くうえで整っている環境といえます。

歯科医院で取り扱っていた医療品や歯科用具のメーカーであれば、歯科助手として培った商品知識も活かすことができるので転職先としておすすめです。

アパレル販売員・美容品販売員

アパレル販売員や美容品販売員は、親しみやすさを持って声をかけることが非常に重要になります。歯科助手として、お客さんと関わって得たコミュニケーションスキルは販売員として発揮することができます。

さらに、親しみやすい笑顔・自然で丁寧な対応・細やかな気遣いができる歯科助手は、販売員としてお客さんから好感を得られるでしょう。

また女性であれば、アパレルや美容品というのは自分にとって身近な商品であるのでイメージも湧きやすいはずです。

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