臨床工学技士はつらい、きつい?現場経験を地道に積んでいく努力が必要

JobStep編集部
公開, 更新 , 職業別、つらい・きつい仕事

臨床工学技士は、人工透析装置などの医療機器を操作して、治療の補助をおこないます。また、患者さんが安心して治療を受けられるように、医療機器の安全管理と保守点検をおこなうのが主な仕事です。

多くの医療機器を使いこなし、患者さんの命に関わる重要な仕事であるといえます。

医療業界で今後需要が増えると考えられる臨床工学技士がつらいと感じる瞬間はどのようなときでしょうか。

臨床工学士がつらい・きついと思った瞬間

知識だけでは対応できないとき

臨床工学技士の国家試験を取得しても、はじめのころは機器の使用方法や治療の手順がまったくわからず、すぐに役に立つことはできません。また、臨床工学技士の現場において、学校で学習したことや教科書に載っていることだけでは対応できない事態がよく起こります。

さらに、同じ病状の患者さんは1人としていません。臨床工学技士として装置の操作方法についてはある程度の知識があっても、それぞれの患者さんにあった方法で適切に対応しなければならないので、プレッシャーを感じ、精神的にきついと感じることがあります。

精神的な負荷に耐えられなくなったとき

臨床工学技士は、透析作業をおこなうイメージがつよいですが、手術のサポートをすることもあります。機器の管理、パラメータの設定など命にかかわる作業なので、大変神経を使う仕事です。

さらに臨床工学技士は、痴呆症の患者さんや神経質な患者さんに悩まされることも多く、気力や体力を必要とします。患者さんから文句を言われることもあり、精神的につらいと感じることがあります。

大きな病院に勤務する場合、急患患者が多数運び込まれてきます。その場合の救命治療は一刻を争う緊迫した状況です。絶対にミスが許されない状況に追い込まれることは精神的な負担が大きく、耐えられなくなってしまう人もいるでしょう。患者さんの生死に関わる臨床工学技士を含め、医療・福祉業界の離職率は14.5%ほどです。

また、病院は24時間体制のところがほとんどなので、残業や夜勤もあり、体力的にもきついです。

つらさ・きつさの解決方法

臨床工学技士として、自分の知識や経験だけでは対応できないときは、周りの先輩たちからアドバイスを聞いたりしながら、成長していくと良いでしょう。

そして、透析作業や手術の管理など、たくさんの実務を経験し乗り越えていくことで、臨床工学技士のスキルが身についていきます。

臨床工学技士は、命に関わる重要な機器をあつかうので神経を使いますが、1人ですべての作業をおこなっているのではありません。ダブルチェックなど、周りのスタッフと協力しながら間違いが起きないように安全管理を徹底しています。そのため、周りのスタッフとの信頼関係を築きあげることが重要です。

働く前と後の印象の違い

臨床工学技士の資格は、専門学校や大学の臨床工学科に通い、取得しなればなりません。しかし、学校で学んだ内容よりも、臨床の現場に出て学ばなければいけないことがほとんどです。実務に入ってからが本当の勉強であることを覚悟する必要があります。

臨床工学技士の仕事で求められる知識と技術は多岐にわたるものです。重大なミスをすることは命にかかわり、絶対に許されないので、想像以上に職場は緊張感にあふれています。

緊急時でもお互い協力できるように、日ごろから職種に関係なく、スタッフとのコミュニケーションを良好にしておくことが重要です。

耐えられないときは、転職の検討を

今の仕事に耐えられないときは、転職サイトに登録してみましょう。新しい仕事を探すことで、気持ちが楽になるかもしれません。

転職サイトのなかでもおすすめなのは、リクナビNEXT。約9万件の求人情報が掲載されています。

登録から転職まで、すべて無料なのでまずは気軽に登録してみて、候補となる会社の条件を調べてみるのが良いでしょう。

リクナビNEXTに登録する(無料)

臨床工学技士に関連する記事

臨床工学技士になるには?専門の学校を卒業後、国家試験に合格する必要がある

臨床工学技士とは、医学工学の技術を用いて、最新医療...

2019年09月05日, 職業別、つらい・きつい仕事

臨床工学技士の年収は?高齢者人口の増加に伴い、ニーズが急上昇している職種

臨床工学技士は、人工心肺装置・人口呼吸器・血液循環...

2019年07月29日, 職業別、つらい・きつい仕事

医療の仕事に関するその他の職種