システムエンジニアはつらい、きつい?長時間労働でありながらスキルが求められる仕事

JobStep編集部
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企業の縁の下の力持ちとして活躍しているシステムエンジニア。インフラといっても過言ではない、ネット環境を構築していくこの仕事はとてもやりがいを感じられる職種ともいえます。

しかし2017年の厚生労働省の調査結果によると、情報通信業の離職率は10.5%。労働時間の長さや、業務が多岐に渡ることへのストレスから転職を考えるシステムエンジニアは多いようです。そこで今回は、システムエンジニアをつらい・きついと思った瞬間について紹介します。

システムエンジニアをつらい・きついと思った瞬間

2017年に経済産業省が調査した「IT関連産業の給与等に関する実態調査」によると、システムエンジニア・プログラマの平均給与は568.5万円となっています。日本の平均年収は約410万円前後といわれているため、160万程度高い給与であることがわかります。

しかしIT業界には長時間労働により体を壊す人が少なくありません。2015年12月大手広告会社である電通で引き起こった過労死事件や、2018年8月システム開発や営業をおこなっていた28歳の男性が蜘蛛膜下出血で亡くなった事件などは、まだ記憶に新しいでしょう。そして、システムエンジニアとして働くうえでつらいことは長時間労働の面だけではないのです。

顧客の相手をしなくてはいけない

システムエンジニアはプログラミングだけしていれば言い訳ではありません。

クライアントの要望に合わせて、システム構築をおこなわなくてはいけないため、日によっては顧客と1日会議をするなんて日もあります。そしてシステムができあがれば、会社へ赴き使い方の説明をレクチャーする場合もあります。

またクライアントとのコミュニケーション不足で、開発途中で大幅なシステム改善が必要になってしまうことがないよう、事前にしっかり話を詰めておく必要もあります。ときには、最初の依頼時とは違うことを言ってくるクライアントもいるので、社外だけではなく、社内調整を含めたコミュニケーション能力が必要になるのです。

「人と関わることが苦手でパソコン関係の仕事に就いたのに」とストレスを感じるシステムエンジニアは少なくありません。

残業が多い

転職サービスDODAが2018年の6月におこなった調査によると、残業時間が多い職種1位はゲーム開発・製作45.3時間。2位はインターネット・広告・メディア42.4時間と1位、2位はIT業界。そしてシステムエンジニアも13位の33.9時間となっています。

基本的にはシステムに必要なものをヒアリングするところから、設計していくまでの全過程を担当にすることになります。なかにはタイトなスケジュールで仕事を依頼してくるクライアントも少なくなく、締切に対し過度なストレスを感じる人が多いです。またテストの段階で問題が見つかった場合、大幅にプログラムを書き直さなくていけないことも。

ほかにも、1人で複数クライアント担当することが多く、同時に2,3個システム構築をしなくてはいけないこともあります。結果残業をしなければ、終わらない業務量になっていることがあるのです。

わからないシステムを任されることが多い

ある程度経験を積んでいるシステムエンジニアでも、次々に新しくなっていくシステムについていけないこともあります。IT業界の情報や、サービスの入れ替わりは激しく、今使っているプログラミング方法でも、2,3ヶ月後には変わっていることも珍しいことではありません。

そのため得意ではないプログラムだけではなく、作ったことがないシステムでも作らないといけないことがあるのです。うまくかければ問題ないですが、躓いてしまうこともあるでしょう。

何年システムエンジニアとして働いていても、常に情報の最先端についていけるよう、情報のキャッチアップや勉強には、敏感でいなければいけないのです。

体がついていかなくなることも

上記で紹介した長時間労働に加え、システムエンジニアは人がサービスを使わない夜間に、システム点検やバージョンアップをおこなうことがあります。そのため生活リズムが崩れ、自律神経失調症や統合失調症、うつ病、睡眠障害などの病を引き起こす可能性が高いです。

眠れない、食べれない、だるさが続く、微熱が続く、食後に気持ち悪い、以前のように頑張れないなどの症状が出てきたら、体がSOSを発信しているサイン。1回体を休め、症状がひどい場合は内科・神経科・精神科・神経内科・心療内科などを受診するようにしましょう。

つらさ、きつさの解決方法

自分1人で抱え込まず、周りを頼ることでつらさを乗り越えていきましょう。

IT業界にはとくに「自分で調べろ」という意識が強く根付いています。またシステムエンジニアにはコミュニケーションが苦手な人も多く、何かあったときや仕事が進まないときも、なんとか1人で解決しようとする傾向が高いです。

しかし、身の丈に合わない仕事をしていたり、はじめてやるプログラミングだったりするときは、経験者に相談することも1つの解決法です。1から聞くのではなく、質問した要件を絞って話を聞けば嫌な態度を取ってくる人はいないでしょう。ときにはディスカッションすることで、今まで悩んでいたことが、すぐ解決されたりします。

また社内でコミュニケーションをとる練習をしておけば、クライアントとの信頼関係は築きやすくなるはずです。顧客の意図をつかめず、やり直しになってしまう可能性も減っていくでしょう。

働く前と後の印象の違い

働く前はパソコンだけに集中していればいい仕事だと思われがちなシステムエンジニアですが、実際には顧客との会議や部署内での会議が多い仕事場。システムエンジニアはグループでおこなう仕事なので、コミュニケーションが必要な仕事といえるでしょう。

しかしチームで話ったことや、自分が決めたことが、形になっていくのは、とてもやりがいを感じられるはずです。あなたが作ったシステムをクライアントの人が毎日使うことを考えると楽しいと思えるかもしれません。またスキルが必要になる仕事のため、人材確保や育成には時間がかかることから、どの企業でも引く手あまたな浄行が続いています。

今後のこの傾向は続いていく可能性が高いため、収入アップや福利厚生面での援助なども期待できる職業になっていくかもしれません。

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