神社に鎮座して神に仕える女性のことを巫女といいます。巫女は男女雇用機会均等法の適応外で、女性限定の職業となっています。資格も不要で、神事において欠かせない存在となっています。
人に感謝される喜び、神事に携われる喜びを感じられる一方、大変なことも多いです。また、巫女は若い未婚の女性と定義されており年齢制限があるので、長く巫女として仕えている人は、いつかは他の仕事を探さなければなりません。長くても30歳くらいまででしょう。
今回は巫女から転職をしたいと思ったきっかけ、おすすめの転職先についてみていきます。
巫女は終日働いている人と、繁盛期のみに働いている助勤(アルバイト)と呼ばれる人がいますが、心身共に大変で転職を考える人も少なくありません。
巫女は、規則がとても厳しいです。日本の伝統を重んじるということから、茶髪・ピアス・派手なアクセサリー・派手なメイクは禁止です。言葉遣いに関しても独特な言葉遣いをしなければいけません。
また独身の女性でないといけないという条件のもとで働くので、とても規則が厳しく狭い職業です。定年もあり10代後半から20代前半、長くても30歳前には定年です。
巫女として働いていても、結婚してしまうとこの仕事はできなくなります。
巫女の仕事は、家が神社などでない限り正規雇用者となることは難しいのが現状です。助勤でも同じですが、神社の繁盛期はお正月です。
正月の三が日は、勤務時間が長く31日から1日は10時間を超えてお守りの販売などのサポートをしなければならりません。寒い中の仕事なので、しっかりと防寒できていないと身体を壊してしまう人もいるでしょう。
巫女には必ず定年があるので、いつかは転職を考えなければいけません。巫女におすすめの転職先はどのようなところがあるのでしょうか。
巫女の仕事をやめた後、正規雇用者であれば神社の事務の仕事をする人が多いです。
神社の事務職は神社の伝統を学んだ巫女には適した職業です。神社の事務は、神社のことを尋ねられた際に答えなければいけませんので神社の伝統・知識を求められます。自分が学んだ知識をいかすこともでき、働くうえで働きやすい職場といえます。
規則は巫女とあまり変わりませんが、早い定年もなく結婚しても働くことができます。
巫女は一般の事務職のなかでも電話のオペレーターにも向いています。電話は相手の表情を見ることができません。言葉遣い・声での丁寧な対応が求められます。
巫女は細かい気配り、目配りができ言葉遣いも学ぶ職業ですので、電話の相手にも良い印象を与えることができます。
また、巫女は神社の顔といっていよい仕事です。対応によってその神社に二度と参拝したくないなど悪い印象も与えますので、電話のオペレーターは責任感ややりがいといった点でも似ているのではないでしょうか。
巫女の仕事は、明るく神社の顔としてサポートするので受付が向いています。印象もよく細かい気配りができるので、デパートのインフォメーションや会社の受付で力を発揮することができます。
受付の仕事は感謝されることが多く、人との関わりから得られるやりがいが巫女の仕事と似ているので向いている職業といえます。
巫女は、日本の伝統を重んじる職業ですが、宗教色の強い職場です。採用する人の考え方はそれぞれですが、巫女という職業を全面に出してしまうと、転職を希望している先が別の宗教色の強い職場でしたら良い印象を与えることができません。
就職活動をする際は、その職場のことをきちんと調べたうえで面接に臨みましょう。
また、巫女は必ず定年を迎えます。前もって将来どのような仕事を就きたいかを具体的に考えておく必要があります。資格が必要なことであったら巫女でいる間に資格を取得するのもよいです。巫女で培われた言葉遣いや経験は転職先で必ず活かすことができるでしょう。
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