彫師になるには?繊細な画力と、相手の要望を反映できる発想力が必要

JobStep編集部
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彫師とは、タトゥーや刺青を人体のさまざまな部分に描くことを生業とした伝統的な職業です。日本でも土偶に入れ墨を思わせる紋様が描かれていたことから、縄文・弥生期には、すでに入れ墨を施す文化があったと考えられています。

近年ではファションの一部として若者を中心にタトゥーを入れる人も増加しており、彫師に対する注目度も高まっています。

アングラでかっこいいイメージがありますが、お客さんに満足してもらうためミスのない施術が求められるので、相当な量の練習を自分の体でおこなうこともあるほど大変な仕事です。今回はそんな彫師のなり方について紹介していきます。

彫師になるには

彫師になるには有名な彫師を探して弟子入りするか、タトゥースタジオなどで描き方・道具の知識・色の出し方などをアシスタントとして学ぶという2つの道があります。

修行期間は人によって違ってきますが、だいたい1~3年を要します。技術の習得が早かったり、センスがある人は1年ほどで修行を終えるようです。一方で10年以上経っても、なかなか仕事を取れないような人もいます。

彫師を育成するような、専門学校は日本に存在しない

彫師を養成している専門学校などは、日本に存在しません。彫師の仕事は法的に見ると医師法に反した行為であると解釈できる余地もあるため、学校法人としての施設はつくれないという事情があるからです。

彫師のなかには独学で学んで開業している人もいますが、失敗が絶対に許されない職業なので、信用性の問題からも信頼できる経験豊富な人の元で修行を積むことが無難であるといえます。

彫師に必要な資格。タトゥー彫りは、医師法違反にあてはまる?

彫師になるには医師免許を取ることが無難です。刺青は医療行為にあたるという見解をする人もいますが、実際は医師免許を所持して営業している人は少ないのが現状です。

また、タトゥーを彫ることが医療行為かどうか断定しきれていないのが現状です。

実際に、2018年11月に大阪地裁で無免許でタトゥーを施したことで医師法違反と判決された裁判が、翌年の高裁では逆転無罪となったという事例もあります。

タトゥーは病気の治療や予防などを目的としていないこと、施術に医師免許の取得を求めれば職業選択や表現の自由が制限されてしまうということが主な理由です。

今回の判決では「医師免許が必要ない」という見解が示されましたが、今後の法改正によって医師免許の必要の有無が変わっていく可能性はあります。現時点では1つの見解について断言することはできません。

ただし、医師免許以外にはとくに必要な資格はなく、画の才能と手先が器用な人なら努力と経験次第で誰でもなることが可能です。

海外の場合は、免許制や登録制度が設けられており、医師免許を所持していない人でも業務をおこなうことが可能な国もあります。

彫師で活躍するために必要な能力

画力と発想力

彫師は繊細なものからダイナミックなものまで描くため、高度な画力を必要とします。手先が器用で細かい作業も苦にならない性格と集中力が彫師には欠かすことのできない要素です。

彫師の画風は人それぞれ個性があり、独創的な発想力でオリジナリティーの溢れた魅力的な画を描くことが人気にもつながります。

精神力と責任感

彫師の仕事は失敗が許されないため、常にプレッシャーと向き合える強い精神力が必要です。自分の腕に自信がないと務まらない仕事といえます。客の要望にきっちりと応える責任感も大切です。

経験値と発信力

彫師は日本の伝統的文化の1部でもあり、高く評価され有名な彫師になれば海外からの客も来るため、発信力や知名度は活躍できる大きな武器となります。経験値が豊かなほど活躍できる可能性は高くなるでしょう。

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