消防士になるには?倍率10倍程度の消防官採用試験を突破しなくてはいけない

JobStep編集部
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危険と隣り合わせの消防士。火災が発生した時には、速やかに消化活動をおこないます。病人や怪我人の通報連絡があれば、適切な応急治療や各医療機関へ搬送する救急活動やなど、人の命や財産にかかわる大事な任務を担う仕事です。

そんな消防士は、火災などから命がけで人命救助をする憧れられる職業でもあります。

そんな消防士は現在、日本に約16万人の消防士がいるといわれています。火災現場にいち早く駆けつけ被害を最小限に食い止める消防官になるには、どのような資格が必要なのでしょうか?

消防士になるには?

消防士は消防本部に勤務する地方公務員。各消防本部がおこなう消防士採用試験に合格しなければなりません。

年齢・学歴によって、受験できる試験が異なる

東京消防庁では、1類を大学卒程度、2類を短大卒と専門学校卒、3類を高校卒程度と3つの区分に分けています。

区分によって難易度が異なりますが、大卒の学歴を持っていなくても、22歳以上で30歳未満なら1類の試験を、18歳以上22歳未満なら3種の試験を受験できます。

このように、18歳以上なら試験を受けることが可能なので、高校を卒業していれば誰でも消防士を目指すことが可能となっています。

とはいえ、大学を出ているほうが給料はよくなります。

初任給でも、大卒程度である1類は約252,000円、高卒程度の3類では約212,700円と4万円もの差があります。

消防士を目指す人におすすめの大学

上記でも紹介をしたように、消防士試験に学歴は大きな影響を与えることはありません。とはいえ、大学を出ていたほうが給与は高く、昇進スピードも早くなります。

消防士を目指す人におすすめの大学には、国士舘大学(スポーツ医科学科)・杏林大学(救急救命学科)・明治国際医療大学(救急救命学科)・帝京平成大学(救急救命士コース)・京都橘大学(救急救命学科)・上武大学(救急救命士コース)・日本体育大学(救急医療学科)などがあげられます。

公務員試験対策が充実しているところのほうが、採用試験に合格できる確率は高まるでしょう。

また急病人に対し救急車のなかで応急処置をおこなう救急救命士は、実は消防士。消防士免許にプラスで救急救命士の資格を保持していると、救命救急士として働くことができます。

これは国家資格になるため、救命救急士の資格を保持している人間のほうが、消防士採用試験に合格できる確率が高まるでしょう。救命救急士の育成コースがある大学に進学するのも1つの方法といえます。

消防士採用試験の内容とは?

消防士採用試験は、筆記試験と体力検査があります。筆記試験は、公務員試験とほぼ同じで、英語や文章読解等が中心になっています。

体力テストでは、一般的には、上体起こし(腹筋)・握力・腕立て伏せ・長座体前屈・立ち幅跳び・反復横跳び・持久走といった種目で試験がおこなわれます。

また女性でも、消防士を目指すのは不可能ではありません。採用枠は少ないですが、女性の消防士を採用する自治体もあります。

試験等は男性と変わりませんが身体的条件として、身長はおおむね155センチ以上、体重はおおむね45キロ以上、肺活量は2,500cc以上となっています。

消防官採用試験の難易度

消防士は公務員であるため、一気に増員することはほとんどありません。そのため欠員人数のみ採用することがほとんど。結果、採用枠が限られどの自治体も倍率が高くなることが多いです。

たとえば東京消防庁では例年、1類(大卒程度)は約6~10倍、2類は約11倍、3類は約13倍の倍率となっています。

もしどうしても消防士になりたいのであれば、国士舘大学・帝京大学・帝京平成大学などの私立校を目指すのがいいでしょう。

これらの大学では、医療行為を用いた救急救命士についての勉強ができると同時に、公務員試験の対策もしっかりおこなってくれます。実際にこの3大学からの合格者は、多くなっています。

また大学卒のほうが消防士になったあとの給与が高いことも、大学に通うメリットの1つでしょう。

消防官採用試験に合格したあと

消防士に採用されると、初めの6ヶ月間は全員全寮制の消防学校に入って、消防士に必要な基礎知識や消防活動に関することなど実践的な内容を学びます。厳しい体力トレーニングもおこなわれます。

ちなみに、初任教育期間中でも地方公務員として採用されているので給料がもらえます。

消防士になるために必要な資格とは?

消防士になるには、各自治体の消防本部が個別におこなう採用試験に合格するのが必須です。

採用試験に合格して、消防学校で研修が終了すると、消防士として任務に着くことができます。

また消防士には、救命活動の仕事もあります。上記で紹介したように救急救命士の資格を取得していると、救命活動をおこなうのに有利です。

消防士の主な仕事

消防士は、各地方自治体に設置された消防本部や消防署に所属しています。消防士は、火災や事故などから消化や救助により尊い人命を守る、私たちの社会においてはなくてはならない仕事です。

消防士の主な任務は、消火・救助・救急・予防・事務作業に分けられます。

消火

消防士について、私たちが最もイメージするのがこの消火活動です。消防士は現場からの通報により、いち早く現場に駆けつけて消火活動に当たります。

火災現場も住宅地や高層ビル、工場や繁華街と様々で、その場に対応した消火活動により、周りへの延焼を防ぎながら速やかな消火活動が行われます。

時には燃えている建物の中へと危険を顧みず突入したり、燃え盛る火の至近距離からの消火活動は、危険を伴うとても過酷なものです。

しかし災害の起こらない日にも、日頃からきびしい訓練を重ねることで、滞りなく現場に駆けつけられるよう、24時間体制で私たちの安全を見守っています。

救助

火災現場においては、消火活動のみならず火災現場に取り残された人たちの救助に当たります。また交通事故や、交通事故以外の一般事故現場ではけが人や急病人の救助活動を行います。

さらに、山の崩落や河川の氾濫により、現場に生き埋めになったり、身動きができない人を助け出すことも主な仕事です。

救急

通報により現場に駆けつけ、けが人や急病人の応急処置を行い、各医療機関へと搬送するのが救急活動です。現場へは3人が救急車で向かい、そのうち最低1人は救急救命士の資格を取得しています。

一刻を争う現場での処置は適切かつ迅速さが求められるので、資格を持つ救急救命士の存在が不可欠です。

予防

あらかじめ火災が発生しないよう、建物の安全チェックや消火設備の検査や正しい使い方の指導などを行います。また学校や企業、地域などに出向いての消防訓練や消火器の使い方などを指導します。

事務作業

書類の作成、経理といった私たちが表立って目にすることのないことも消防士の仕事です。

消防士として活躍するために、必要な能力

火事や災害など消防士の現場はどれも苛酷です。苛酷な現場でも、消防士は常に冷静な状態判断をしなければなりません。

また消防士の仕事は自分1人でするものではなく、チームプレーでおこなうもの。常に仲間と連携しながら情報交換をおこない活動しています。

1人でも多くの命を助けるために、消防士には、正確な判断力や素早い決断力や協調性が求められます。またどんな災害現場であっても、即対応しなければなりません。常に向上心を持って任務に取り組む姿勢が大切です。

「人を助けたい、守りたい」という強い気持ちが消防士にとって、1番大事な気持ちといえるでしょう。

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