ビジネスの場における「となります」の言葉の意味・使い方・注意点

JobStep編集部
公開, 更新 , ビジネス用語

「となります」はビジネスの場においてもよく使われる言葉です。しかし、その使い方についてじっくりと考えたことはなかなかありません。

例えば、「となります」は敬語表現として正しいのか、また「になります」とはどのような違いがあるのか。これらをきちんと説明できる人は少ないでしょう。

今回は「となります」の意味や使い方について紹介していきます。よく使う言葉だからこそ、曖昧なままにしておかずにきちんと理解しておきましょう。

「となります」の意味

「となります」は「となる」の敬語表現です。そのため、目上の人に使っても問題ありません。「となります」の意味は主に2つあります。

変化した・変更した後の結果

「となります」の1つ目の意味は、現状の状態が変化した後の結果を表すことです。例えば、「係長である私が、次の人事異動で昇進して課長となります」とすれば、課長への昇進という変化を表していることになります。

また、「本日予定されていた試合は雨のため明日に延期となります」というように、何かを変更した結果を表す意味でも「となります」は使用します。

結果としてある役割を果たすこと

「となります」のもう1つの大きな意味としては、「彼の献身的な仕事ぶりは周りの良い見本となります」といったように、結果としてある役割を果たすことを表現する際も使う場合があります。

よく耳にするような「励みとなります」や「喜びとなります」なども、この意味で使用されているといっていいでしょう。

「となります」の類語

「となります」の類語には「達する・至る」などがあります。これらは結果としてある役割を果たすという意味で「となります」の類語といえます。

また、現状の状態が変化した後の結果を表す意味がある「転ずる」も「となります」の類語といえるでしょう。

「となります」と「になります」の違い

この2つの言葉は同じ意味を持ちますが、使われるシーンが異なってきます。「となります」がフォーマルな場やメール・文書などで使われるのに対し、「になります」はカジュアルな場や会話の際に使われるのが一般的です。

同じ意味といっても、言い換えができないこともあります。例えば、「あの人が異動してきて華やかになりました」という表現を「華やかとなりました」とは言い換えできません。

ほんの一文字だけの違いですが、全ての「となります」が「になります」に単純に言い換えできるわけではないことは頭に入れておきましょう。

「となります」の誤った使い方

「となります」は変化や変更を表す際、結果として果たしている役割を表す際に使用されます。そのため、そうした意味を持たない「となります」や「になります」の使用は誤りであることが多くあります。

例えば、仕事上で上司や先輩に資料を渡すとき、「こちらが会議の資料となります」と言って渡すのは誤用。「こちらが会議の資料です」と伝えるのが正しい表現です。

また、「この建物は禁煙となります」や「本日お泊まりいただくお部屋はこちらになります」なども誤りです。正しくは「この建物は禁煙です」、「お部屋はこちらでございます」となります。

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