ビジネスの場における「ご愁傷様」の言葉の意味・使い方・注意点など

JobStep編集部
公開, 更新 , ビジネス用語

相手に何か不幸があった際、相手を思いやるために使われる「ご愁傷様」という言葉。ビジネスの場でも使われることはそう多くはありませんが、社会人として知っておくべき言葉です。

また、ネガティブなシーンで使われる言葉であるため、使い方には十分注意しなくてはなりません。

以下では「ご愁傷様」の言葉の意味や使い方、注意点などについて紹介していきます。誤った使い方で相手を傷つけることがないよう、正しい使い方をきちんと確認しておきましょう。

「ご愁傷様」の意味

「ご愁傷様」という言葉の意味は、「(相手の事を)大変気の毒に思う」です。お葬式に参列するとき、遺族の方にかける言葉としてよく使われます。

「ご愁傷様」の語源

「ご愁傷様」という言葉の中で一番馴染みが薄いのは「愁」という漢字。秋に心と書くこの漢字ですが、夏が去りもうすぐ寒い冬がやってくるという狭間の時期の憂鬱な思いをあらわしています。

また、「愁(うれ)えう」とも読み、「憂い・もの悲しく思う」という意味があります。「愁傷」はつまり「傷を愁えう」ということです。

さらに、「御(ご)~様」というのは、御馳走様、御姫様と考え方は一緒です。最上の敬意を表します。

「ご愁傷様」の使い方

ビジネスシーンで使うには

同僚か後輩にはあまり使わないでしょうが、上司や取引先には使う機会があるかもしれません。

近い間柄の人には直接や電話などで「ご愁傷様です」ときちんと伝えるのが通常ですが、どうしてもメールなど文体で伝える際には「お悔み申し上げます」を使うのが適切です。

「ご愁傷様です」に対する返事の仕方

自分が「ご愁傷様です」と言われる側になることもあるかもしれません。そういった際には、「恐れ入ります」か「痛み入ります」、さらには「ありがとうございます」と返すのがよいでしょう。

全てこちらを思いやってくれていることへの感謝をあらわす表現です。「痛み入ります」は他のと比べると少しかしこまって聞こえます。言い慣れていないと出てこない返しなので、覚えておいて損はありません。

皮肉の意味で使われることも

「ご愁傷様です」は、ビジネスの場や日常の場において皮肉の意味で使われることも多々あります。

例えば、誰もやりたくない難解な案件を任されて「ご愁傷様」や休日出勤をすることになって「ご愁傷様」など、からかったり皮肉の意味で使われます。

しかしこのような使い方は親しい間柄でのみおこなわれることなので、上司相手やフォーマルな場では使われることはありません。

「ご愁傷様」と似ている表現

ご愁傷様と似た言葉で、「お悔み申し上げます」というのがあります。「悔やむ」とは「残念に思う・悲しく思う」の意味で、これは「ご愁傷様」とほぼ同じ意味で使うことができます。

「この度はご愁傷様でした。心よりお悔み申し上げます。」など、セットで使っても問題ありません。

「お悔み申し上げます」は弔電、会話どちらでも使えますが、対して「ご愁傷様」は、会話の中でしか使えないという違いがあります。

その他のお悔みの言葉

「ご愁傷様です」や「お悔み申し上げます」以外によく聞くのが、「ご冥福をお祈りします」です。これには注意が必要です。

この言葉の意味は、故人に対し死後の世界での幸福を祈るということです。ゆえに、遺族の方に対して使ってはいけません。

芸能人の訃報があったとき、アナウンサーが「ご冥福をお祈りします」と言っているのでつい使ってしまいがちですが、遺族向けではなく故人向けの言葉です。

社会人に限らず、大人としてこうした言葉遣いは大切なので、しっかりと使い分けられるようにしましょう。

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