ビジネスの場における「プロボノ」の言葉の意味と使い方・注意点など

JobStep編集部
公開, 更新 , ビジネスマナー

ビジネスシーンで、「プロボノ」という言葉を耳にする機会が増えています。最近では、各企業においてその活動が大きな広がりを見せているようです。

初めて聞く人には「プロボノ」がどんな活動を意味するものなのか想像することは難しいでしょう。しかし、こうした聞き慣れない言葉も積極的に調べて知識を増やしていくことが社会人には大切です。

今回は「プロボノ」が何を意味する言葉なのかについてなどを紹介していきます。よく混同されがちなボランティアとの違いも説明するので、気になっている人はぜひ参考にしてください。

「プロボノ」の意味

「プロボノ」とは各分野の専門家が、自分の仕事を通じて培ったスキルや経験を活かして社会貢献するボランティア活動、もしくはそれに参加する専門家のことをさします。

語源は公共善のため

「プロボノ」はラテン語「pro bono publico」の略となり、直訳すると「公共善のために」といった意味になります。

アメリカやイギリスの弁護士などの法律家が、無償で行う公共事業や交易の法律家活動のことを意味する言葉として使ったのが始まりです。

同義語はボランティア

「プロボノ」と全く同じ意味の同義語は存在せず、「ボランティア」がもっとも近い言葉になります。

しかし、プロボノはこれまで培ってきたスキルを活かした活動であるのに対して、ボランティアは必ずしも専門的なスキルを必要としないので、混同しないように注意してください。

また、最近ではプロボノに参加する人を「プロボノワーカー」と呼んでいることも覚えておくといいでしょう。

「プロボノ」を使うときの注意点

「プロボノ」はボランティア活動全般をさす場合と、その活動に参加する専門家自身をさす場合があります。

したがって、「プロボノ」を使う場合には、どちらの意でさすのかを明確にすることが大切です。

反対に「プロボノ」という言葉を聞いたときには、前後の文脈から「活動」の意なのか「専門家」の意なのかを明確に理解する必要があります。

実際に使うときの例

プロボノ活動全般をさす場合には、「プロボノ活動に参加してくれる弁護士を募集しています。」といった表現になります。

それと比較して、プロボノ活動に参加する専門家をさす場合には、「ボランティアに参加してくれるプロボノの皆さんに感謝しましょう。」という表現です。

それぞれの表現の違いをしっかり覚えておきましょう。

プロボノの現状

海外

アメリカやイギリスでは、弁護士を中心に2000年頃から「プロボノ」が広く浸透するようになりました。

特にアメリカの弁護士業界では、年間50時間以上、プロボノ活動に参加することが推奨されています。

現在では弁護士に限らず、中小企業診断士やコンサルタント、金融、営業など、専門的なスキルや知識をもつビジネスパーソンがプロボノ活動を推奨しているのが実態です。

日本

日本においては2009年頃から「プロボノ」という言葉が使われるようになり、2010年はプロボノ元年ともいわれています。

弁護士などの士業のほか、マネジメント、デザイン、IT関連など多岐にわたる分野でプロボノに参加するワーカーが増えており、一般企業も参加しはじめています。

ビジネスの場におけるプロボノの重要性

ビジネスの場で「プロボノ」という言葉が頻繁に使われるようになった背景には、企業が積極的にプロボノに参加するようになったことがあげられます。

多くの企業では、自社の経営基盤を安定させ、そこで働く社員の生活を安定させることを目的としていますが、同時に社会貢献を掲げる企業も増えているのが実態です。

そういった観点で、「プロボノ」はとても重要な言葉であり、ビジネスマンであれば知っておきたい言葉の1つでしょう。

プロボノに参加することのメリット

社会貢献できる

プロボノに参加することで得られる最大のメリットというと、社会貢献ができるということです。これまで自分が身につけてきたスキルを、世のため人のために使うことで得られるやりがいは非常に大きいでしょう。

自分が誰かの役に立っている感覚や、自分の培ってきたものが求められている感覚は、自分の自信にも繋がります。

自分を高める

専門的なスキルを持って参加するプロボノでは、自分がその分野のプロであるという意識を持って行動します。そのため、ボランティア活動以上に責任を感じる場面も多いでしょう。

プロボノに参加することでこれまで以上に、自分にできることは何なのかを深く考えたり、自分の価値はどこにあるのか、どの程度あるのかを再認識させられ、自分のスキルをさらに伸ばしていく手助けになります。

人脈が広がる

プロボノでは自分と同じ分野の人と出会えたり、これまでに接点がなかったジャンルの人との新しい出会いもたくさんあります。

活動を通して人脈が広がっていくのが、ボランティア同様、プロボノのメリットといえるでしょう。

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