お茶の出し方とマナー。恥ずかしい思いをしないために気をつけるべきこととは?

JobStep編集部
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日本人にとって、お客様にお茶を出すのは一般的マナー。株式会社カウネットが2015年におこなったアンケートによると、職場で来客に飲み物を提供していると答えた人は86%にものぼります。

新人はお茶出しをお願いされることもあるかもしれません。先方と直接接することになるお茶くみは、失敗をすると自分だけではなく、来客担当の先輩も恥ずかしい思いをすることになります。

正しいお茶出しを覚えておき、いつでも対応できるようにしておきましょう。

お茶の入れ方

まず茶碗にお湯をいれ、温めておきます。急須にはお茶の葉とお湯を入れ、1分ほど蒸らしましょう。

蒸し終わったら、お茶の濃さが均等になるように茶碗に順番に少しづつ注いでいきます。お茶が入れ終わったら、茶碗と茶托は別々にしてお盆に乗せて、お客様のところへ持っていきましょう。

お茶の温度は?

番茶を使用する場合は熱湯でもOKなのですが、一般的に使われる煎茶の場合には、70~90℃が理想な温度だと言われています。温度が記載されているポットも多いと思いますから、ぜひチェックしておきましょう。

お茶をいれる量は?

お茶を入れる量は、7~8分目が理想的です。あまりにもなみなみに入れてしまうと、運ぶ時にこぼしてしまったり、見た目も悪くなってしまうのでNGです。

お茶をいれるときの注意点

茶托にお茶を乗せながら注いでしまうと、熱で湯呑みから水滴が出てきてしまい、茶托につく恐れがあります。湯呑みにお茶を入れ、1度布巾で底を拭き取った後に茶托に乗せましょう。

お茶の出し方

入室

部屋に入る前に、中の人にも聞こえるようにノックをします。

その際、湯呑みが1~3名分の場合は片手でお盆の縁を持って支えることができますが、4名以上の場合バランスが取りにくくなりますので、そのときは手の平をお盆の下の中央に持っていってお盆を支えましょう。

入室したら両手でお盆を持ち、お茶をこぼさないように「失礼します」と言って一礼し、ドアを閉めます。

お茶の置き方

お盆をサイドテーブルに置き、湯呑みの底を布巾で軽く拭いてから茶托に乗せてお出しします。もしサイドテーブルが無い場合は、下座(入口に一番近い場所)のテーブルの端に置きます。

お茶は、相手の右後方に行って右側から両手で茶托を持ってお出ししましょう。その際「失礼します」と一言かけても良いですが、お話中だった場合は目礼だけでOKです。

退室方法

お茶出しを終えたらお盆を左脇に抱えてドアまで行き、お客様の方に会釈をしてドアを開けます。そして「失礼します」と言って、再び会釈をしてからドアを閉めましょう。

お茶を出す順番・向き

気をつけなくてはならないのが、お茶出しをする順番と湯呑みの向きです。基本的にお客様、次に自分の会社の人という順番でお出しします。

お客様の中では上座(入口に1番遠い所)からお茶出しをするのがマナー。お客様のお茶を出し終えてから、自社の役職の高い人から順番にお出ししましょう。

そして次に気をつけるのが、湯のみの向きです。

湯呑みの模様がない・全体にあるタイプのものなら、向きは特に気にしなくても問題ありません。

ただし湯呑みの模様が1箇所しかないタイプのものは、模様がお客様側に来るように置きましょう。また湯のみの内側に模様がある場合も、その模様がお客様側に来るように置きます。

茶托にお茶を乗せる際に向きを確認しておけば、落ち着いてお出しできるかもしれませんね。

お茶菓子を出す場合はどうすればいい?

お茶と一緒にお茶菓子を出すこともあります。そのときにも順番があります。

お茶菓子を出す場合は、先にお茶菓子を出してからお茶をお出しするのがマナー。お茶菓子はお客様から見て左側に、お茶はお客様から見て右側に置くようにしましょう。

お客様がお土産としてお菓子を買ってきてくださることもありますが、基本的にお土産でいただいたものをお茶菓子として出すのはマナー違反です。ただし、お土産が熱いものであったり、冷たいまま食べた方が美味しいものだったり、生菓子だった場合は例外となります。

その場合はお客様に「お持たせのものではございますが、早速いただいてもよろしいでしょうか」と一言声をかけて確認しましょう。そうすればお茶菓子としてお出しして問題ありません。

会議が長時間になる場合は、2杯目の準備を

さて、いままでは基本的なお茶出しの流れの説明でしたが、それ以外にもお茶出しのマナーが問われる部分もあります。

たとえば、もしお茶出しをしてからかなり時間が経っていたとしたらどうすれば良いのでしょうか?

大切なお客様の場合には、2杯目の準備に取りかかりましょう。その際、お茶ではなくコーヒーや紅茶などの、1杯目と違う飲み物を出すのがマナーです。

基本的に、2杯目をお出しする時間は、最初にお茶出しをしてから1~2時間後が理想です。しかし、上司からあらかじめ「○時間後に2杯目をお出しするように」と指示があった場合には、それに従ってください。

ここでポイントですが、何度も入室するのを避けるために、2杯目をお出ししたら1杯目に出した湯呑みは下げましょう。テーブルも片付きますし、片付けるために再度入室する手間も省けますよ。

2杯目をお出しする際も、お茶と同様に、サイドテーブルの上でソーサーにカップを乗せてからお客様にお出しするようにしてくださいね。

和室でお茶出しをする場合

お茶出しをする場所が、和室の場合、また出し方も異なってきます。

会社の場合は基本的に洋室が多いのですが、仕事柄や会社内の葬儀等の際には和室で打ち合わせをすることもあります。

和室の場合、まず基本的にテーブルが無い場合は畳の上にお茶をお出ししてOKです。茶托は絶対に必要なので、忘れずに用意しましょう。お茶菓子を出す場合は、洋室と同様に相手から見て左側にお茶菓子を、右側にお茶を置きます。

応接室でお客様をお待せしているときには?

お客様が早くいらっしゃって応接室でお待たせしている場合には、先にお茶をお出しすることもあります。

お茶と一緒に雑誌や新聞を出すこともありますが、その際は上司に確認を取り、指示に従うようにしましょう。

また、お待たせしている場合はお茶出しの際に一言添えるとなお良いです。「本日はお暑い中/お寒い中お越しいただきありがとうございます」など労いの言葉をかけましょう。

さらに雨や雪でお客様が濡れてしまっている場合には、綺麗なタオルを渡すとより丁寧な対応となります。

お待たせしている時には、お茶以外にも十分に注意して、お客様に配慮した対応ができるようにしておきましょう。

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