割に合わない仕事・職業10選。労働時間や責任の重さと、収入が割りに合わない仕事は多い

JobStep編集部
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2018年に発表された労働安全衛生調査によると、仕事をしているなかで、強いストレスを感じることがある労働者の割合は58.3%。主なストレスの内容としては、「仕事の質・量」が62.6%と最も多く、「仕事の失敗、責任の発生等」が34.8%、「対人関係(セクハラ・パワハラを含む)」が30.6%となっています。

この調査結果のように、仕事においてストレスを感じている人は約半数にも及ぶことがわかっています。

働いているなかで、労働時間や責任の重さと、収入が割りに合わないと感じている人も多いでしょう。頑張って成果を出しているにも関わらず、給与が上がらないのでは、何のために働いているのかわからなくなってしまうこともあるはずです。

そのような仕事は就業時にできるだけ避けたいもの。そこで、この記事では割に合わないといわれやすい仕事を10選紹介します。

1.タクシー運転手

タクシー運転手は、お客さんをタクシーで目的地まで運ぶことが仕事です。

気難しい客もいれば、泥酔した客もいます。ラッシュアワーの渋滞だって毎度のこと。それでも、1日中ハンドルを握り続けるのは、相当なストレスです。

また最近では、日本人以外の乗客も増えています。タクシー会社によっては、最新の通訳機能を駆使したITを搭載したり、タクシー運転手を英語会話教室に通わせたりしていますが、現状では、まだまだ対策が追い付いていません。

言葉が通じない客とのやり取りは、運転手にとって大きなストレスとなります。

また大手タクシー会社では、精度の高いナビゲーションシステムを導入することで、運転手経験のない女性の採用を増やしています。タクシー運転手には、タクシー会社に所属する運転手と、個人で営業許可を取得した個人タクシーの運転手がいます。

個人タクシーの営業許可を取得するには、タクシー運転手としての職務経験が必要になりますので、いきなり個人で独立するのは厳しいでしょう。最近では運転手不足からハードな勤務を求められることが多く、歩合制の職業のため、無理して働き続ける運転手も多いようです。

2.新聞記者

新聞記者といえば、かつては高給取りで社会的な責任も大きい魅力的な職業でしたが、広告収入の減少や網羅性・速報性に勝るネット上のニュースソースの出現で、業績は右肩下がりになっており、だいぶ色あせた職業になってきています。

業界が斜陽になっているのにもかかわらず、仕事内容はハードなままです。新聞記者の仕事は、毎日時間との戦いといえるでしょう。事件や事故が起これば、真夜中でも呼び出しがかかり、現場に直行しなければなりません。また夜討ち朝駆けといって、早朝や深夜に当事者の自宅前で待機して突撃取材をすることもあります。

さらにスクープ狙いの競争も激しく、〆切の厳しさ、気を使うインタビュー、危険な現場への取材でストレスも相当なもの。なかなかスクープを手にできず、新聞記者でいることが苦しいと感じてしまう人も少なくありません。

記者の平均月収は、30~35万円くらい。年収にすると600万円程度です。日本人の平均年収と比べると高いものの、激務な仕事と考えると割り合わないと感じる人もいるでしょう。また、業界の未来にも不安があるため、将来的な昇給や安定した雇用も必ずしも保障されていません。

3.企業の管理職

多くの人が目指す管理職ですが、その責任の重さは半端ではありません。自分の決断が会社の命運を左右することもありますし、管理職同士の競争もし烈です。

管理職になっても給与は1割ほどしか上がらないが、責任は5倍になるといった話も多く見受けられます。さらに労働時間が長くなる割に残業代は支給されなくなるので、短期的には明らかに割に合わない状況に陥るでしょう。

さらに出世していくとその状況も改善されますが、その間には管理職の地位を奪おうとする人が後を絶たずに現れます。コンプライアンスの過度な厳格化が進んでいる企業では、セクハラやパワハラと受け取られかねないような言動を必要以上に避けなければならなくなりますし、過去の発言を文脈を切り取ったかたちで取り上げられてあらぬ批判を受けることもあるかもしれません。

管理職の地位を維持している限り、それなりの給与は得られますが、ストレスの大きさは並大抵ではないです。

4.広報担当

広報担当者は、商品発表会やプレスリリースの配信など、華やかな仕事に見えますが、クレーム対応や不機嫌な顧客、そして内部事情を知ろうとするマスコミにいたるまで、あらゆる層の人々に対応しなければなりません。

しかも勤務時間は長く、移動も多く、人前でのスピーチも頻繁にあります。平均年収は370万円~485万円と、平均よりはやや高いですが、ストレスフルな仕事内容と比較すると適切な金額と言えるかは議論が分かれるところです。

5.イベント・コーディネーター

イベント・コーディネーターとは、企業の販売促進キャンペーンなど、さまざまなイベントを企画し、当日の準備・進行役もつとめるのが仕事。

結婚式はもちろんのこと、会議や展示会を企画・実行するには、無数の準備と社交術を必要とします。移動も多く、細かいところまで神経を使う必要があります。

限られた予算の中で、どこまでクライアントの要望を聞き入れ満足させることができるのか、それによって次の仕事に繋がるかどうかがかかっていますから、ひとつひとつの仕事に手が抜けません。

また少しでもミスがあった場合、企業からの賠償問題に発展しまうこともあり、ストレスを感じやすい仕事といえるでしょう。

6.警察官

治安に関わる仕事のなかでも、警察官はもっともストレスフルです。粗暴な人物や凶悪事件と向き合う必要があり、精神的ショックを受けて疲弊感を感じる人はとても多いです。ときには残虐な殺人現場を見てしまうこともあるかもしれません。

緊急時や必要時は非番である日も招集をかけられることが多く、休日返上を強いられた経験がある警察官は少なくないです。少なくとも、緊急の招集に備えるために、非番の日であっても管轄を離れて遠出をすることはできません。

さらに、職場は上下関係の縛りが強い体育会系の雰囲気があり、上司からの理不尽な指示や叱責にも耐えなければならないでしょう。

総務省による地方公務員給与実態調査によると、警察官の平均月収は45万9603円。給与は決して低くはありませんが、常にストレスに晒され、命の危険もある仕事と考えると、割に合わないのかもしれません。

7.パイロット

パイロットは憧れの職業であると同時に、非常にストレスのある仕事です。天候による遅延もあれば、不機嫌な乗客、手に負えない乗客もいますし、テロ行為の危険にだってさらされます。

また大手航空会社のパイロットになるには、熾烈な競争をくぐり抜けなければなりません。最近ではパイロットの老齢化も進み、若いパイロットが活躍しにくくなっているのも現状です。

さらに機種の入れ替えも実は多く、免許を取り直さないと運転できなくなってしまうようなことも珍しくはありません。パイロットとして働き続けるのは、難しいことでもあるのです。それに見合った収入はありますが、何十年と続けるのは厳しい仕事でしょう。

8.消防士

警察官同様、常に命の危険にさらされる職業です。ときには命を落とすこともあります。公務により負傷する可能性も1.5%程度と低くはありません。

また消防官は、いつ何があっても対応できるように消防署の周囲を走ったり、壁をよじ登ったり、常に訓練を怠りません。この訓練がとくにきびしく、挫折して消防士をやめてしまう人も少なくないのです。

身体を動かすことが好きで、人の命を守りたいと、心に決めている人にはおすすめの仕事といえるでしょう。

火災で助けた人から「ありがとう」「あなたのおかげで助かりました」と言われると、消防士の仕事をやっていて本当に良かったと実感できるでしょう。もっと上の階級である「レスキュー隊」を目指すことで、給与アップ・キャリアアップしていくこともできます。

9.公立中学校の教師

小学校、中学校、高校と公立学校の教員は、どの仕事でも大変だと思いますが、とくに中学校の教員は、教科指導以外に部活動指導もあり多忙です。

部活の朝練に合わせて早くから出勤し、遅くに帰宅。民間企業と違い、時間での残業手当は付きません。

そして多くの公立学校では、夏の暑い日でもエアコンのない教室で授業をしなくてはいけません。思春期真っ只中の子供たちを相手に、体力的にも精神的にもきつい仕事だと言えます。

最近ではモンスター化する保護者の対応にも追われ、子供が好きでないと勤まらない仕事と言えるでしょう。

10. データ入力

「自宅で簡単にできるから」という理由で、在宅ワークとして人気のデータ入力ですが、割りは決してよくはありません。

基本的にデータ入力作業の金額は1,000円程度ですが、1時間でタスクが完了しないことも多く、時給計算をすると500円程度になってしまうこともあります。

空いた時間を使えるという点では魅力的ですが、かなりのスピードで多くの仕事をこなさなければ、コンビニでアルバイトしたほうが金銭的には得です。

あまりにも職場環境が悪いようであれば、転職の検討を

以上のような職業が割に合わないと感じる人が多いようです。

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