企業で女性が管理職として働くことは珍しいことではなくなってきました。しかし、女性というだけで管理職につくことに人一倍努力が必要な場合もまだ見受けられます。
部下を持ってから悩みを抱えている方や、今後管理職としてキャリアを築いていきたいと考えている方は、どのようなことに気をつければいいのでしょうか?
管理職につくことができたときに身に付けておきたい5つのことをまとめました。また部下を叱るときのポイントもご紹介していくので、女性管理職の方や管理職を目指している方はぜひチェックしてみてください。
管理職になったらまず、経営者の考えを理解し伝え、皆が同じ方向を目指せる状態にすることが最優先になります。
経営者視点にたつということは、経営者と実際に話せる場を大事にしたり、社内報などをよく読み考えの背景にあることなどを理解し、なにを部下に伝えればいいのか?をよく勉強する必要があります。
上司や部下の上手な連結役になれるようコミュニケーション力を高めましょう。
自分の部下が仕事以外で何を抱えているかを理解することも大事です。
子育てや介護との両立で働いている人、持病を抱えている人など様々な人がいる社会ですので、普段のコミュニケーションの中からどのような人なのかを見極めるようにしましょう。
管理職についてからの新しい現場などでは、部下と面談をするなどして、お互いの理解を深めることが重要になります。
管理職になるまでたくさんの努力をして来たわけですから、当然プライドはあるでしょう。
だからといって人の意見を素直に聞けないと、これ以上の発展は見込めません。
上司はもちろん、部下からの意見も素直に聞き入れ、自分管理職としての意見をのべるとわだかまりなく話し合いができます。
また、言うべきところは毅然とした態度で伝えるようにすることも忘れてはいけません。
なにかひとつでも自分の武器になるような専門性を身に付けることが大事です。
また、関わる仕事についての法知識を深め、新しく仕事を始める前にコンプライアンス上大丈夫なのかということも自分で判断できるようにしておくこともとても重要です。
法律関係のことを相談できる人を見つけるのもいいですね。
経営者の考えが変わると今までしてきたことを全部ひっくり返して、真逆のことを部下に伝えないといけないこともあると思います。
その時に部下から強い反発を受けることもあるでしょう。しかし「嫌われる勇気」「悪者になる勇気」を持ち、毅然とした態度でチームをまとめる力も必要になります。
嫌われる勇気を持つ、といってもなるべく嫌われずスムーズに気持ちよく仕事はしたいもの。
しかし、みんなの上に立ち、まとめ役の仕事をするとどうしても部下に言いにくいところを指摘しなければならない時があります。
その際、どうしても能力面で足りない部分を指摘したり、ミスに対して注意したりすることも発生します。
そんな部下を叱ったり注意すべき時のポイントは2つ。
感情的になれば、どんな問題でもこじれやすくなります。さらにヒートアップして部下の人格的なことにまで指摘がおよぶと、それはもう人間関係の修復が難しくなります。
感情的に「さっさと提出して!」とこちら側の締め切りを一方的に押し付たり、「あなたはいつも遅くて迷惑かけている自覚はないの?」と相手の人間性を否定するような指摘をしたり、責めたりする発言もNGです。
人間性にかかわる否定をすると、どんな相手でも気分を害しますし、こちらの注意や要望は聞いてくれなくなってしまいます。
いま起こっている事実と、こちらが求めている姿を伝え、そのギャップの改善を求めるという話し方を心がけましょう。
例えば、いつも締切ぎりぎりまで仕事を提出しない部下がいて、注意しなければならないとします。
「締め切りまでにこの業務を提出してくれないと、後工程の担当者に迷惑がかかってしまうから、期限は守ってね」などあくまで冷静に、ルールを守ってほしい客観的な理由を述べるのがベストです。
これこれこういう不都合な事実が生じてしまうため、ルールを守ってほしいと事実に基づいて伝えることで、感情的な摩擦を防げますし、部下自身も自分の仕事だけでなく、全体を見て業務を考えることができます。
あくまで相手の人間性ではなく、行動や考え方に視点を置いて、注意することがポイントです。
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