専業主夫のメリット・デメリット。子育てはできるが、世間体が悪い!?

JobStep編集部
公開, 更新 , 仕事と家事・育児

国勢調査によると、2010年には専業主夫の人数が約6万人となっています。10年前の2000年には、専業主夫は約1万6千人もいたにも関わらず、近年激減していることがわかります。

一方で、2018年に株式会社オーネットが実施したデータ結果によると、成人式を迎えた男性300人に「専業主夫になりたいですか?」という質問をおこなったところ、15.7%がYESと回答しています。

この数字は前年よりも5.4%アップしている数字になります。仕事をせず、家の仕事をこなす専業主夫に憧れている男性は増えているようです。

しかし専業主婦ですら数が減っているいま、専業主夫になると肩身が狭い思いをしなくてはいけないことが増えてしまうかも。専業主夫にはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?

専業主夫になるメリット

働かずに家事をして暮らせる

男性でも働きたくない、という人は存在します。男は働いて出世してこそ一人前というイメージがありますが、草食化が進んでいると言われる現代において、出世・承認を求めずのんびりしていたい、と意欲を持たない男性も増えてきているのです。

また働きたくないという理由だけでなく、身体的な病気で働き辛い男性もいるでしょう。

社会人は通勤時間も含めると1日の約半分以上の時間を仕事に費やしています。仕事にやりがいが見出だせず、仕事を嫌う男性にとって、専業主夫ほど恵まれた環境はありません。

ただし料理・掃除・洗濯・買い出し・子育てなどの家事ができることが条件であり、場合によっては自分の両親や義両親の介護をしなければならない事もあります。

他人の世話が苦にならない、家にこもっているのが好き、という人ならば、最高の就職先といえるでしょう。

子供のそばにいられる

結婚をしても仕事は辞めたくないと仕事に生きる女性にとって、家事をしてくれたり、子どもの面倒をみてくれる専業主夫はとても有り難い存在です。

たくさん稼げる女性であれば、家の仕事をこなしてくれる男性を養うことが、負担にはならない人もいるでしょう。

子どもが好きな男性ならば、専業主夫としてたくさん子どもの側に居られるため、多くの思い出が作れます。これは働いている男性にはなかなか得られない、貴重な時間でしょう。

?家計管理は男性のほうが得意

家計管理は、男性のほうが得意であることが多いです。

一昔前に主流だった専業主婦家庭の流れもあり、現代でもまだまだ「家計管理は嫁の務め」という風潮が残っています。場合によっては、共働きでも奥さんが管理していることが多いでしょう。

ところが、基本的に男性は理論的、女性は感情的な生き物であり、家計管理のような数字を使う作業は、男性が得意なことが多いのです。

家計管理で大事なのは、毎月がどうこう以上に将来的な「学費」や「老後資金」が大丈夫かどうかですが、先々を考えることは女性のほうが得意です。

現実問題として、その数字をしっかり考えられる女性は極めて少なく、そのほとんどは「将来的に沢山お金が要るだろうから、とにかく日々は節約」と考えているだけになります。

そういう意味でも、家計管理を男性が行うことは、むしろ理にかなっているかもしれません。

専業主夫になるデメリット

世間体が悪い

男性は働いて当然という風潮があります。働いていない男性は、人として劣っている、と社会はみなすかもしれません。

専業主夫になれば、結婚した女性に食べさせてもらうことになるので、やはり多少の差はあれ情けありません。

自分の親や、相手の親からは一人前の男性としてみなされないかもしれません。普通の感覚を持っている親ならば、「結婚をしているのだからお前も働け」ととやかく言うはずです。

元同級生、友人、近所の人、子供の友達、その親御さんからも、働いていない男性というだけで好奇の目で見られたり、時には蔑視されてしまうこともあるでしょう。

男性としてのプライドが折れる

専業主夫となるならば、男性らしい自分を諦めなければなりません。他人からの尊敬、自尊心は捨て、養ってもらう格下の身分に徹します。妻からも、立派な男性としては見られません。

妻が稼いでいるのですから、専業主夫は妻の言いなり、といったことから専業主夫であることがコンプレックスにもなりがちです。一度仕事を辞めて専業主夫になると、再就職は困難であり、もしも妻に捨てられたり、妻が働けなくなるとお金に困ります。

女性ならば、母子家庭手当てが出やすかったり、他の男性と再婚できやすいのですが、男性、というだけで世間は冷たく、職歴の無い男性の再婚は非常に困難となります。

捨てられる心配がなかった場合でも、自分が働いておらず、家でのんびりと過ごしている事に罪悪感を感じ、将来への不安が募る人も多いでしょう。

友人ができにくい

専業主夫は少なく同じ立場の友人が得難いため、悩みを共有できずに、ストレスを貯めてしまうこともあるようです。行動範囲が限られるため、自分から交友範囲を広げる努力をしなければいけません。

最近では自宅にいながらでも、インターネットを利用し同じ境遇の仲間を見つけることもできます。またSNSやブログを利用し自分から発信することもストレス緩和に繋がります。

将来への不安

子育てがひと段落した後など、社会復帰を目指す方もいらっしゃるでしょう。その際、職歴の空白期間が再就職に不利になることも。学歴・以前までの職歴・持っている資格などでも変わってきますが、デメリットととして捉える会社が多いのは事実。

また遺族厚生年金は、妻と扱いが異なるケースがあります。厚生年金に加入中の妻が死亡した場合、妻の死亡時に夫が55歳以上でなければ受給できないのに対し、妻は年齢による受給制限がありません。

近所付き合いは男性の方が苦手

これはある程度の個人差がありますが、一般的かつ本能的に、男性は縦の繋がりを、女性は横の繋がりを重視するものです。

この結果、専業主夫になればご近所付き合いは主夫の役目になる訳ですが、周囲は基本的に女性のため、相当うまく近所付き合いをしなければ、孤立してしまう可能性が高いです。

さらに先ほどの理屈も重なり、周囲は周囲で主夫をヒモ男として見なすことが多いため、嫌われる危険性も十分。ただでさえ、女性は主婦同士のご近所ネットワークを作りがちですから、あなたは目立つ存在になるため、余計にです。

ご近所付き合いを失敗すると、様々な不利益を被りやすくなりますので、事前に適度な社交性は備えておくようにしましょう。

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