物流に関わる5つの仕事。需要が急上昇している業界

JobStep編集部
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国土交通省が2018年におこなった調査によると、物流業界の市場規模は約25兆円にのぼるとされています。ネット通販が普及している現在、物流に関わる仕事の需要は増していく一方です。しかし約6割の物流企業が人手不足の問題を抱えています。そんな売り手市場の物流業界には、どのような仕事があるのでしょうか。今回は、人々の生活に欠かせない物流の仕事を5つ紹介します。

トラックドライバー

トラックドライバーとは、依頼主から要請を受けて指定の荷物を配送することが仕事です。多くの求人が学歴不問で、普通自動車運転免許を取得していればトラックドライバーとして働くことができます。

運送業者にドライバーとして就職した場合、未経験であれば最初は小型トラックや中型トラックで経験を積み、その後に大型トラックの運転を任されるのが一般的です。中型自動車運転免許や大型自動車運転免許の他にも、危険物取扱者資格を取得しておくことで任される仕事の幅を広げることができます。

小型トラックドライバーの平均月収は18万~22万円程度です。小型トラックは運ぶ荷物が少ないため、女性ドライバーも活躍しています。中型トラックドライバーになると、平均月収は20万~30万円、長距離輸送の多い大型トラックドライバーになると月収50万円も可能になります。

時間やルールを守れることはもちろん、輸送中の車内で多くの時間を過ごしても自分で健康管理ができることが大事です。また荷揚げや荷降ろしは力仕事なので、体力も必要になります。

パイロット

パイロットとは、航空機を操縦して旅客や貨物を目的地まで運ぶことが仕事です。出発前に搭乗メンバーでミーティングをしたあと、燃料残量のチェックなどの事前準備をおこない、空港にある管制塔の指示に従って飛行機を操縦します。

パイロットになるには2つの方法があります。1つ目は大学を卒業したあと新卒として航空会社に入社し、その会社でパイロット養成訓練を受けて資格取得を目指す方法です。2つ目は航空大学校で資格を取得し、卒業後に航空会社に入社する方法になります。いずれの場合にも、定期運送用操縦士・事業用操縦士・自家用操縦士という国土交通省がおこなっている3つの国家試験すべてに合格しなければなりません。

JALやANAなどの大手航空会社にパイロットとして就職した場合の平均年収は2,000万円を超えるケースもあります。しかし中堅クラスの航空会社や、近年参入した新規の航空会社の場合は、平均年は収800万円ほどになっています。

近年では、深刻なパイロット不足が起きています。しかしパイロットの育成にはおよそ5年ほどかかるとされており、人手不足の解消は難しい問題です。需要が上がれば年収もあがるので、パイロットの給料は今以上に上がっていくでしょう。

運行管理者

運行管理者とは、バス・トラック・タクシーなどの営業用自動車が安全に運行できるよう管理するための仕事です。所属ドライバーのシフト作成・ドライバーの指導や監督・ドライバーの健康状態の把握などを主におこないます。

運行管理者として勤務するためには、国家資格である運行管理者の試験に合格し、運送業者やタクシー会社に就職します。もしくは運行管理を実務として5年以上経験し、その期間内で実務に関する基礎講習を5回以上受講するという方法もあります。

試験の合格率は近年20~30%台で、決して簡単な試験ではありません。平均年収は中小企業で350~400万円、大手運送業者でも500~600万円ほどとなっています。

数十人のドライバーを統括するため、周りへの気配りができる人に向いています。万が一、所属ドライバーが交通事故を起こした場合には会社の顔として対応することもあります。2016年に起きたトンネル内の多重衝突事故の際、運行管理者に逮捕状が出た事例もありました。命を管理しているという責任感が大切な仕事です。

運送法では、30名のドライバーにつき1名の運行管理者を設置することが定められています。そのため運行管理者は常に需要があり、安定した職業といえるでしょう。

海技士

海技士とは、20トン以上の大型船舶に乗り組み、船長を補佐しながら船の安全な航海を守る仕事です。

海技士には大きく分けて、航海士と機関士が存在します。大多数の海技士はいずれか一方の資格を所持し、それぞれの仕事に従事しています。

航海士の仕事は多岐にわたります。船の操船・航路の設定・荷物や乗客の積み下ろしの指示・航海日誌の記録などが主な仕事です。機関士は、船のエンジン・スクリュー・発電機など船を動かすための機器の運転や管理をおこないます。

海技士として乗船するためには、国家資格である海技士の資格を得ることが必須条件です。受験資格として一定期間以上の乗船経験が必要であるため独学での取得は難しくなっています。専門学校を卒業してから受験するのが一般的です。

海技士の平均年収は500~800万円です。国内のみの船舶よりも海外まで運行する船舶に所属するほうが、高水準の年収を狙うことができます。

海や船が好きな人はもちろん、的確な判断力や部員を率いるリーダーシップが大切です。長期の航海にもめげない体力に自信のある人にも向いています。

海上特有の危険が伴い、数か月単位で自宅に帰ることができないことがデメリットになります。しかし海技士は、定年後も同じ船で働き続けることが可能です。長く働くことができ、また幹部として役職に就くことのできる魅力的な職業です。

通関士

通関士とは、輸出入業者に代わって国際的な物流の事務手続きをおこなう仕事です。通関書類の審査および記名捺印をし、税関への申告までおこないます。デスクワークが主ですが、税関検査の立ち合いなどで外出する機会もあります。

通関士として働くには、国家資格である通関士の資格を取得しておくと有利です。取得は必須ではありませんが、企業からより高い評価を得ることができます。試験に向けた学習時間目安は350時間とされており、近年の合格率は10~20%台です。

資格取得後は運送業者・倉庫会社・船会社・航空会社などの通関業をおこなう企業に就職します。平均年収は勤める企業によって変わりますが、国内企業であれば約400~500万円、外資系企業であれば約600~800万円です。新興国への輸出入が活発になっている現在、陸運業より海運業の企業の方が年収水準は高いです。

緻密な事務作業が得意な人や、海外企業を相手にするため英語力のある人に向いている仕事です。またパソコンのスキルがある人は非常に重宝されます。2017年には在宅勤務も認められ、女性からの人気が高まっています。

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