50歳のフリーターがキャリアアップするには?正規雇用は今からでも遅くない

50歳のフリーターがキャリアアップするには?正規雇用は今からでも遅くない

JobStep編集部
公開, 更新 , 転職

近年、50代のフリーターが増えてきています。総務省統計局の発表によると、2018年の45歳~54歳のフリーターの人数は約52万人にものぼるとされています。リストラをはじめ、病気や人間関係のこじれなどさまざまな理由で会社をやめてしまった人も多いと思います。しかしもう一度、昔のようにまた働きたいと思う人もいるでしょう。

フリーターは収入が安定しません。そのため老後を控えている50代は金銭面で不安を抱えるはずです。しかし「35歳の壁」と言われるほど、ミドル層の正規雇用は難しくなっています。50代からの転職は決して簡単ではありませんが、若年層にはない50代の強みを活かしてしっかり転職活動をすれば、正規雇用も十分可能です。年齢を理由に諦めてしまわず、正規雇用を目指しましょう。

50歳の転職状況

総務省統計局の調査で、50代の転職成功率は約3.5%という結果が出ました。この数字を見れば、50代の転職はとても厳しいことがわかります。中途採用における採用年齢層も、30代が54.4%なのに比べ、50代は19.1%とかなり低い数字です。50代の転職状況は決して良いものだとは言えません。

厚生労働省の調査によると、50代の退社理由は会社からのリストラが多くを占めています。長年働いてきた会社を突然クビになり、不安でしかたなくなるでしょう。しかし転職活動の期間も30代に比べて50代の方が長く、およそ33%の転職者が半年程度かかったと答えています。50代を採用する会社は少なく採用率も低いので、若年層よりも時間がかかってしまいます。早く仕事を見つけなきゃという不安も、新しい会社に入る不安ものしかかり、精神的につらい期間かもしれません。

50歳は転職してもいいのか?転職して成功するのか?

 

マイナビ転職のアンケートによると、会社が50代を正規雇用したい理由の1位は「豊富な経験を持っているから」。これは若年層にはない50代ならではの強みです。自己分析をして自らのアピールポイントを見つければ、転職の成功率は上がります。

50代の採用割合が高い業種の1位はサービス業、続いて建設業になります。前職の専門的なスキルや知識があればそれを活かしたほうがいいですが、成功率が高いのはこの2業種です。会社の採用者の人数や年齢層の割合などを調べて、しっかりと会社を選べば成功率は上がるでしょう。

50歳が転職するメリット

50代の転職は非常に大変で、心が折れてしまうことも少なくありません。途中で転職を諦めてしまう人もいます。しかし正社員として働くことには、とても大きいメリットがあります。今後の自分の生活を大きく左右する、非常に大事な要素です。

生活が充実する

長年勤めていた会社をやめたあとフリーターとして働いていても、あまりやりがいを感じられない場合もあります。しかし正社員として転職すれば、今まで培ってきた経験を存分に活かし、楽しくやりがいを感じながら働くことができるでしょう。さらにフリーターだと、シフトが不規則で自分の時間を取れなかったり、給与が低くてほしいものが買えなかったりと不自由な生活を強いられます。50代だと、年金・保険・ローンなど出費が多くなり、2019年10月から消費税も上がります。年金受給の年齢も上がるため、老後に向けての貯金もしなければなりません。非正規雇用のままだと、金銭的にかなり厳しい生活を送ることになります。正社員になれば、給与も安定してもらえて、年収も上がります。安定してお金も時間もあれば、生活の質が向上し、より充実した生活を送ることができるでしょう。

スキルアップができる

同じ会社で働き続けていたら知ることがなかった知識やスキルを身につけることができます。同業種でも会社ごとにやり方が違ったり、よりハイレベルな仕事をしていることもあります。他業種に転職する際も、まったく経験のない仕事をすることによって新しいスキルを身につけることができます。また転職をするために事前にスキルを身につけることも大切です。どれも転職をしないと身につけられないことなので、貴重な経験になり自分の自信にも繋がります。

50歳が転職するデメリット

50代が転職をすることには、少なからずデメリットもあります。50代の転職者が少ないがゆえに起こることや、前職と比べてデメリットに感じる部分もあるでしょう。

年下が上司になる

50代で転職すると、周りが年下ばかりのなかで働かなければならない可能性があります。新卒で入った社員や中途でも若くして入った社員などは、勤続10年目でも40歳に満たないです。20代の上司を持つ場合もあります。前職で役職がついていた人やたくさんの部下を抱えていた人は、精神的につらくなるかもしれません。割り切って働くことができたら大丈夫ですが、精神的に参って退職してしまったら元も子もありません。心配な場合は、会社のホームページなどで社員の年齢層の割合を調べておきましょう。

転職活動に労力がいる

50代のフリーターを雇用する会社は少ないです。年齢不問の会社や、特筆したスキルを持ってないと雇用してくれない会社も多いです。もし見つかったとしても、自分の希望する待遇とはずれてしまうことも多いです。勤務場所・給与・福利厚生などの待遇の希望が強いと、会社探しがさらに大変になります。応募したい会社が見つかった後も履歴書や面接の準備があったり、何社も面接に行ったり、やることがたくさんあります。地道な作業をおこなうにあたって、転職したいという強い意志と根気が必要です。

50歳が転職を成功させるために重要なこと・失敗しないためのポイント

50歳の転職活動は若年層の就活とまったく違います。50代の転職は簡単ではありません。しかし絶対に不可能ということでもありません。転職をより効率よく、より短期間で成功させるために大切なポイントを押さえましょう。

プライドを捨てる

転職したら、年齢に関わらず誰でも入社1年目の新人です。前職で役職がついていたり大きな仕事を任せられたりしていた人は、転職先の待遇に不満を持つかもしれません。しかし過去の自分のプライドは捨てて、培ってきた経験を武器にしましょう。プライドと自信は別物です。自分の経験やスキルから強みを見つけ出し、また活躍しようという強い気持ちと自身を持ちましょう。

待遇の希望を下げる

50代を正規雇用している会社はそれほど多くありません。そのため自分の希望する条件がたくさんあると、応募できる会社が減ってしまいます。給与・福利厚生・勤務時間・勤務地などある程度の条件は決めておくとおいいですが、妥協できる点も決めておきましょう。しかし条件を下げすぎると、いざ働いてみたときに不満が出てきてしまいます。それを防ぐためにここだけは譲れないという条件を何点か決めておくとよいでしょう。

さまざまな業種に目を向ける

前職と似たような仕事や自分の経験を活かせる仕事のほうが転職活動はしやすいでしょう。しかし、同じような業種ばかり調べているだけでは幅が狭まってしまいます。他の業種に目を向けてみると、意外に高待遇な会社が見つかる可能性もあります。経験済みの業種にこだわらず、経験したことのない他業種も視野にいれることが大切です。

焦らない

50代の転職活動は、若年層よりも時間がかかります。応募できる会社を見つけることにも一苦労です。フリーター生活から早く脱出したい・生活費が足りない・突然リストラされて途方に暮れているというように、50代で転職する人は必ず何かしらの不安要素があります。焦るのも無理はありません。しかし、焦って準備もしないまま転職活動をしても成功率は低く、逆に長引かせてしまう可能性もあります。焦らず地道に、そして諦めずに転職活動をすることが大切です。

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